6年間の学校生活を見守り続けたお母さん方にとっても、卒業式の準備はとても気疲れするものです。目立ち過ぎないように、でも見劣りしないように、子どもの気持ちをくみ取り、自分の服装にも細心の注意を払って準備をしましたね。
全てが揃ってやれやれ…となるのはまだです。
「毎日仕事に出てるんだし、なんとかなるでしょ。」と思っていたお父さんが、直前になってどうにもならないなんてことがよくあります。
「結婚式とかお葬式とか、式にはちょいちょい出てるし。」
「子どもじゃないんだから自分でなんとかするんじゃないかしら。」
希望的観測は最後の詰めでお母さんたちの首を絞めることになります。お父さんの準備は簡単です。今すぐやりましょう!
礼服で出席すればいいの?
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お父さんたちの服装に関する疑問で、多いのがこれです。
校長先生や、まれに来賓の方、卒業生の保護者の代表として挨拶をするPTA会長などであれば、礼服を着用することはあります。ですがよほど学校からの要望があった場合でもなければ、一般の保護者が礼服を着用する必要はありません。
普段ビジネス用に着ているシックな色のスーツで十分です。中に着るシャツやネクタイなどを明るめの色のものにして、華やかな雰囲気をプラスするとよいでしょう。
冠婚葬祭用の礼服か仕事着しか持っていません
次に多いのがこのケース。
仕事用の制服があるなど、スーツを必要としない職業の場合はどうすれば良いかというものです。
さらに卒業式終了後すぐに出勤する、あるいは仕事の途中にわが子の晴れ姿を一目見に出席するなど、お父さんたちのビジネス事情は様々。
「そんな時は仕事用の服装でかまわないのか?」と悩む人はたくさんいるようです。ルールで言えば、決して違反ではありません。ですが先生をはじめ、多くの来賓の方々がわが子の卒業を祝うために正装して出席して下さっている中、保護者が仕事着では立場をわきまえているとは思えません。
卒業生の保護者にふさわしい服装で出席しましょう。
卒業式のためだけに購入するのはもったいないと考えてしまいがちですが、最近では卒入学用のスーツを手頃な値段でセット販売している量販店もありますし、春先に卒業することは決まっているわけですから、福袋でスーツを用意しておくのも賢い方法です。
カジュアルスタイル、どこまで大丈夫?
小学校の卒業式は子どもも私服で出席するため、子どもたちが制服を着用している中学校や高校の卒業式ほどフォーマルを求められてはいません。
ですがわが子がスーツ、お母さんもスーツ、それなのにお父さんがカジュアルではバランスが取れていません。ブレザーやジャケットにチノパンを合わせるくらいのカジュアルなスタイルはよく見られるようですが、子どもが在籍する小学校の雰囲気がどういったものであるのか、事前に調べておいた方がよいでしょう。
お父さんだから気を付けたいこと
参観日やPTA役員などで学校に慣れているお母さんたちと違い、お父さんは慣れていないことがほとんど。
夫婦で出席するつもりでも、仕事の都合があったり、お母さんは色紙やメッセージを書くために忙しくなったり、別行動になることもよくあります。お父さんには、お父さんのための準備が必要です。
① トイレの場所
当日保護者用に用意されるトイレの場所は案内表示が出ているものですが、遅れて来たり、タイミングが悪かったり、利用しにくいこともあります。学校で利用できるトイレの場所はあらかじめ伝えておきましょう。
② スリッパや防寒具
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卒業式は土足で入場できるのか、来客用のスリッパが用意されているのか、確認しておきましょう。薄いスリッパから伝わる冷えでトイレに行きたくなってしまうこともあるので、カイロやスリッパなどの防寒具は、お父さんの分も用意しましょう。
③ ハンカチ
無事に式を終えるまで安心できないお母さんと違い、手放しで感激してしまうお父さんも多く、涙を拭くものがなくて困った、という意見をよく耳にします。ハンカチやティッシュは必需品です。
お父さんの準備は子どもやお母さんたちと違い、あっけなく済むことがほとんど。だからこそ「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、早めに解決しておきたいですね。
他にも準備の多い卒業式、こちらの記事から卒業に必要な準備がわかります。
余裕を持って本番を迎えるために必見の項目です。