航空祭

2016入間基地航空祭☆ブルーインパルスのアクロバット飛行が見たい!

ライターのMichelleです。

澄み切った秋の青空に、白い軌跡を残して飛行するブルーインパルス。

その姿を一度でいいから目の前で、生で見られたらすごいだろうな・・・と思いませんか?

埼玉県にある入間基地では毎年11月3日に、ブルーインパルスの飛行展示を見ることができるイベント「入間基地航空祭」が開催されます。

我が家には「乗り物大好き!」な小1の息子がいるので、生でブルーインパルスを見たら興奮しておしゃべりが止まらなくなるんじゃないかと想像します。(母としてはブルーインパルスの飛行より、大興奮の息子の姿を見たかったりして・・・笑)

そこで、今回は入間基地航空祭でも一番の人気となっているブルーインパルスについて、たくさんの情報を紹介します。
 


 

ブルーインパルスって何?

ブルーインパルスとは、航空自衛隊の普及活動の一環として航空祭や大きなイベントで、アクロバット飛行(=飛行展示)を披露する専門のチームのことで、正式名称は、宮城県松島基地・第4航空団所属の「第11飛行隊」といいます。

青と白の機体が1機~最大6機で行うパフォーマンスは、ダイナミックでありながら繊細な技術が必要となっています。多くの人に夢と感動を届けるべく日々の訓練を繰り返し、「創造への挑戦」を合言葉に活動をしています。
 

・アクロバット飛行(=飛行展示)
ブルーインパルスの飛行展示は2016年の場合、5月~12月にかけて月に2~3回ペースで全国各地の大きなお祭りやイベントで見ることができます。機体の数などによってプログラムが異なり、それぞれのフォーメーション・プログラムには色々な名前が付けられています。

<ダイヤモンド・テイクオフ>
4機がダイヤモンドの形(◇)を作り、そのままの隊形で離陸します。それぞれの機体の間隔の設定にはいくつかのパターンがあり、それぞれに「デルタループ」「ラインアプレスト」といった名前が付けられています。

<バーティカルキューピッド>
3機で行う飛行で、2機が垂直上昇からスモークでハートを描き、もう1機が中央に矢を貫くように線を描きます。

<タッククロス>
2機が背面飛行を行い1機は真っ直ぐに、もう1機がその軌跡を軸にしてらせんを描くように交差します。2機の機体がぶつかってしまわないか、ハラハラしてしまう技です。

<レインフォール>
5機が密着するように並んだ状態で上空から垂直下降、5方向へ花が開くように展開します。

 


 

ここで紹介した以外にも、大空に星型を描く「スター・クロス」や4機で背面飛行を行う「フォー・シップ・インバート」など高度な技術を必要とするプログラムがたくさん用意されています。日頃の訓練による息の合った飛行に、観客は息を飲むばかりです。

こちらの動画では、2011年の入間基地航空祭のブルーインパルスの飛行展示の一部を見ることができます。
 

【入間航空祭 ブルーインパルスの妙技】
 

 

着陸後、完全に演技が終了するまでパイロット達は息ピッタリです。
 

・パイロット
日本国内でブルーインパルスが結成されたのは1995年です。その際、パイロットの任期は3年と決められました。

1年目:訓練待機。演技を習得するための1年で、飛行展示の際に会場でナレーションを担当したり、機体の後席に搭乗します。

2年目:任務待機。飛行展示を行います。

3年目:飛行展示を行いながら、教官として1年目のパイロットに演技を教えます。

 
地上よりも大きな重力を受けながら、日々の厳しいトレーニングで華麗な技を身につけているパイロット達。選ばれたメンバーの、たった3年という限られた期間だけの演技なのです。
 

ブルーインパルスのパイロットに会うことはできる?

