掃除

汚れがスッキリ!効果的な換気扇の掃除方法とグッズとは

こんにちは、ライターのちこです。

換気扇のお掃除、みなさんはどうしてますか?

『フィルターはこまめに交換してるけど、中までは大変そうでなかなかできない』
『業者にお願いすれば新品のようにキレイになるけど、お金もかかるし』
『自分でやりたいけど分解するのって時間がかかってめんどくさい』 

なんて思っていた私は、お恥ずかしい話、約20年間、洗剤をつけてサッと拭く程度しかやっていませんでした。

そこで、この機会に一念発起!実際に換気扇の掃除をやってみることにしました!

やってみて分かったのは、コツさえ覚えれば意外にカンタンに自分でもできちゃう!ということです。

市販されている洗剤を使う方法もありますが、今回は『重曹』と『セスキ炭酸ソーダ』を使う方法をご紹介します!

気持ちいいくらいカンタンに油汚れを落とせますよ。
 


 

換気扇パーツを分解して外します!

レンジフードの形などメーカーによって違いがありますので、取扱説明書を見ながら行いましょう。取扱説明書がない場合は、取り外すときに写真を撮っておくと、戻すときに便利です。分解するときは、電源を切り、電源につながるコネクタ部分を抜き、念のためブレーカーも落としておきましょう!

コンロに汚れが落ちてくることもあるので、新聞紙を敷いておくといいですよ。
 

①まずはフィルターを外します。レンジフードには浅型、深型、整流板付きのものがあります。整流板が付いているタイプは、それを外すとフィルターが見えてきます。フィルター部分がネジでとまっているものもあります。
 
②次にファンを外します。ファンにはプロペラタイプとシロッコファンタイプの2種類があります。
 
<プロペラタイプ>
扇風機の羽根を取り外すときと同じで、中央にあるツマミを右に回して外します。矢印が書かれているものもありますので、確認してみましょう。
 

<シロッコファンタイプ>
シロッコファンの手前に、ベルマウスという円盤型のカバーが付いています。ベルマウスをとめている蝶ネジを緩めて下にスライドさせ外すと、シロッコファンが見えてきます。プロペラタイプと同様に、中央のツマミを右に回すと外れます。

*油が固まってツマミが回らない場合には、ドライヤーで少し温めると回ります。熱くなっているので、注意してくださいね。
 


 

バラした部分の掃除の仕方は?

我が家のレンジフードは、20年前のものでシロッコファンではなく、プロペラタイプのファンですが、掃除の方法は一緒です。これまで、レンジフードをバラして掃除したことがなかったので、かなりひどい状態になっていました。

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こびりついてしまった油汚れは、ゴシゴシこすってもなかなかキレイになりません。油汚れは酸性なので、水やお湯に溶かすとアルカリ性になる重曹やセスキ炭酸ソーダを使って、汚れを浮き上がらせて落とします!
 

<準備するもの>
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・重曹 
・セスキ炭酸ソーダ
・ゴム手袋
・バケツまたはタライ(適当な大きさのものがなければ、大きめのゴミ袋)
・ブラシ(使い古しの歯ブラシでもOK)
・スプレー容器
・新聞紙

『重曹』や『セスキ炭酸ソーダ』は、ドラッグストアやホームセンター、100円ショップなどで購入できます。
 

<つけおきで落とす方法>
一番、汚れがついているファンには、つけおきがオススメ!重曹でもセスキ炭酸ソーダでもどちらでもOKですが、我が家のファンはかなり頑固そうだったので、セスキ炭酸ソーダでやってみました!
 

①バケツやタライにファンを入れ、セスキ炭酸ソーダ大さじ3~4杯をふりかけ、50℃程度のお湯を入れます。このまま30分~1時間つけおきします。汚れが浮き上がり、水がどんどん茶色に!
*ちょうどいい大きさのバケツやタライがない場合は、大きめのゴミ袋を使いましょう。
 
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②その後、歯ブラシを使って軽くこすっていきます。セスキ炭酸ソーダ水につけながらこすると楽に落とせます。
 
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20年の汚れはやはり手強し!って感じですが、それでもかなりキレイになってます。
 
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つけおきする前とした後を比べると・・・
 
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違いがわかりますよね!歯ブラシでこするので力はほとんど使わず、楽に落とせます!『重層とお湯でつけおきするだけ!』カンタンにできるお掃除方法もご紹介!重層を溶かしたお湯につけておくだけで、ずいぶん汚れが落ちやすくなるのがわかります。
 

【ピカピカ!レンジフードのドロドロ油汚れを落としてみた】
 

 

