「ネクタイは毎日しているけれど、結び方は一種類しか知らない。」という男性は意外と多いようです。
ですが年齢を重ねてある程度のポジションに就き、失敗できないビジネスシーンを数多くこなさなければならなくなった時、ネクタイを毎日おざなりに結んでいる余裕も遊びも感じられないあなたに、取引相手や部下は頼もしさを感じるでしょうか?
ネクタイは女性服のように色や柄、素材の種類が豊富で、巻き方のバリエーションを知らなくても毎日変化を持たせることはできます。
「失敗も変化のうち」と、似合わない雰囲気を楽しめる年齢ならそれでもかまいませんが、先のことを考えると、今から様々な結び方を知っておいても損はありません。
経験や慣れがこなれ感を醸し出します。スタートは今です!
これだけは知っておく!基本の5つ
① プレーンノット (シンプルノット・レギュラーノット)
ネクタイの結び方の中でも、最も基本的なもの。結ぶ時や外す時、ネクタイを傷つけない方法です。
適正体型: 身長は普通~高め、特に上半身の長い人や首の太い人にはおすすめ、動画のみどころは「本人目線」どうしても混乱してしまう、という人は後半必見です!
【阪急百貨店メンズ館】ネクタイの結び方『プレーンノット』
ノットの形を整える時、大剣側をひっぱり過ぎないのがポイントです。
② ダブルノット (ヴィクトリアノット)
プレーンノットとの違いは、大剣が小剣を2重に巻く点。プレーンノットと比較すると結び目にボリュームがでることで上品な雰囲気に。二重になった部分のズレが結び目のおしゃれを演出します。
適正体型: どんな体型でも○ 上半身が短い人はネクタイの長さが調節しやすいので◎こちらも後半に「本人目線」があります!
はるやま ネクタイの結び方(ダブルノット)
結び目が大きくなり過ぎるので、ふつう幅よりも細身のネクタイの方が向いています。
③ スモールノット (オリエンタルノット)
最もシンプルなネクタイの結び方。結び目がコンパクトに仕上がるため、ノットのボリュームを抑えたい時におすすめ。ボリュームダウンの理由は大剣を軸に小剣を巻くため。
適正体型: 身長や座高が高い人、首の太い人
ネクタイの締め方(結び方) – オリエンタル・ノット Oriental Knot
④ ウィンザーノット (フルウィンザーノット・ダブルウィンザーノット)
結び目が大きく、改まった席に合う結び方。結び方が固いので、型崩れしにくい。
適正体型: 身長や座高低め~中くらいの人、首が細い人
おしゃれテク!崩れにくいディンプルの作り方動画「ウィンザーノット編」
大剣を左右にかける時、バランスよく締めるようにするのが結ぶときのコツです。
⑤ セミウィンザーノット (ハーフウィンザーノット)
結び目の大きさは、プレーンノットとウィンザーノットの間くらい。ウィンザーノットで大剣を2回巻く時、1回に減らす。
適正体型: どんな体型の人でも。こちらも親切な「本人目線」ありです。
簡単!ネクタイの結び方!おしゃれ綺麗な【ハーフ(セミ)ウィンザーノット】解説動画
左右が均等になる結び方です。
きれいなディンプルの作り方
ディンプルとは、ネクタイを結ぶときにつくるくぼみのことです。おしゃれとしての意味合いが大きいので、フォーマルな場(特に葬儀)では作らないとされています。
華やかな場や、日常の装いに変化を持たせたい時、ディンプルを取り入れるとスタイリッシュに見えます。光沢のある素材のネクタイに映える演出です。
1日崩れない綺麗なディンプル(くぼみ)の作り方−ネクタイの結び方−
数学的に計算された方法では、ネクタイの結び方は全部で85種類あると言われています。けれど基本中の基本とも言えるこの5つを知っておけば、後はネクタイとの組み合わせで表現は無限です。
そしてさらにバリエーションを増やしたいあなたにはこちらを。
社会人であることに少し慣れたら、モチベーションUPのためにも身だしなみの知識は増やしておきましょう。意外なところであなたを助けてくれるかもしれません。