健康・美容

自分で出来る歯石除去の方法☆簡単手順と必要グッズ

ライターの長谷川です。

私の友人に歯医者への通院が趣味という、風変りな子がいます。

小さい頃に虫歯になった時の治療の痛みから、もう二度とあの痛みは味わいたくない!と幼少期から歯の事に関しては、必死でケアを続けてきたそうです。

彼女の大人の歯になってからの虫歯はゼロ。全部自分の歯であると聞き、感動していました。

しかし、そんな彼女も歯石だけは付いてしまうのだそう。お口のケアって難しいんだなと、改めて感じています。

歯医者通院が趣味の彼女が、歯医者に行く理由は『歯石除去』なのだそうです。

自分で歯石除去できる方法があったら、お財布にもやさしいのに…とおせっかいな心配をしながら、歯石除去を自分で行う方法を調べてみました。さっそくご紹介していきましょう。
 


 

自分で歯石は取れる?手順紹介

結論から言うと、歯石は自分でも取れます。しかしながら、キレイに除去するのはたいへん難しいでしょう。頑張って除去したとしても、表面がザラザラ・ボコボコした状態になってしまい、なんとも舌触りの悪い感覚が気になります。

また、そのデコボコの表面に歯垢が付着して石灰化し、歯石になっていく…の繰り返しです。結局は歯科へ通院という流れになるでしょう。付いてしまった歯石を取るのは、大変難しい作業です。でも、自分で歯石を除去出来れば、通院時間や費用の節約にもなるので、最高ですよね。

どうやったら自分でできるか…さぁ、自分で歯石除去をする方法をご紹介しましょう。
 

《除去手順》
歯石除去を始める前に準備期間が2週間程度あると、より安心な歯石除去が出来ます。出血がある状態で除去しようとすると、キレイに歯石除去できない可能性があります。歯ブラシやデンタルフロスで歯間を清潔に保って、少しでも歯茎の引き締まった状態で行うことが望ましいです。

1.歯石除去器具を準備する
通販サイトやドラッグストアなどで手軽に購入することが出来ます。専門用語ではスケーラーと呼び、歯石除去には欠かせないアイテムです。

2.スケーラーを消毒する。
コットンを用意して、消毒用エタノールを染み込ませます。スケーラーの先端(口内に入る部分)を中心に、よく消毒をして下さい。購入したばかりでも、必ず行うようにしましょう。

3.歯石を除去する
歯石の場所を確認したら、スケーラーの先端部を駆使して除去します。歯石は唾液によって歯垢が石灰化したものなので、大変硬いものです。いくらスケーラーでも簡単に取れることは難しいでしょう。根気よく続けるのがポイントです。

力まかせに行うと、鋭いスケーラーの先端部が唇や口内の頰肉、歯茎などに刺さる危険があります。無理をせずに行うようにして下さい。
 

《その他の注意点》
除去手順にもいくつかの注意点がありましたが、他にも幾つかの注意点があります。まず一つ目は、歯石除去後は口内消毒をしないようにするという事です。傷がついた口内は水洗いのみで十分♪ 二つ目は、歯石除去後は歯磨きをしっかり行いながら、歯茎をしっかり引き締めていきます。

すると、隠れていた歯石がまた出てくるので、さらに繰り返し除去するようにしていきましょう。こんなに頑張っても、なかなか取れない歯石をしっかり取ってくれるのが、国家資格である歯科衛生士さん。こちらの動画では、歯科衛生士さんによる歯石除去をする様子をご紹介しています。
 

【歯石取り】
 

 

自分でもこんなにキレイに除去できたら…歯科衛生士さんのお仕事がなくなってしまいますね(笑)
 


 

歯石はどうして取らないといけないの?

