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夏休みの自由研究、牛乳パックで簡単工作!小学生が一人でできる作り方

こんにちは。ライターののりをです。

小学生の夏休みの宿題のひとつとして挙げられる自由研究

工作や理科研究など自由に選ぶことができる分、何をしたらいいのか本当に悩みますよね。

私も小学生の時、他の宿題は難なくクリアしたのですが、自由研究だけは毎年何をしたらいいのかとかなり悩んでいたのを思い出します。

自分ひとりで考えが浮かばないときは母親にアイデアを出してもらい、毛糸で作った毛糸たわし、色紙をちぎって貼ったちぎり絵、紙粘土で作った貯金箱、牛乳パックで作ったイスなど少々手のかかるものから一人で作れるものまで試行錯誤しながら取り組んだものです。

最近よく見かける便利な工作キットを使えば簡単に完成度の高いものが出来ますが、それなりの値段がしますし面白味がないですよね。

そこで今回は、小学生が一人でできる牛乳パックの簡単工作を低学年・高学年別に紹介します!

牛乳パックはどのご家庭にもありますし、年齢問わず作品を作ることができる万能材料です。また、失敗してしまっても牛乳パックなら何度も作り直しができるのもうれしいですよね。

こちらでは画像と動画に合わせて、作る時の注意点なども詳しく紹介しています。

ぜひ参考にしていただき、夏休みの自由研究に役立ててください!

基本的にはお子さまだけで作れるようになっていますが、難しい部分はお母さんが少し手伝ってあげてくださいね。

 

小学校低学年(1~3年生)向け「牛乳パックで作るショートケーキ」

見た目が可愛い1ピースのショートケーキです。

たくさん作ってつなげれば1ホールにすることもできるので、何個も作りたくなってしまいますよ。

牛乳パックからパーツを切り取る際は、ものさしで測る作業があります。

組み立てパーツが少し多くお子さんによっては難しく感じてしまうかしれませんが、最初の切り取り作業さえ間違えなければ、小学校低学年でも1人で取り組める難易度です。

材料:3ピース分

・牛乳パック:1Lパック1本

・スポンジ部分と生クリーム部分の色画用紙:A4サイズ1枚

・デコレーション用の色画用紙:A4サイズ1枚

・白色の折り紙またはコピー用紙:1枚

・ボンボン:直径1cm程度のピンクまたは赤。ケーキの上にのせるイチゴになります。

(ボンボンが手元にない場合は、他の飾りで代用してください。)

 

使用する道具

・のり、またはボンド

・はさみ

・えんぴつ

(牛乳パックに書くので濃いめのもの)

・定規

 

作り方

1.牛乳パックを切り開く

牛乳パックの継ぎ目のある角から下の画像のように開いていきます。

底の部分は使用しないので切り落としてください。

 

2.ショートケーキの各パーツを切り取っていく

開いた牛乳パックの継ぎ目が右側になるように置き、下記の画像のように定規で線を引き、はさみで切っていきます。

※画像の三角形の高さは牛乳パックの横幅分(70mm)です。

これらの線は全てえんぴつで引いていますが、すべてが切り取る線ではなく、後でのりしろになる部分などもあります。

画像を確認しながら、間違いないように切り取ってください。

実際に線を引くときは切る線と切らない線の色を変えると、お子さんが間違えて切ってしまうことを防ぐことができますよ。

まず、上の画像の左下と右上の直角三角形は切り落として、残りの部分を二等辺三角形6つに切り分けます。

下の画像が切り取った後の三角形です。

(白い三角形が3つ、中央に目印が付いた三角形が3つできます)

次に、横50mm、縦210㎜(牛乳パックの高さ)の帯を3つ切り取ります。

切り取る時は、牛乳パックの横方向に引いた線だけに、はさみを入れます。

初めに、開いた牛乳パックの継ぎ目を右側に置きましたが、この継ぎ目のある辺から内側に20㎜のところがのりしろ部分になります。はさみを牛乳パックに対して縦方向に入れてここを切り離さないように気を付けてください。

上で切り取ったパーツはショートケーキ3ピース分になります。

1ピース作る場合は、三角形2つと帯1つが材料になります。

それ以外の注ぎ口部分など、残った部分は使用しません。

 

