関東

2016金沢百万石まつり開催日程と見どころ・アクセス紹介

北陸新幹線が開業してから約1年。関東から金沢へのアクセスが約3時間と便利になり多くの方が新幹線に乗って金沢を観光しています。兼六園や金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街など有名な観光スポットが数多くありますが、せっかく行くのだったら「金沢百万石まつり」を楽しんでみませんか?

こちらではまつりの内容、日程や見どころなどを詳しく紹介しています。知ったら絶対行きたくなる「小京都」の名にふさわしい歴史情緒あふれるまつりですよ!
 


 

金沢百万石まつりってどんなお祭り?

今年で65回目を迎える「金沢百万石まつり」は、加賀藩(今の金沢周辺)の礎を築いた戦国武将・前田利家公が1583年6月14日に、金沢城へ入城したことをしのんで開催されるようになった祭りです。
 

●前田利家
大河ドラマ「利家とまつ」などをご覧になった方や、戦国時代好きの方にはとても有名な武将です。14歳で織田信長に仕え、信長の死後は豊臣秀吉の五大老(今でいう大臣のようなもの)の1人として活躍しました。約6m30cmの長くて派手な槍を持っていたため「槍の又左(またさ)」という異名を持ち、信長にも「キモに毛が生えておるわ」と言わせるほどの人物でした。

利家は23歳の時、信長から能登一国(23万石)を与えられて、加賀藩の礎を築きました。※年齢については諸説あります。
 

●お松の方
利家の正室で、前田家のために奔走した縁の下の力持ち的存在でした。利家との間に2男9女をもうけ、戦国時代では記録に残っている限り、伊達正宗の正室・久保姫と並んで最多の出産人数を誇っていました。利家の死後は「芳春院(ほうしゅんいん)」の名で出家しました。
 

●加賀(金沢)百万石とは?
最初は能登23万石から始まった加賀藩は、利家の活躍によって加賀2郡、さらに越中西3郡を秀吉から与えられたことにより能登・加賀・越中の3国にまたがった百万石の前田家領が形成されました。それが「金沢百万石」の由来です。

「金沢百万石まつり」は昭和27年から金沢市と金沢商工会議所が中心になって始められましたが、前田利家をしのんで開催されたまつりはそれ以前から存在していました。大正12年~昭和20年までは「金沢市祭」として、昭和21年~27年までは「尾山まつり」として、金沢市民には昔から親しみのあるまつりなのです。
 


 

まつりの期間中は、神事や行列、踊りなど前田利家が生きていた時代を想わせるイベントが盛りだくさんです。めったに体験出来ないイベントもありますので、ぜひチェックしてみてください。
 

気になる2016年の開催日程とスケジュール

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金沢百万石まつりは、前田利家が金沢城に入城した6月14日に近い毎年6月上旬に開催されます。

●開催日程
2016年6月3日(金)~5日(日)

●開催時間
・3日(金):9時~21時
・4日(土):8時30分~21時
・5日(日):8時30分~16時

各日、開催時間内には金沢市各所でイベントが行われています。イベントの内容・時間・場所の3つを必ず事前に確認してから出かけましょう!
 

イベントスケジュール

3日間で15以上のイベントが行われる「金沢百万石まつり」はとにかく見どころが盛りだくさんです。まずは、3日間で行われる全イベントのスケジュールをご覧ください。

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どれも魅力的なイベントですが、特におすすめなイベントをご紹介します。(上の表でイベント名が赤文字になっているものです)
 

●加賀友禅燈ろう流し
(6月3日(金)開催予定ですが、雨天の場合は4日に順延)約1,200個の燈ろうが浅野川の清流を流れて行きます。多くの観光客が2日目を目当てに来ますが、実際にこのイベントを見た方から言わせると「これを見ずに帰るなんてもったいない!」と言わせるほど美しい光景です。まつり1日目の夜を締めくくる情緒の豊かな雰囲気を楽しんでください。
 

●加賀百万石「盆正月」
前田家の嫡子誕生や官位昇進など、城を挙げて祝ったとされる「盆正月」を再現しています。獅子舞や太鼓などが登場し、イベント中は金沢城公園内が戦国時代の祝日に戻ったような熱気に包まれます。
 

●百万石行列
まつりのメーンとも言えるイベントです。特に有名人ゲストによる前田利家公とお松の方が金沢城への入城を再現した行列と、子供が扮した利家の4男・利常と徳川2代将軍・秀忠の娘・珠姫の「珠姫御輿(おこし)入れ行列」が目玉です。※利常は側室・千代保と利家の間に生まれた子供で、利家の4人目の男児になります。