□様々な病気の原因となりうる
歯石は固い石のようなものなので、歯石自体は悪影響がある訳ではありません。しかし、歯石にある小さな穴に細菌が付着して毒素を出し、歯茎の腫れや歯周病の原因を作り出しています。怖いのは、この歯周病。

糖尿病・心臓病・脳卒中・慢性腎疾患・肺炎や骨粗鬆症、ガンや早産などの合併症を引き起こす事もあります。
 

□常に歯茎が腫れた状態になる
歯周病で細菌が繁殖してしまうと、歯茎が赤く腫れてきます。歯茎が腫れるという事は、血液が悪い細菌と戦っている証拠。出血が見られる人は、歯ブラシの時は歯茎のマッサージも一緒に行って、悪い血液を出し切った方がいいでしょう。

このように、出血が見られる場所には歯石が付きやすいと言われています。
 

□歯茎が下がってくる
歯石などが原因でなる歯周病は、歯の周りの骨を溶かしていく病気です。歯がグラグラしてきたり、歯が長く見えるようになってしまったり、知覚過敏で歯がしみるようになったりします。歯茎が下がってくると、歯の見た目年齢もグッとあがってしまいます。
 

□歯茎から膿が出てくる
歯周病になり、歯周ポケットが深くなればなるほど、そのポケットにプラークが溜まりやすくなってきます。細菌が繁殖し、膿を出すようになってくると同時に口臭も併せ持つようになります。自分でも気がつくほど口臭がキツく感じるなど、周りを不快にさせる原因にもなってしまいますから、やっぱり歯石は取りたいですよね!
 

□歯茎がむず痒い・揺れる・抜ける
どんどん歯周病が進行してくると、このような状態が本当に起きます。歯茎がむず痒いって…細菌が増殖しているのでしょうか…怖いですね。
 

このように、歯石が原因で起こる症状を見ても、やっぱり歯石は除去した方がいい!と思いませんか?
 

歯石除去で必要な道具はこれ♪

自分で歯石除去を行うのに、あったら便利な商品をご紹介します☆

1.見えない所も、いろんな角度から除去☆

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【商品紹介:スケーラー ケース ピンセット 4点セット】

 
スケーラーの形状が異なっていて、歯石を除去したい歯の場所によって使い分けが出来る商品です。歯間部分にフィットするタイプが2本と表面用、歯の裏側を見る鏡の4本セット。ケースもセットされているので、外出や旅行先など持ち運びも可能です。
 

2.自分で歯医者さん気分☆キレイに歯石除去!

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【商品紹介:Doc.Royal SKL超音波スケーラーA1】

 
超軽量で操作が簡単なので、安心して歯石除去に集中出来そう♪機械だと清掃が難しそうですが、簡単に清掃出来ますので、長く愛用出来ますね。360度活用で、歯科医のものより操作が簡単です!私はこれが欲しい~~!!
 

3.やっぱり心配だから備えておきたい人に☆

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【商品紹介:コンクールF

 
消毒もちゃんと出来ているか不安だったりするので、念のための備えをしたい方にはおすすめです。毎日の口内ケアにもどうぞ☆
 

注意する事

自分で歯石を除去する、という考え方よりも『自分の歯にこれ以上の歯石を付着させない』を目標に、スケーラーでのケアをしていきましょう。無理にスケーラーでの歯石除去をして、大怪我をしてしまう例も少なくありません。また、歯茎の中の歯石を除去すると、大抵は出血します。

この出血を伴う除去後は『口腔内常在菌』が血中に移行して菌血症になる可能性がある為、3日間は献血もしてはいけません。また、歯並びが悪いと歯石が付きやすくなります。矯正という手段がありますが、気になる時は歯医者でも、相談してみると良いでしょう。
 


 

まとめ

自分で歯石除去を行うには、まず道具が必要でしたね。予算と実用性を考えながら選択していきましょう。

・スケーラー(又は電動超音波スケーラーなど)
・消毒用エタノール

また、歯石除去の前の準備期間に口内環境を整えておく時間も必要です。以下の事に注意して、歯石除去当日を迎えて下さい。

・歯ブラシやデンタルフロスでの歯間のケア
・歯茎の腫れが無いかどうか
・出血がないかどうか

歯石除去にはどうしても力が入ります。スケーラーの先端部での怪我にも、十分な注意をお願いします。また、普段の口腔ケアのために持ち運びに便利なスケーラーや超音波スケーラー、マウスウォッシュも紹介しました。

私も歯石除去や付着予防に興味津々です。やっぱり歯石をしっかり取り除いてから、日頃の口内ケアを始めたい…現状をリセットして、気持ちいい自分で居たいですよね☆みなさんも、オーラルケアの1つとして、歯石除去から始めてみませんか?

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