ブルーインパルスが登場する航空祭では、ファンサービスの時間も設けられています。時間帯はブルーインパルスの飛行展示の時間にもよりますが、たいていは午前中です。ファンサービスとしては、以下のような内容が行われます。

・写真撮影
・サイン会
・直接会話

 
ブルーインパルスがその日中にホームベースの松島基地に帰投しない場合は、飛行展示の後にもファンサービスが行われることがあります。ですが、入間基地航空祭の場合はその日中に帰投してしまいますので、パイロット達と交流をしたいなら午前中がチャンスです。
 
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ブルーインパルスの飛行展示が中止になる時がある?

精密な操縦技術が必要なブルーインパルスの飛行展示。無事に演技を披露するためには色々な条件が必要となります。これまでにも、様々な理由で飛行展示が中止となってしまったことが多々あります。どのようなことが原因で飛行展示が中止になったのでしょうか。
 

・天候
会場周辺の天候により、視界が十分取れなかったりする場合は雨が降っていなくても飛行展示が中止になります。雨・霧などの悪天候はもちろん、雲が低く立ち込めている場合も、中止になります。

・他機侵入
ブルーインパルスが飛行する空域に他機の侵入があった場合、飛行展示が中止になります。基本的に航空祭で飛行展示する場合は、事前の手続きなどで他機の進入は禁止されています。ですが2013年の入間基地航空祭の際には、飛行空域にドクターヘリの出動があり飛行展示が中止になってしまいました。

・その他
2012年の入間基地航空祭では、バードストライクにより飛行展示が中止になりました。2番機の機首に鳥が衝突してしまったのです。着陸した2番機には大きな傷跡が付き、演技を続けることができませんでした。

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航空祭当日の天気がいいから、という理由だけではブルーインパルスの飛行展示を見ることができるとは限りません。むしろ、何事もなく飛行展示を見られることの方がラッキーなのかもしれませんね。入間基地航空祭の開催に関する詳しい場所・スケジュール・プログラムなどに関しては、こちらの記事をご覧ください。
 

 

注目すべきブルーインパルスの飛行展示は13時過ぎ~の予定です。入間基地航空祭・会場へのアクセス方法や混雑状況などについては、こちらの記事を参照ください。
 

 


 

まとめ

・ブルーインパルスって何?
航空自衛隊の中でもアクロバット飛行を披露する専門チームの通称。正式名称は宮城県松島基地・第4航空団所属の「11飛行隊」。

◎「飛行展示」とも呼ばれるアクロバット飛行は、全国各地の大きな祭りやイベントで見ることが可能。
 インフォメーション・プログラム紹介
 ダイヤモンド・テイクオフ
 バーティカルキューピッド
 タッククロス
 レインフォール

◎パイロット:日本での結成は1995年。パイロットの任期は3年という決まりがある。
1年目:訓練待機
2年目:任務待機
3年目:飛行展示を行いながら、教官として1年目のパイロットに演技を教える

・ブルーインパルスのパイロットに会うことはできる? 
イベントによって、午前中にファンサービスの時間が設けられる。

◎ファンサービスの内容
写真撮影
サイン会
直接会話

・ブルーインパルスの飛行展示が中止になる時がある?
精密な操縦技術が必要なブルーインパルスの飛行展示を行うには色々な条件が必要となり、様々な理由で飛行展示が中止となる。
◎天候:悪天候・視界不良
◎他機侵入
◎その他:バードストライクなど

 
いかがでしたか?大空を気持ち良さそうに飛び回るブルーインパルス。一度、その演技を目の前で見てしまうと魅了されてしまう方が多いようです。繊細な演技だけに好条件が重ならないと見られないこともあるようですが、一度は目の前で華麗な技術を見てみたいものです。

我が家の息子はバスに乗れば「大きくなったらバスの運転手になる」、新幹線に乗れば「新幹線の運手になりたい」と言います。ですから、ブルーインパルスの飛行を見れば「パイロットになりたい!」と言うに違いありません。

素直に大きな夢を抱けるのも、今のうちだけかもしれませんが・・・目を輝かせて夢を語る息子の笑顔を見られるのは、悪くありません。

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