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府中くらやみ祭り2017オススメの日程と時間、見どころを紹介

ライターのMichelleです。

東京・府中市に1,000年以上の歴史を持つ神社があることをご存知でしょうか?

それが、大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)です。

こちらの神社は府中一帯(武蔵野)を長年守ってきた大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を祀っています。

そんな歴史ある大國魂神社で毎年4月末から5月初めにかけて行われているのが「府中くらやみ祭り」です。

その名の通り、夜に周辺の明かりを消して神事が行われるお祭りで、なんと毎年70万人もの人が訪れているのだとか。

実は私、2012年に日韓W杯が行われた時、会場ボランティアとしてたくさんの外国人を案内した経験があります。

時々、「この辺でオススメの観光地は?」と話しかけてくる外国人もいたりしましたが、とっさにオススメの場所が思い浮かばなかったりしたものです。

もし、日本の伝統ある神社のお祭りに外国人を案内できたら、とっても喜ばれそうですよね。

ですが、外国人を案内するためには、自分自身がお祭りのことをしっかりと知っておかなければガイドはできません。

そこで、府中くらやみ祭りの詳しい日程や開催内容、見どころについて紹介したいと思います。
 


 

府中くらやみ祭りの日程と時間

府中くらやみ祭りは4月30日~5月6日の一週間をかけて、様々な行事が行われます。まずは全体の日程や時間を見ていきましょう。

4月30日(日)
・品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り) 午前9時30分~午後3時30分

5月1日(月)
・祈晴祭 午前9時30分

5月2日(火)
・御鏡磨式 午後7時30分~午後8時

5月3日(水)
・山車の競演 午後6時~午後8時
・競馬式(こまくらべ) 午後8時

5月4日(木)
 ・御綱祭 午前9時
 ・萬燈大会 午後12時30分~午後2時
 ・子供神輿渡御 午後1時30分
 ・太鼓の饗宴 午後5時~午後6時
 ・山車の巡行 午後6時~午後9時

5月5日(金)
 ・例祭 午前10時
 ・道清め 午後1時30分
 ・太鼓送り込み 午後2時30分
 ・宮乃咩神社奉幣 午後2時
 ・御饌催促の儀 午後3時30分
 ・動座祭 午後3時30分
 ・威儀物授与 午後5時20分頃
 ・御霊遷の儀 午後5時20分
 ・神輿渡御(おいで) 午後6時
 ・坪宮奉幣 午後8時30分
 ・野口仮屋の儀式 午後10時30分
 ・やぶさめの儀式 午後11時

5月6日(土)
 ・神輿還御(おかえり) 午前4時~午前8時頃
 ・鎮座祭 午前9時頃

 
4月30日に神職が海に入っての禊(みそぎ)が行われることで祭りが始まり、毎日異なる神事が続きます。特に、5月3日~5日には多くの神事が執り行われます。そして6日の鎮座祭(大祭が無事に終了したという報告)で締めくくられるのが一連の流れになっています。

※上で紹介した神事のいくつかは一般非公開になっています。
 


 

オススメの日はいつ?

たくさんの神事が行われる府中くらやみ祭りですが、メインの行事は5月5日(金)の午後6時から行われる「神輿渡御」となります。神輿渡御に合わせて5月3日(水)~5日(金)にかけては神社の周辺に屋台の出店もありますので、賑わいが増します。府中くらやみ祭りを楽しみたいなら、5月3日(水)~5日(金)に出かけるのがオススメと言えるでしょう。

ただし、混雑もピークになりますので、時間には余裕を持ってお出かけください。
 

見どころはどこ?

