夏休みの宿題で、頭を悩ませるのが自由研究。子どもの頃から苦手にしていたお父さん・お母さんもいるのではないでしょうか?
それなのに、我が子が小学1年生になったら、また自由研究が…なんて、ちょっと憂鬱ですよね。
そこで今回は、親子で楽しめる自由研究をご紹介!
ぜひお子さんと一緒に、楽しく取り組んでみてください。
磁石にくっつくもの・くっつかないものを探してみよう!
普段、家や学校で使っているものでも、磁石にくっつくものとくっつかないものがあります。
☆実際に磁石に色々なものをくっつけてみて、確かめてみましょう☆
実験を始める前にどんなものが磁石にくっつくと思うか、予想してみるとより楽しく実験に取り組むことができます。
・磁石
・ハサミ
・クリップ
・輪ゴム
・鉛筆
・消しゴム
・ノート
・硬貨(日本・外国など)
・アルミホイルなど調べてみたいもの
<調べ方>
1)テーブルや机の上に、磁石にくっつくかどうか調べてみたいものを置く。
2)調べたいものの上から磁石を近づけて、くっつくかどうかを確かめる。(ハサミなどは持ち手・刃の部分などで違いがあるか確かめてみる)
3)くっついたもの・くっつかないものに分けて、レポートを作る。
・実験前の予想は合っていた?
※鉄・ニッケル・コバルトが含まれているものは磁石にくっつきます。同じ金属であっても、金・銀・銅・アルミニウムなどはくっつきません。
☆番外編☆砂場で磁石を使ったらどうなる?
磁石をビニール袋に入れて、袋の口をしっかりと結びましょう。
袋に入れたビニール袋を公園の砂場に入れて、ゴソゴソと動かしてみましょう。
しばらくすると、袋の外に黒いツブツブがくっつきます。
砂場で取れた、磁石にくっつくものは何でしょうか?
調べてみましょう!
砂場で取れた砂鉄を使ってスライムを作ると、未知の生物のように磁石に吸い寄せられるスライムを作ることが出来ます。
どのような状態でスライムが動くのかは、コチラの動画でご確認ください。
【アメーバの捕食?】
ゆっくりと磁石を飲み込むような動きは、とてもスライムとは思えませんね。(磁石は磁力の強力なネオジウム磁石がオススメです)
手作りでスライムを作るならコチラの記事が参考になります。
凍らせるとどうなるの?
夏は冷凍庫を利用する機会が増えますね。
そこで、自由研究でも色々なものを凍らせて、どのような変化が起きるのかを調べてみましょう。
・使い捨てのプラスチックカップ
・炭酸の入ったジュース
(コップに半分くらい入る量)
・マジック
・豆腐
・冷凍庫に入れても大丈夫な器
(豆腐が入る大きさのもの)
☆テーマ1☆炭酸入りジュースを凍らせるとどうなる?
実験をする前に、炭酸入りのジュースがどうなるのか予想してみましょう。
・減って凍る?
・そのままの量で凍る?
<調べ方>
1)プラスチックカップの半分くらいまで、炭酸入りのジュースを入れる
2) ジュースを入れた高さが分かるように、マジックで印をつける
3)冷凍庫に2のカップを入れて、3時間ほど凍らせる
冷凍庫から出したジュースは、どうなっていましたか?初めにつけたマジックの印と、凍ったジュースの量を比べてみましょう。
※炭酸のジュースには、二酸化炭素が溶け込んでいます。(=シュワシュワの元)
凍る時に二酸化炭素が入っている分だけ、普通の水やジュースに比べると大きく膨張して結果が分かりやすいものになります。また、実験で凍らせた炭酸入りジュースを食べてみるとどのような感じがするのでしょうか。実験後のお楽しみです。
☆テーマ2☆豆腐を凍らせるとどうなる?
実験をする前に、豆腐がどうなるのか予想してみましょう。
・黄色くなって凍る
・凍らない
<調べ方>
1)器に豆腐を入れて冷凍庫に入れる
2)3時間ほど凍らせたら、取り出して観察してみる
豆腐はどのように変化していたでしょうか?実験前の姿と比べてみましょう。
※豆腐の元は豆乳です。豆腐を冷凍することによって、豆腐の中にある水分と大豆が分離します。
そのことによって大豆のように黄色くなってしまうんです。また、実験後に常温(もしくは冷蔵庫)に戻した豆腐は、どのようになるのでしょうか。
凍らせなかった通常の豆腐と比べてみましょう。
※木綿豆腐を冷凍して自然解凍すると、まるでお肉のような繊維質の状態になります。
水分を絞ってほぐせば、ハンバーグのかさましやマーボ豆腐の肉の代わりに使うことが出来ます。それぞれの実験を行なう前に、「どうなると思う?」という予想を親子でしてみましょう。その予想と、実際の結果がどうだったのかを比べることで、新しい発見をすることができます。
凍らせる実験では実験後にジュースが飲めたり、お母さんと一緒にお料理ができたり、とお楽しみも待っています。この機会に、お子さんがさらに色々なことに興味を持てるようになるといいですね。