お祭り

2016京都祇園祭☆山鉾のビュースポットと宵山混雑と屋台

夏はイベントが多く、どこに出かけるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

花火大会は人気ですが、全国各地の有名な夏祭りも捨てがたいですよね。そんな中でも、毎年ニュースで大々的に取り上げられる「京都祇園祭」。

行ったことがない方にとっては「伝統的なお祭り」、「京都のお祭りと言えばこれ!」、「すごく混雑する京都のお祭り」などぼんやりとしたイメージしかないかもしれません。

具体的にどんな見どころがあって、それを見るにはどこへ行ったら良いのか?今年初めて行こうと考えている方も、新しい魅力を見つけたいリピーターの方も必見!

 


 

今回は京都で行われる夏祭り「祇園祭」について日程や山鉾のビュースポット、宵山の混雑状況や屋台情報についてご紹介します。

山鉾巡行おすすめ穴場ビュースポット

祇園祭は京都の夏の風物詩でもあり、前祭にあたる16日の宵山と17日の山鉾巡行はかなりの混雑となります。

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17日の山鉾巡行は上の地図の通りです、御池通りには有料の観覧席が設けられます。出発後のくじ改め・注連縄切は巡行コースの中でも身動きが取れないほどの混雑となります。一番人気は四条河原町通りですが、混雑を避けるなら四条新町・四条室町がおすすめです。

この2か所は巡行の初めと終わり2回ずつ見ることが出来ます。鶏鉾と菊水鉾が6回、その他の山と鉾はそれぞれ4回辻回しを行います。最前列をキープするなら巡行開始の1時間前には行けばキープできそうですが、人気スポットはもっと早い時間に行かないといい場所を取るのは難しそうです。

巡行の間道路は車両・歩行者ともに通行止めとなり車道には出られないのですが、立ち入り解禁になると人がなだれ込むので、押されて転ぶようなことが無いよう、歩きやすいスニーカーやバレエシューズなどかかとの低い靴で行くのが好ましいでしょう。
 


 

混雑するのはいつごろ?人込みを避けてお祭りを楽しみたい!

目玉はやはり前祭の宵山と17日の山鉾巡行です。この時期は京都市内のホテルはどこも満室になってしまいます。そこでおすすめなのは24日の花傘巡行です。

17日に行われる山鉾巡行は女人禁制ですがこちらの花傘巡行は子供や女性がメーンの華やかな行列となります。12時ころに八坂神社に山鉾が戻ってきます、到着した順番で舞殿では芸子さんたちの舞などを見ることができます。

花傘巡行のルート
祇園石段下⇒四条寺町⇒寺町御池⇒河原町御池⇒四条河原町⇒八坂神社

 
花傘巡行は元々前祭と後祭が一本化された昭和41年、後祭の行事が無くなったためはじまりました。現在の山鉾巡行の形になる前の祇園祭の様式が取り入れられていて、傘鉾10基前後・子供神輿・獅子舞・祇園太鼓・馬長稚児・鷺踊(さぎおどり)・万灯踊り・久世六斎・祇園囃子・花街の舞踏・京都織物卸商業組合など約1000人が練り歩く行列です。

巡行後の12時30分頃から八坂神社で行われる舞踊奉納には花街である宮川町・祇園甲部・千斗町・祇園東から選出された2つの花街が参加します。また京都織物卸商業組合の織商鉾にはミスきもの、準ミスきものに選ばれた30名の女性が花傘として、古代から平安の装束をまとい搭乗します。

こちらの動画で2015年の花傘巡行の様子を確認することが出来ます。山鉾巡行の様な派手さや荒々しさは無いですが観覧客も多すぎずゆっくりと観覧が出来ます。色とりどりの花で飾られた鉾や花傘の方たちは非常に華やかですよ。

【京都 祇園祭 花傘巡行 Kyoto Gion Festival 2015】
 


 

 

宵山ってなに?混雑具合はどれくらい?