3.帯のパーツを三角になるように折り、ショートケーキの側面を作る

パックの角をそのまま利用して折り曲げた後、えんぴつで引いた線で折り曲げてのりしろを作り、三角形にします。

次に、のりしろの部分をボンドで留めます。乾くまではクリップや洗濯バサミなどで押さえておくと、ずれてしまうことを防げます。

(ボンドの代わりにホッチキスやテープで代用することも可能です)

 

4.三角形に切ったパーツと三角形にした帯のパーツを合わせてケーキの形にする

2つのパーツが合わない場合は、三角形のパーツを切るなどして調整してください。

三角形のパーツが帯の三角形より気持ち小さいくらいにすると、後の作業がしやすくなります。

※ここではまだ2つのパーツをつけないでください。

 

5.スポンジの底、ピースの背面、断面の部分にそれぞれ色紙を貼る

<スポンジの底部分>

上の図のように三角形のパーツをスポンジ用の色画用紙(裏側)に貼り付け、のりしろを残して切り取ります。

(図では長方形に切り取っていますが、それぞれの辺から長方形にのりしろを切り取っても大丈夫です)

下の画像のように三角形のパーツに合わせて色画用紙を折り、折った外側の部分にボンドを塗り、ショートケーキの側面になる帯のパーツの内側に入れ込むようして貼り付けて2つのパーツを合わせます。

折り曲げる方向、ボンドを付ける場所に気を付けてください。

 

<ピースの背面部分>

ピースの背面(ホールケーキの状態で輪の部分になる所)にも、同じサイズに切り取ったスポンジ色の色画用紙を張り付けます。

 

<断面部分>

最後にピースの断面部分に色画用紙を貼り付けます。

上の画像のように、ホールケーキを切った時にできる断面(2か所)のサイズに合わせた色画用紙をボンドで貼り付けます。

※画像では底・背面と断面で違う色画用紙を使用していますが、全部同じ色の色画用紙を貼り付けて、マジックなどで断面図(フルーツの層など)を書き込む方法もあります。

 

6.ケーキの上部にクリーム部分の紙を貼り付ける

下の画像のように、三角形のパーツに少し大きめの白い紙を貼り付け、少しはみ出るように波型に切ります。

生クリーム風に切るのがポイントです。

切った波型の紙の部分にボンドをぬり、手順5.で作ったパーツにフタをするように貼り付けます。

 

7.ケーキの上のデコレーションをする

白い紙で4cm幅の帯(15cm程度)を1cm幅のじゃばら折りします。

(じゃばら折り→山折りと谷折りを交互に折っていくこと)

折り終わったら真ん中で半分に折ります。

下の画像のように折った部分の片方をつまみ、半円に切り取ります。

こちらの作業はとても細かいので、お子さんでは難しいようでしたらお母さんが手伝ってあげてもいいでしょう。

つまんでいた方(折り目の方)を背にして、本を開くようにケーキの上に貼り付けます。

最後にイチゴ用のボンボンをボンドで貼り付けたら完成です!

ボンボン以外の飾りでももちろんOKです。おいしそうなオリジナルケーキに挑戦してみてくださいね。

詳しい作り方は下記の動画を参照してください。

 

牛乳パック工作『ショートケーキ』の作り方~お店屋さんごっこや夏休み工作に~

いろいろな折り紙でショートケーキの断面を飾ると可愛いですよ。
また、飾り付けはアイデア次第で色々楽しめますので、ぜひ試してみてください!

 

 

小学校高学年(4~6年生)向け「牛乳パックで作る輪ゴムで動く車」

車を後ろに引いて手を離すと動く車「プルバックカー」。

自分の手で動かすのではなく、輪ゴムの力で動くところが魅力的です。

はさみなどの刃物の扱いは心配ないですが、キリを使って穴を開ける作業がありますので、そこは保護者の方が危なくないように見守ってあげてください。

材料

・牛乳パック:1Lパック1本

・竹串:2本

・ペットボトルのキャップ:4個

・輪ゴム:2個

・つまようじ:1本

 

使用する道具

・セロハンテープ

・穴開け用のキリ

・接着剤

・はさみ

・カッターナイフ

・定規

・ペン

 

作り方

1.牛乳パックに線を引いて、切っていく

下記の図のように、定規を使って牛乳パックにペンでを引いてください。

赤い線が切る所、黒い点線が折り曲げる所になります。

(牛乳パックは開かないで4つの面にそれぞれ線を引いていってください)

