いよいよ目前に迫ったわが子の卒業式。けれど押し寄せる感情は6年間の感動より先に、本番への不安。
ここではそんな不安を一掃し、当日はわが子の晴れ姿に集中するためのマナーをまとめました。
何はともあれ情報収集
卒業式当日、無事に子どもを送り出すためには、事前に準備しておくことがあります。
そして何よりこの準備を無駄にしないためにも、(できればお母さんによる)事前の情報収集は欠かせません。
☆ 大切なこと
・ 学校が決めたルール
・ それぞれの地域や学校独自の慣例
・ 子供の希望
例えば娘が袴をはきたいというので一式購入したけれど、実は学校が和装を禁止していた、という笑えない話も実際にあります。
また、何も考えずに卒業式用の服を用意していたけれど、子どもは気に入っておらず、当日は終始ふくれっ面でお祝いの雰囲気がぶち壊しになった…など、せっかくの卒業式が台無しになってしまうことも。
6年間の集大成、「知らなかった」では済まされませんから、特にその土地や学校独自の慣例には注意しましょう。
兄弟を持つ保護者の方に話を聞いたり、担任の先生を通じて学校へ問い合わせたりしてもいいかもしれません。学校やPTAから、子供たちの服装などについての決まりを記したプリントが配布されることもあります。早めに準備を始めたい場合も、事前にきちんと情報を集めておきましょう。
絶対に外せないマナー7選
最近では厳しい練習を重ねた児童より、保護者のマナーの悪さが目立っていたという話もよくあります。主役の子どもたち、そして祝って下さる先生や来賓の方々、わが子の晴れ姿を楽しみにしていた他の保護者の迷惑になるような行為は絶対に避けなければなりません。
わかっているけどやってしまいがちな迷惑行為をまとめました。
1. 私語
不名誉な断トツ一位を独走中、あまりにも多すぎる迷惑行為です。声の響きやすい体育館や講堂の中、式に関係のない私語ほど見苦しいものはありません。
2. 携帯電話
自分のマナーモード設定を把握していますか?バイブにしていても、静寂の中で長時間鳴り続けると不快です。「よくわかっていないかもしれない」と思う人は、潔く電源をOFFにしてしまいましょう。鳴っても式が終わるまでは出ることなどできないのです。
3. カメラ撮影
場所は同じでも、運動会や発表会とは違います。撮影場所が決められているならそこで。なければ最後列や壁際など、目立たない場所で撮影しましょう。
4. 幼児のぐずり
小学生の弟や妹ならば、まだ赤ちゃんに近い年齢の子供がいてもおかしくありません。誰かに預けることのできない家庭もたくさんあります。それでも厳粛な式の最中に騒ぐのはNGです。
気を紛らわせるために音の出ないおもちゃを用意する、出入り口に近い席を取り、グズったらすぐ外に連れ出せるようにする、などの配慮は必須です。
5. 大人数での出席
子どもの門出を祝いたい気持ちはありがたいものです。ですがおじいちゃんやおばあちゃんなど、大人数で出席し、席を陣取るのはマナー違反です。
気持ちだけ頂き、式の様子をビデオに撮影したものを見てもらったり、式終了後、家族で祝いの席を設けるなどの工夫をしましょう。
10.3.24 新居浜市立泉川小学校の卒業式で「旅立ちの言葉」。
7. 派手な服装
誰が主役かわからないような服装は周りの人を不快にさせます。保護者という立場をわきまえた格好を心がけましょう。ミニスカートや柄タイツなどは卒業式にふさわしくありません。
こうして並べてみると、当たり前のことばかり。けれど不安や緊張が知り合いの顏を見てほぐれた時、気が緩んでしまうことは多いのです。
最後にもう一度、マナーを確認して本番に臨みましょう。
ご卒業、おめでとうございます!
他にも準備の多い卒業式、こちらの記事から卒業に必要な準備がわかります。
余裕を持って本番を迎えるために必見の項目です。