ライターのyuzuharuです。
梅雨は好きですか?実は私、数年前まで梅雨の時期が苦手でした。
天気はパッとしないし、体調もイマイチ、気分まで滅入ってしまうことが多く感じていたからです。
昔の私のように梅雨があまり好きでない方、得意でない方は少なくはないのではしょうか?
ところが、私はとある場所に友人たちに誘われ出かけたことがきっかけで、毎年梅雨の時期を楽しめるようになり、待ち遠しくさえ思うようになりました。
そんな風に思えるようになったきっかけの場所は、鎌倉にある明月院という所です。
初めて訪れた際、敷地内に広がる2,000本のあじさいの花の幻想的な情景を目の当たりにしました。
花びらが雨粒で濡れ、あじさいの深い青色が本当に美しくとても感動しました。家の周りでもあじさいを見かけることはありますが、この明月院のあじさいとはくらべものになりませんでした。
それからというもの毎年友人たちと明月院へ出かけ楽しんでいます。
もうすぐ梅雨が訪れようとしています。ぜひこの機会にあじさいの咲き誇っている明月院を訪れてみてはいかがでしょうか?
2017年明月院のあじさいの開花時期、見頃はいつ?
明月院のあじさいの開花時期は、平年並みの気温であれば開花時期は6月上旬ごろになります。花が咲き始め最も見頃を迎える時期は、6月の中旬から6月下旬です。敷地内では2,000本の「姫あじさい」という日本古来の品種のあじさいが咲き、やや小ぶりの青い花が辺り一面を「明月院ブルー」と呼ばれるブルーに染めます。
とても幻想的で見ごたえ充分です。もし日程が6月上旬になるようであれば、あじさいの開花状況を明月院に問い合わせてみると安心ですね。足元の悪い時期と重なりがちかと思いますが、動きやすい服装、滑りにくく履きなれた靴など準備万端で訪れて、実際に見てもらいたいです。
明月院のあじさいの見どころ
明月院の山門は絶好のあじさいの撮影スポットです。鎌倉石が敷き詰められた石段の両脇には、たくさんのあじさいが咲いていて訪れた人たちの目を楽しませてくれます。また明月院は「あじさい寺」と呼ばれるだけあって、敷地内には2,000株以上のあじさいが植えられています。
敷地内に植えられているあじさいは、青い花をつける「姫あじさい」という日本古来の品種で統一されています。西洋あじさいより小ぶりの花をつけ、とても可愛らしいのが特徴です。明月院の姫あじさいは、他で見かける姫あじさいの青色よりも濃い青をしており、「明月院ブルー」と呼ばれています。
晴れた日に見るのも幻想的な情景で良いですが、湿度が高いほど青い色が濃くなるので、雨上がりや雨の降っている日にあえて見に行くのも風情がありオススメです。晴れた日、雨の日、雨上がりの直後、それぞれに良さがありますから、いつ見に行っても楽しめるかと思います。
また本堂にある円窓、「悟りの窓」からは、裏に咲いている3,000本もの花菖蒲を見ることができます。庭園は花菖蒲と紅葉の時期にしか一般公開されず、期間限定のお楽しみとなっています。直接庭園を見るのも絶景ですが、窓越しにみる景色もまた楽しませてく、庭園に入るには別途料金がかかりますが、見る価値は十分にありオススメです。(例年、6月上旬から2~3週間の公開になっています。)
明月院アクセス方法、開門時間、拝観料
では、明月院へのアクセス方法・開門時間・拝観料・行く際の注意点などをお伝えします。
【アクセス方法】
電車利用の場合
・東海道JR横須賀線 「北鎌倉駅」下車 徒歩約10分
・江ノ島電鉄 「鎌倉駅」下車 徒歩約20分
・湘南モノレール江の島線 「富士見駅」下車 徒歩約30分
路線バスの場合
・江ノ電バス 「鎌倉駅東口」から本郷台駅行き、または鎌倉駅東口から上大岡駅行きに乗車、「明月院」にて下車。
運賃:現金運賃 180円/IC運賃 175円
車で行く場合
明月院には駐車場はありません。周辺道路は駐車禁止になっていますし、お寺前の明月院通りやこの他の道路でも交通規制が実施され、乗り入れが難しい状況ですので公共交通機関の利用をオススメします。どうしても車で向かう場合は、有料の駐車場を利用してください。
付近の有料駐車場にはタイムズ建長寺西・北鎌倉第3駐車場・鎌倉有料駐車場・ナビパーク山之内第1駐車場・タイムズ鎌倉雪ノ下第5などがあります。
【開門時間、拝観料】
拝観時間 9:00~16:00 (6月は8:30~17:00)
拝観料 300円 (6月は高校生以上500円、小中学生300円)
庭園入園料 500円(花菖蒲が見られる庭園)
こちらの動画では明月院のあじさいの咲く時期の様子を見ることができます。
【あじさい鎌倉明月院Meigetsuin, Kamakura】
敷地内のいたるところに咲き乱れるあじさいの花の様子や、観光に訪れている方々の様子を見ることができます。
ピーク時の人出は?混雑を避ける方法や時間帯はある?