車側面の4.5cmのななめ線と、それに続く3cmの横線、3cmの縦線にはのりしろを作っておくと、組み立てやすくなります。(なくても大丈夫です)

もう片方の側面(右側)も同じように線を引いて、切っていきます。

※車体右側の線をひく場合、画像とは左右逆になるので注意しましょう。

 

2仮折りをする

カットした後、点線で引いた部分は定規を当てて仮折りしておきましょう。

仮折りをしておくことでのちの作業が楽になります。

 

3.輪ゴムで動く仕掛けを作る

下の画像のように、車の底から1cm、前輪は前から5cm、後輪は後ろから2cmの所にキリで穴を開けます。(前輪と後輪の間は8cmになります。)

反対側も同様に開けてください。

4か所穴を開けたら後輪の部分に竹串を通し、2つつなげた輪ゴムをその竹串に引っかけます。引っかけた輪ゴムは動かないように根元をセロハンテープで固定します。

(竹串を回した時に輪ゴムが空回りせず竹串に巻き付けばOKです)

(輪ゴムのつなげ方)

下の画像のように輪ゴムをつなげる時によく使う方法で2つをつなげてください。

画像の輪ゴムは分かりやいように色分けしてありますが、実際は同じ輪ゴムです。

次に、車の底と一緒に切ったフロント部分(バンパーやライトにあたる部分)を折りあげて、側面に作ったのりしろにボンドでとめます。はがれそうならセロハンテープで補強してみてください。

輪ゴムをとおす穴を底から2cm、左端から2cmのところに印をつけ、キリで穴を開けます。

その穴に輪ゴムを通し、つまようじを引っかけておきます。

輪ゴムが動かないようにつまようじの上からセロハンテープで固定します。

残りの上の部分(天井、フロントガラス、ボンネット部分)を組み立て、ボンドとセロハンテープで固定し、前輪にも竹串を通しておきます。

 

4.タイヤをつける

ペットボトルのキャップの真ん中に印をつけ、キリで穴を開けます。

穴を開けたら、前輪・後輪部分に通した竹串の両端それぞれにはめ、キャップと竹串の間に接着剤をぬって固定します。

ペットボトルのキャップに開けるは、竹串が通るぎりぎりの大きさにして、開けすぎないように注意しましょう!

はみ出た竹串を指でつまめる程度の長さを残してはさみでカットし、完成です!

上の画像のように後輪に輪ゴムをまきつけると、バックさせた際に走行面とタイヤの間に摩擦が起きるのでしっかりとゴムを巻きとることができ、手を離すとタイヤが空回りせずに走ってくれます。もしうまく巻きとれなくても、タイヤ部分にさした竹串を少し残してあるので手動で巻けますよ。

牛乳パックの切り取り方や車体の組み立て方は、作り始める前に実際に映像で見てしっかりと確認しておくと失敗を防げます。ぜひ動画もご覧になってくださいね。

 

【牛乳パック工作】輪ゴムで動く車の作り方

牛乳パックだけだとどうしても味気ない感じになりますので、折り紙やマスキングテープなどでデコレーションするとより車らしくなります!
仕組みさえ分れば、車のデザインを変えたりゴムの種類を変えてスピードに変化をつけたりできそうですね。色んなタイプの車を作って、どういう風に違いがあるのか比べて発表するのも高学年ならではの自由研究になるのではないでしょうか。

 

まとめ

夏休みの自由研究におすすめの、小学生が一人で作れる牛乳パックの簡単工作を2つ紹介しました。

低学年向けの「ショートケーキ」では、定規で測ったり線をひいたりする作業が少し難しいですが、後は切って貼るだけで可愛いケーキができてしまいます。

高学年向けの「輪ゴムで動く車」は、難易度も上がりますが完成後は実際に遊べるので、一度作り方を覚えれば、工夫してまた作りたくなる作品です。

作れるところは率先してお子さまに作らせて、難しいところは大人が一緒に画像や動画を見てサポートする形で寄り添ってあげください。

今回は牛乳パックで作る工作を紹介しましたが、下の記事では割りばしなど身近な材料で作れる工作を紹介しています。どれも小学生が作れるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

「夏休みの自由研究の工作を最初から最後まで一人で作ることができた」という達成感は、お子さま自身の成長に大きく影響します。ぜひステキな親子の時間を楽しみながら作ってみてください!

 

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