つけおきしている間は、レンジフードをセスキ炭酸ソーダスプレーで拭き掃除!重曹水やセスキ炭酸ソーダスプレーは、コンロなどでも使えます。大掃除のときだけでなく、こまめにスプレーして台所をキレイにしておきたいですね。
 

<セスキ炭酸ソーダ水スプレー>
スプレーボトルにセスキ炭酸ソーダを小さじ1入れます。(ロートがあると便利)

②その中に50~60℃くらいのお湯500mlを入れてキャップをし、セスキ炭酸ソーダが溶けるまでよく振ります。
*セスキ炭酸ソーダ水は重曹水よりもアルカリ性が強いので、汚れもさらによく落ちます。スプレーの場合、直接、汚れにかけるとポタポタと垂れてしまうことがあるので、ダスターなどに湿らせてから拭きましょう!
 

<重曹ペーストで落とす方法>
①重曹2に対し水1を混ぜ、30分以上おいておくと、トロトロのペースト状になります。

②これを汚れているところに塗り、30分くらいおきます。

③その後、固い紙などで重曹を取り除き、スポンジを使ってお湯で洗い流します。
*つけおきできない大きなものは、この方法で。フィルターの場合、歯ブラシを使うことで網目の中までキレイになります!
 

<重曹水スプレー>
①セスキ炭酸ソーダ水スプレーと同様に、スプレーボトルに重曹を小さじ1入れます。

②その中に40~45℃くらいのお湯100mlを入れてキャップをし、重曹が溶けるまでよく振ります。
*つけおきできないレンジフードの外側や内側や、汚れがそれほどひどくないものは、スプレーしてダスターなどの布で拭くとキレイに落ちます。
 

汚れがキレイに落ちたら水洗いをし、きちんとダスターなどで拭いた後、乾かします。水気が残っていないかを確認し、取り外したときの要領で戻します。これでお掃除完了です!
 

効果的な洗剤って?

重層、セスキ炭酸ソーダを使ったお掃除の仕方を紹介してきましたが、市販の洗剤でも同じ方法で掃除することもできます。

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【商品紹介:マジックリン 台所用洗剤 液体 ハンディスプレー 400ml

 
つけおきにはこちらのタイプ。

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【商品紹介:ワイドマジックリン 台所用洗剤 粉末 本体 400g

 
便利グッズとして、今回はこんなものも使ってみました!
 
【もんじゃ焼き用のヘラ】
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歯ブラシでこするだけじゃ落ちない部分には、金属性のものを使うと便利。シロッコファンの羽根の間に詰まってしまった油汚れを、かき出すときにも使えます。金属製のマドラーでもいいですね。レンジフードの拭き掃除で、セスキ炭酸ソーダスプレーとの比較をしてみましたが、ほとんど差はありませんでした。

重曹水スプレーやセスキ炭酸ソーダスプレーは油汚れ以外のお掃除にも使えますので、常に作っておくと便利です。
 


 

まとめ

①換気扇パーツ分解の仕方
必ず電源を切って、取扱説明書を見ながら作業してください。取扱説明書がない場合は、取り外すときに写真を撮っておくと、戻すときに便利です。フィルターを外した後、ファンを外します。ファンにはプロペラタイプとシロッコファンの2種類があります。ご注意ください。油が固まってツマミが回らない場合には、ドライヤーで温めると回ります。

②バラした部分の掃除の仕方
セスキ炭酸ソーダを溶かした50℃のお湯に、プロペラタイプのファンをつけおきしてお掃除しました。つけ置き時間は約1時間。みるみる汚れが浮いて水が茶色くなりました。つけおき洗い以外にも「セスキ炭酸ソーダ水スプレー」「重曹ペーストで落とす方法」「重曹水スプレー」を使ったお掃除方法もあります。最後はしっかり乾かしてから元に戻しましょう。

③効果的な洗剤・グッズ
市販の「マジックリン 台所用洗剤」は、液体・粉末のどちらもセスキ炭酸ソーダと同様に油汚れがきれいになります。他にも「もんじゃ焼きのヘラ」のような便利なグッズもあります。

年末に大掃除をする方も多いと思いますが、油汚れは寒くなるとさらに固くなり落ちにくくなります。また、時間が経てば経つほど落とすのも大変だということを、自分でやってみて実感しました。

油汚れのような酸性の汚れは、アルカリ性で浮かせて落とす!

そして暖かい時期に掃除をすることをオススメします。こんなにカンタンにできるのだから、私もこれからはこまめにお掃除していきます。環境にも優しい『重曹』や『セスキ炭酸ソーダ』でお掃除して、換気扇をいつもピカピカにしましょう!

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