府中くらやみ祭りの由来と歴史、昔は男女が・・・

ライターのMichelleです。

東京・府中市にある大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)では、室町時代の文書にも記録が残されている歴史あるお祭りが今も開催されていることをご存知でしょうか?

記録では「五月会」という名前になっていますが、江戸中から大勢の人が訪れる人気のお祭りだったようです。

時代の変化とともに内容も少しずつ変化しながら、現代へと受け継がれているのが「府中くらやみ祭り」です。

現在は4月30日~5月6日にかけて開催されており、お祭り期間中には70万人もの人出がある、歴史あるお祭りです。

今回はそんな「府中くらやみ祭り」の由来や歴史について紹介したいと思います。
 

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府中くらやみ祭りの由来と歴史

府中くらやみ祭りは大國魂神社で行われる例大祭です。元々は11世紀ころから武蔵国(むさしのくに)で行われていた国府祭が始まりのようです。武蔵国とは7世紀に成立した、現在の地名で表わすと埼玉県(旧・中葛飾郡を除く全域)・東京都(島しょ部を除く全域)・神奈川県(川崎市・横浜市の大部分)にまたがる、広い地域を指します。

大國魂神社は武蔵国にあった主な神社の祭神を合わせて祀っていた総社でした。地域の中心的存在とも言えたであろう、大國魂神社で行われる府中くらやみ祭りには江戸中から人出があったと言われているのも納得ですね。昔は、「貴いものを見るべからず」という儀礼があり、お祭りのいろいろな神事を見せないようにするために神事は夜に行われたと言われています。

これが「府中くらやみ祭り」の由来になっています。神聖な御霊を人々の目に触れないようにしていたというわけですね。現在では、日中に行われる神事もありますが、伝統を受け継いで夜にしか行われない神事もまだたくさん残っています。

そして、2010年には都指定無形民俗文化財にも指定されました。くらやみ祭りの由来や歴史に思いをはせて神事を見守ってみると、より厳かな気持ちになれるかもしれません。
 

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府中くらやみ祭りと男女

府中くらやみ祭りは歴史もあり、格式の高いお祭りであることがお分かりになったことでしょう。その規模の大きさや格式の高さから、遠くからも大勢の見物人が訪れました。そして、お祭りの場では男女が無礼講であったと言われています。普段はあまり大きな移動もせず閉鎖的な村で過ごしている人たちにとって、府中くらやみ祭りは大切な「出会いの場」でもあったわけです。

普段、限られた行動範囲で過ごしていると出会いの場は限られてしまいます。さらに村の中だけで子孫繁栄を繰り返しているとどうしても「血が濃くなる」というリスクが出てきます。そのようなことを避ける意味でも少子化・廃村を避ける意味でも、府中くらやみ祭りは重要な役割を担っていたようです。

子孫繁栄のために、府中くらやみ祭りが役立っていたとも言えますね。もちろん、男女の無礼講にもいろいろなルールがあり、女性が男性を拒否した場合には出会いもなかったことになっていました。現在でも多くの見物人が訪れるお祭りですから、素敵な出会いもまだたくさん生まれているのではないでしょうか。
 

今はどんなお祭り?

昔は、神事が夜にしか行われなかった府中くらやみ祭りも時代の変化に応じて、少しずつ神事の開催日時や内容が変わりながら続いています。現在の開催日程は4月30日~5月6日となっており、「品川会場禊祓(みそぎはらえ)式(汐汲み・お浜降り)」からお祭りはスタートし、5月3日~5日に多くの神事が行われ、5月6日の鎮座祭にて締めくくられます。

府中くらやみ祭りについて、どのような神事がいつ行われるのかについてはこちらの記事を参考になさってください。
 


 

交通の便も良くなった現在、府中くらやみ祭り期間中に訪れる方はなんと70万人と言われています。日中に行われる神事もたくさんありますので、家族で出かけるのもオススメです。こちらの動画では、府中くらやみ祭りのメインイベントとも言える「神輿渡御(おいで)」の様子をご覧いただけます。
 

【東京 府中 くらやみ祭り 神輿渡御 三之宮神輿 2016.5.5 Kurayami-matsuri Fuchu Tokyo 】
 

 

威勢のいい掛け声が続く様子が、よく分かります。このような神輿が8基も登場するのですから、お祭りが盛り上がるのも分かりますね。神輿渡御以外にも、5月3日に行われる「競馬式(こまくらべ)」や、4日に行われる「太鼓の饗宴」など、見どころがたくさんあるのが府中くらやみ祭りの魅力です。
 

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まとめ

・府中くらやみ祭りの由来
府中くらやみ祭りは11世紀ころから武蔵国(むさしのくに)で行われていた国府祭が始まりといわれています。名前の由来は、昔は神聖な御霊を人々の目に触れないようにしていたため、夜に神事が行なわれていたことにあります。2010年には都指定無形民俗文化財に指定されています。

・府中くらやみ祭りと男女
移動手段も限られ今と比べて閉鎖的だった男女の出会いの場として、祭りの期間中は無礼講とされていました。少子化、廃村を避ける意味でも重要な役割を担っていたようです。

・現在の府中くらやみ祭り
開催日程は毎年4月30日~5月6日となっています。夜だけでなく日中に行われる神事も多く、GWに楽しめるイベントの一つです。特にオススメの神事が5月3日の「競馬式(こまくらべ)」、4日の「太鼓の饗宴」、5日の「神輿渡御(おいで)」などです。

 
日本国内には数え切れないほどのお祭りがありますが、1,000年以上の歴史があるお祭りはそうそうないのではないでしょうか?

私自身、この記事を作成するまで府中くらやみ祭りのことは知らなかったのですが、調べれば調べるほど興味深くなりました。

今年は、家族で足を運んでみたいなぁ、と思っています。街中を馬が駆ける「競馬式(こまくらべ)」などは、うちの子ども達も大喜びしそうです。

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