こんにちは! ライターの大田です。
さて、夏休みも終わりほっとしているところですが、秋は学校のイベントが目白押し。
その最初の行事である運動会の案内のプリントを子供が持って帰ってきました。
2学期に入ると小学校は連日、運動会の練習です。毎日体操服をドロドロにして帰ってきます。
我が家には小学生の息子が2人いるのですが、上の5年生のお兄ちゃんがなんとリレーのメンバーに選ばれました!
でも本人はそれほど嬉しそうじゃない。息子いわく、メンバー選出の日はたまたま足の速い子たちの調子が悪かっただけなのだそう。あらら・・・。
それでも選ばれたんだから、という私の言葉も空回り。
「よっしゃ、お父さんと練習しよう!」
背後から聞こえてきたのは、夫の声でした。その瞬間、息子の顔がぱっと明るくなりました。
だけど私は知っている。夫も本当は、そんなに走るのが速いワケでも得意なワケでもないのです。でもせっかくの機会だから、子供には自信を持って走ってもらいたいですよね。
ということで、足が速くなる練習法、調べてみました!
運動会で速く走るためのおすすめ練習法
1. なわとび(後ろ回し)
速く走れるようになるためにまず大事なこと。これが姿勢です。子供たちの多くは足が遅いのではなく、走り方を知らないだけ。速く走るコツを覚えれば、誰でも今よりずっと速く走れるようになります。そのために最適な練習はなんとなわとび!それも後ろ回しです。
ただなわとびをするのではなく、以下のことに注意してやってみてください。
まっすぐジャンプすることを心がけることで、正しい姿勢を意識するようになります。
2.つま先から着地する。
やわらかく衝撃を吸収するように、膝が前に行き過ぎないように着地すること。
3.ゆっくり大きく回す。
1、2を意識して膝やかかとに必要以上に負担をかけないようにやる。
背中を丸めたりかかとから乱暴にドン、と着地しないようにしてください。どんなフォームか意識するだけで違ってきます。このトレーニングの目的は正しい姿勢を体に覚えこませることと、つまさきの反発力を鍛えることです。
2. 腕振り
次に家でも簡単にできるトレーニングをご紹介します。それは「腕振り」。腕をしっかり前後に振ることで、推進力がつきます。単純なことですが、意外とできていないもの。しっかりトレーニングしましょう!
2.両手を握り、脇を締める。
3.両腕を前後にしっかり振る。
ポイントは思い切り振ること。しっかりと前後に振れるようになると腰や体も動くようになり、自然と前に進めるようになります。腕の振りが速くなると、足も速く動くようになります。
3. 空き缶つぶし
空き缶をつぶす、といっても手で押しつぶすわけではありません。足で、上から踏み潰すんです。これはしっかり太ももを上げて前へ足を出すためのトレーニング。「太ももを高く上げて」とか「ちゃんと足を前へ出して」といっても子供には伝わりにくいもの。
空き缶を踏み潰すことで、太ももをどれくらい上げればいいのか、前へ出すとはどういう動きかを体で覚えることができます。空き缶がきれいに潰れれば、それが正解。ゲーム感覚でできるトレーニングです。これで動きや力加減を体で覚えたら、おうちの中でも「もも上げ」トレーニングをしてくださいね。
次の動画は色々なトレーニング方法が紹介されています。腕の振りの大切さや足を高く上げることなど、実際に小学生の男の子を指導した様子です。ぜひご覧ください。
【かけっこがぐんぐん速くなる簡単な方法。】
いかがですか? とても簡単な方法でぐっとフォームが改善されたのがよく分かります。男の子たちがとても楽しそうに練習しているのがいいですね!
速く走るために気を付けること
1. 姿勢をまっすぐに保つ。
まっすぐに立つこと。これ、意外と難しいんです。まっすぐ立っているつもりでも、顎が上がっていたり背中が反っていたり。まっすぐ立つとはどういうことか? 実はかんたんに分かる方法があります。床に仰向けに寝ること!
膝の裏や腰などどうしても浮いてしまう箇所もあるのですが、意識して床につけるようにしてみてください。これが「まっすぐ」な状態です。走っている最中はこの姿勢をできるだけ保つことが大切なんです。走っていると、手や足の動きに振り回されてこのまっすぐな状態が崩れてしまいます。
体がブレると前に進む力が分散してしまい、スピードが落ちてしまいます。では正しい姿勢を保つためにはどうすればいいか。いろいろあるのですが、まずしっかりとゴールを見ること。体は視線が向いている方向に進むので、視線がブレると体もブレてしまいます。視線を固定することで姿勢は崩れにくくなります。
2. 前に体重を乗せる。
速く走るということは、速く体を前に運ぶということ。前に加速するために、前へ前へと体重をかけることが重要です。そのためにはベタッと足を着くのではなく、足の親指の付け根辺りに体重をかけてください。親指の付け根の少し膨らんだところです。ここを意識して足を前に出すようにすることが大切です。
3. 腕を大きくまっすぐ振る。
腕を大きく振ることで効率よく前進することができます。しかしその腕がまっすぐに振れていないと体がブレる原因になり、結果的に速く走れません。座って練習した腕振りトレーニングを思い出してください。まっすぐしっかり腕が振れれば、座ったまま前進できたはずです。それと同じ。
前に振る時は手の親指の先が顎の辺りまでくるようにし、後ろに振るときは腰の後ろまでしっかりと振り切ってください。やってみるとけっこう大きな振りになりますが、これがしっかり速くできるようになるととてもフォームがきれいになります。
速く走るコツは?
2. 地面を強く蹴る。
3. 腿をしっかりあげる。
4. 視線はゴールに定め、しっかりと走り抜ける。
5. 腕を前後にまっすぐ振る。
速く走るための基本のポイントを挙げました。そしてこれらができているかを判断するやり方ですが、とてもかんたん!ずばり、動画を撮ることです。自分ではできているつもりでも実はそうでもないこと、けっこうあります。思っているより体がふらついていたり腕が振れてなかったり。
なにより子供にとっては、言葉で説明するより分かりやすいんです。もっと足を上げて、とか腕の振りが弱い、とかいうよりも、自分の走っている姿を見れば子供にも伝わりやすいでしょ? 今はわざわざホームビデオを持ち出さなくても、携帯電話やスマートフォンで手軽に動画が撮れる時代。ぜひ活用して下さい。
それからこっそり裏技のご紹介。
どこのおうちにもあるアレで、速く走れるようになる!ちょっと目からウロコですよ~。ぜひご覧くださいね!
まとめ
・なわとび(後ろ回し)
・腕振り
・空き缶つぶし
2. 速く走るために気を付けること
・姿勢をまっすぐに保つ
・前に体重を乗せる
・腕を大きくまっすぐ振る
3. 速く走るコツは?
・ かかとをつけず、足の親指の付け根を意識して走る
・ 地面を強く蹴る
・ 腿をしっかりあげる
・ 視線はゴールに定め、しっかりと走り抜ける
・ 腕を前後にまっすぐ振る
※ 動画を撮り、動きを確認しながら練習すると効果的。
いかがでしたか?わざわざ着替えて運動ができる広いところに行って、なんてしなくてもどれも気軽にできるものが多くて夫婦でホッとしているところです。なわとびなら子供だけで練習できるし、腕振りなんかはテレビを見ながらでもできちゃいます。
空き缶つぶしもゲーム感覚で楽しそうにやってます。さらにお兄ちゃんに負けじと弟も一緒に頑張って練習していて微笑ましく眺めています。週末には公園で夫も一緒に練習する予定。運動会の日、自信を持ってゴールまで走り抜けてくれますように。