途中には音楽パレード、獅子舞行列、加賀とび行列などもあり、金沢駅~金沢城公園の間を4時間かけて行われる一大イベントです。また、行列のどこかで「おもてなし隊」が登場して、パフォーマンスをするのも魅力の1つです。
 

●百万石踊り流し
夜も熱気の中で盛り上がりたい!という方におすすめ。約12,000人の参加者が踊るこのイベントには、沿道の応援や観光客を含めると約115,000人が参加という、とにかく大規模なイベントの1つです。

詳しいタイムスケジュールはこちらです。

18時00分:踊り流しスタート
18時30分:休憩
18時40分:踊り再開
19時10分:休憩
19時20分:踊り再開
20時  :踊り終了・成績発表・表彰式

このイベントはチーム戦になっており、各チームは指定の3曲に合わせて優勝賞金10万円を目指し踊っています。20名以上を1チームとして、どなたでも参加が可能ですので気になる方はぜひ参加応募をしてみてください!※2016年は4月28日(木)が締め切りです。

こちらの動画では、金沢百万石まつりの魅力をまとめて紹介していますので、実際の雰囲気が分かりますよ。

【金沢百万石まつり】
 

 

紹介した以外のイベントも見どころが盛りだくさんです。公式サイトでは、さらに詳しいイベントの内容や過去の様子なども見られます。金沢までのアクセスについてもこちらのサイトでご覧いただけます。あわせてご確認ください。
 

2016年のゲストは?

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上でご紹介したイベント「百万石行列」では、毎年有名人ゲストが前田利家公とお松の方に扮して登場します。過去3年には、こんな方々が登場しています。

2015年:内藤剛志さん(利家)・菊川怜さん(お松の方)
2014年:原田龍二さん(利家)・菊池麻衣子さん(お松の方)
2013年:松村雄基さん(利家)・大河内奈々子さん(お松の方)

そして気になる2016年はこちらの方々に決まりました!

前田利家公:袴田吉彦さん
お松の方 :笛木優子さん

沿道では利家公は馬で、お松の方は神輿で沿道の観客に手を振って挨拶をしてくれます。また、終点の金沢城公園で行われる「入城祝祭」ではバラバラに行列に参加していた2人がそろってフィナーレを迎えます。沿道、金沢城公園の特設ステージ、どちらで見るか迷ってしまいそうです。
 

百万石行列の穴場や混雑状況を知りたい!

「金沢百万石まつり」は金沢城公園と向かいの兼六園を中心に多くのイベントが開催されます。その中でも特に混雑するのはやはり「百万石行列」です。このイベントは金沢駅~金沢城公園の約2.5kmを4時間かけて行列が通っていきます。その間は当然交通規制があったり、行列が通る道はとても混雑します。

しかし、そんな行列の中でも穴場となるスポットがいくつかあります。こちらでは穴場スポットなどをまとめました。
 

 

混雑情報以外にもアクセスの詳細や新幹線や電車で行く際の注意点もまとめています。グルメ情報についてもこちらでご紹介していますので、5感で金沢を堪能することが出来ますよ。
 


 

穴場のイベントを知りたい!

多くの人でにぎわうイベントも気になるけど、金沢の雰囲気をゆっくりと楽しみたい。途中静かな場所でまつりを楽しみたいという方におすすめするのが、まつりの穴場イベントです。普段はなかなか体験できないイベントもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
 

●献茶式
開始1時間前の13時~受付をした方のみが参列できるイベントです。参列後には茶券提示にて拝服する(お茶を飲む)ことができます。神事に興味のある方にはオススメのイベントです。
 

●百万石茶会
兼六園周辺にある社中で様々な流派によるお点前が披露されます。こちらは静かにお茶をたしなみたい方にオススメです。4日(土)と5日(日)の2日間開催されますが、それぞれ終了時間1時間前の15時までに受け付けが必要です。
 

●民謡華絵巻
民謡協会加盟18団体が全国の民謡を披露します。屋内で席に座ってゆっくり楽しみたい方にオススメです。入場は無料ですが、入場整理券が必要になります。

配布場所は、市役所・市民センター・商工会議所の3か所です。
 

いかがでしたでしょうか?読んでいるだけでもワクワクしてしまいそうなイベントが盛りだくさんの「金沢百万石まつり」。ぜひその感動を現地で味わってください!

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