先ほどオススメした5月3日(水)~5日(金)の神事の中から、さらに見どころをピックアップして紹介します。

◎競馬式(こまくらべ) 5月3日(水)午後8時~
旧甲州街道の約150mの区間を「一之駒」から「六之駒」と呼ばれる6頭の白馬が3往復します。騎手は烏帽子(えぼし)と直垂(ひたたれ)をまとった、平安時代の装束で騎乗します。馬の脚の速さや優劣を競うのではなく、状態の良し悪しを見るための神事です。


 
◎太鼓の饗宴 5月4日(木)午後5時~午後6時
神社の大鳥居の前に日本でも最大級の太鼓がそろい、打ち鳴らされます。太鼓の音がお腹に響くほどの迫力が楽しめます。
 
◎山車の巡行 5月4日(木)午後6時~午後9時
大鳥居前の旧甲州街道・けやき並木を中心に山車が巡行します。その数、なんと24台!太鼓・笛で囃子を奏でながら街中を練り歩く様子が見られます。山車には提灯が下げられており、暗い中を提灯の灯りをつけた山車がお囃子とともに過ぎていく様子は、なんとも幻想的です。


 
◎神輿渡御(おいで) 5月5日(金)午後6時
府中くらやみ祭りのメインとなるのが、この神輿渡御です。「おいで」とも呼ばれる神輿渡御は、花火の合図で大太鼓が打ち鳴らされるのが始まりの合図です。8基の神輿が白丁という神輿担ぎの正装に身を包んだ担ぎ手に揺さぶられながら、大太鼓に先導されて御旅所に渡御します。

大太鼓の音色と、担ぎ手の威勢の良い「ホイサ」の掛け声とともに神輿が移動する様子を見ていると、見物人の気分も盛り上がります。神輿が揺れるほど神様の威力が増すと言われているため、神輿は激しく揺さぶられます。


 
他にも魅力的なものやしめやかに行われるものなど様々です。気になるものは、ぜひ日時をチェックしましょう。
 


 

まとめ

4月30日~5月6日の一週間をかけて、様々な行事が行われる府中くらやみ祭り。全体の日程や時間は下記の通りです。開催時間については「府中くらやみ祭りの日程と時間」をご覧ください。

430日(日)

品川海上禊祓式

51日(月)

祈晴祭

52日(火)

御鏡磨式

53日(水)

山車の競演

競馬式(こまくらべ)

54日(木)

御綱祭、萬燈大会

子供神輿渡御、太鼓の饗宴

山車の巡行

55日(金)

例祭、道清め、太鼓送り込み

宮乃咩神社奉幣、御饌催促の儀

動座祭、威儀物授与、御霊遷の儀

神輿渡御(おいで)、坪宮奉幣

野口仮屋の儀式、やぶさめの儀式

56日(土)

神輿還御(おかえり)

鎮座祭

 
オススメの日はメインの行事「神輿渡御」が午後6時から行われる5月5日(金)です。5月3日(水)~5日(金)にかけては神社の周辺に屋台の出店もありますので、賑わいが増します。そのため、5月3日(水)~5日(金)に出かけられることをオススメします。

たくさんの行事から、ぜひ見ていただきたいものをピックアップしました。

・競馬式(こまくらべ) 5月3日(水)午後8時~
・太鼓の饗宴 5月4日(木)午後5時~午後6時
・山車の巡行 5月4日(木)午後6時~午後9時
・神輿渡御(おいで) 5月5日(金)午後6時

 
こちらの動画では、府中くらやみ祭りのいろいろな行事の見どころが確認いただけます。
 

【府中くらやみ祭り 2016 Darkness Festival in Fuchu Tokyo】
 

 

私自身は、競馬式(こまくらべ)・山車の巡行にとても魅力を感じましたが・・・いかがでしたか?

府中くらやみ祭りの詳しい日程・見どころについて紹介をしました。

外国人を案内する目的でなくても、一度は見ておきたいお祭りの一つです。GWのひとときを家族とともに日本文化を見直す機会にするのも、素敵ですよ。

私は元々大阪出身のため、「お祭り=だんじり」という印象が強いのですが、お神輿や山車がたくさん見られるこの「府中くらやみ祭り」を生で見てみたいなぁ、と思いました。

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