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宵山とは先ほど紹介した山鉾巡行の前夜祭のことをいいます。前祭宵山・後祭宵山とあり、それぞれ山鉾巡行の前3日間にわたって行われます。実は後祭宵山は2014年に49年ぶりの復活をしました。1966年から混雑や交通事情を考慮したうえで前祭に一本化をしていましたが、警備や交通の課題克服にめどがついたためです。

前祭宵山 7月14から7月16日まで、後祭宵山が7月21日から7月23日まで行われます。よって、14日・21日が宵々々山、15日・22日が宵々山、16日・23日が宵山となります。宵山の日が一番の混雑とにぎわいをみせますので、ゆっくり夜店を回りたい方、人ごみを避けたい方は宵々山、宵々々山を狙って見に行くといいでしょう。

また、お祭りとはちょっと違いますが7月15日、16日に行われる四条通の歩行者天国が始まる18時頃もオススメです。メーン会場である八坂神社前は車道となっているため、普段は神社を正面から見ることが出来ません。しかし、1年のうちこの2日間だけは神社を正面から見ることが出来るのです。

18時頃はまだ日も高く、お祭り目当ての観光客も比較的少ないのでじっくり見ることが出来ますよ。余裕がある方は、ぜひ早めに八坂神社を訪れてみてください。そして、京都は盆地のため、夏場は非常に蒸し暑くなりますので熱中症対策も忘れずに!
 

屋台情報

祇園祭で屋台が出るのは前祭にあたる宵々山(15日)と宵山(16日)の二日間です。15日は18時から23時にかけて四条烏丸一帯が歩行者天国となりそれにあわせて道の両側に露店がたちならびます。

室町通りと新町通りの山鉾がある区間、烏丸通り(三条通りから蛸薬師通り)は9時から23時まで露店が出ています。屋台は前祭りのみなので、屋台と山鉾を楽しみたいなら前祭の期間に行くのもおすすめです。八坂神社の周辺にも少しですが夜店が出るようですよ。

露店の内容ですが定番のたこ焼きやお好み焼きはもちろん地元のホテルのレストランやコーヒー店なども出店をするようです。ホテルのレストランのテイクアウトはなかなか無いので前祭に行く方は是非チェックしてみてください。

 


 

京都祇園祭ってどんなお祭り?開催日程や見所をチェック

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京都祇園祭って聞いたことはあるけど、そもそも山鉾ってなに?いつからいつまで開催されているの?という方のためにまずは祇園祭りがどんなお祭りか紹介します。祇園祭は毎年7月1日から31日まで一か月にわたって行われる八坂神社のお祭りで、期間中多くの祭事が行われます。
 

7月1日 吉符入(きっぷいり)
1日から5日の間に各山鉾町でおこなわれる、祭事の一つで「神事始め」の意味があります。町内関係者の打ち合わせの後、鉾のご神体がまつられ、八坂神社の神職からお祓いを受け祭りの無事を祈願します。
 

7月17日 前祭・山鉾巡行
午前9時に疫病退散のために各山鉾町により建てられた23の山鉾が四条烏丸⇒四条通・御旅所・川原町通・御池通・新町通の順に巡回します。
 

7月17日 神幸祭り
こちらは16時から始まります。神輿3基が八坂神社から氏子町内を回り、山鉾巡行で清められた四条寺町にある御旅所へ渡御をおこなう神事です。久世駒形稚児が先導して八坂神社南楼門から中御座・東御座・西御座と各氏子町をまわった後、20時ころに四条御旅所に到着し、この夜から7日間後の24日まで滞在します。

無言参りともいわれており、誰とも言葉を交わすことなく七日七夜お参りすると願いがかなうとも言われています。
 

7月24日 後祭・山鉾巡行
午前9時半 10基の山鉾が烏丸御池から、河原町御池・四条河原町・四条烏丸と巡行します。
 

 

こちらの記事では祭事のより細かい日程の紹介や山鉾の見所やコースの紹介をしています。祇園祭の歴史も紹介していますので、是非合わせてご覧ください。

 

どうでしょうか、夏の風物詩でもある京都祇園祭を楽しむポイントをご紹介しました。一般公開していない祭事もありますが、タイミングが合うなら前祭と山鉾巡行は一生に一度は見たいお祭りです。夏の旅行に伝統あるお祭りを見に行くのも素敵ですよね。

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