明月院のあじさいの満開のころの混雑は凄まじいもので、想像を絶する混み具合です。特に土日は駅から明月院までの徒歩10分程度の道のりがあまりの混雑に2時間ほどかかる事もあるそうです。(場合によっては入場制限がかかることもあります)またようやく中に入っても、写真を撮ったり、立ち止まったり…で大変混み合います。
そんな中で少しでも混雑を避ける方法や、比較的混雑しにくい時間帯について紹介します。まず平日は土日に比べればマシですがやはり混雑します。10:00を過ぎるともう観光客でいっぱいです。そのことからオススメは開門の8:30より前に着いておくことです。朝早くでつらいところではありますが、ピークの人出を避けることができます。
朝は…と思われる方は夕方16時以降が狙い目です。ただし、空いてはきますが閉門時間も近いので注意が必要です。夕方を狙って行かれる方はくれぐれも閉門の時間に注意してください。また晴れている日より、雨の日の方が空いています。
湿度が高い日の方が、明月院ブルーが一段と映えて見えますので、平日に行くなら雨の開門前に到着しておくことがオススメです。土日に行かれる場合でも開門前に着いておくことが混雑の回避になるかと思いますが、平日よりも早く8:00頃には着いて並んでおくのがベストです。
また公共交通機関を利用される人がほとんどなので、北鎌倉駅に向かう電車は混雑しています。北鎌倉駅に着いても改札口が一ヵ所なので、改札口に向かって人が集中しホームも大混雑が予想されます。電車を利用して東京方面から向かわれる場合は、改札口すぐ横に止まる先頭車両に乗ることをオススメします。
後ろの車両に乗れば乗るほど改札から遠く、改札を通過するのに時間がかかってしまいますので、乗られる際には注意してください。できれば行く道中の混雑も避けたい…という方がおられるかもしれません。そういう場合は、北鎌倉駅まで行かずに大船駅で下車してみてはどうでしょうか?
大船駅で下車後、タクシーで直接明月院まで向かうことで、行きの混雑もだいぶ解消できます。何人かでタクシーに乗れば駅から3キロ程度の距離なので、それほど高額な金額にもならずオススメだと思います。
まとめ
明月院のあじさいの開花の時期は6月上旬で、見ごろは6月中旬から6月下旬になります。明月院の敷地内には、「姫あじさい」という日本古来種の青い小さな花をつける種類が2,000株以上植えられており、別名あじさい寺と呼ばれています。姫あじさいは一般的には薄い青色ですが、明月院の姫あじさいは色が濃く「明月院ブルー」と呼ばれ、満開の時期は幻想的な情景を見ることができます。
明月院へのアクセス方法は、東海道JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩約10分、江ノ島電鉄「鎌倉駅」徒歩約20分、湘南モノレール江の島線「富士見駅」から徒歩約30分を利用するのが一般的です。車で行く場合ですが、明月院には駐車場が無いためオススメしません。
あじさいの開花時期の明月院の混雑は凄まじく、土日ともなれば最寄りの北鎌倉駅からたどり着くまでに2時間以上かかることもあります。6月の開門時間は通常より早く8:30、閉門時間は17:00となっており、少しでも混雑を避けるなら平日は開門前の8:30より前に、土日ならさらに早い8:00より前には到着して並ぶと良いでしょう。
梅雨と言うと、なんとなく気分も上がらずお出かけも億劫になりがちですが、明月院のあじさいは植えられている数も多く見ごたえがあり、明月院ブルーと呼ばれる深い青色があたり一面を幻想的にしてくれています。
ぜひ晴れた日だけでなく雨天の人出の少ない時間に訪れてゆっくりと満喫していただければと思います。