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秋の京都、混雑を避けて紅葉を楽しむには?平日・時間帯で賢く観光!

ライターのMichelleです。

日本には紅葉がきれいに見られる場所がたくさんあります。

栃木県(那須)・長野県(駒ヶ根・小谷・松本)・岩手県(一関)・新潟県(湯沢)・福島県(日本松)・富山県(立山)・北海道(上川)、etc…人それぞれにお気に入りのスポットがあると思います。

紅葉の見どころがたくさんある中でも、私は京都に行きたくなります。

日本の歴史を深く感じることができる京都で、和を象徴する紅葉を鑑賞すると、とても癒されます。

ですが、そんな癒しを求めて、京都へ行ったのに、大勢の人でごった返す中での紅葉を鑑賞したのでは、心の癒しからほど遠いものになることもあります。

リピーターや外国人観光客も多い京都の観光で、混雑を嫌って紅葉見物をあきらめている方は、多いのではないでしょうか?

もし混雑を避けて京都の紅葉を見に行けるなら、行ってみようかなあ、とお考えの方に朗報です!

秋の京都観光で混雑を避けて楽しめる方法をご紹介いたします。

紅葉の時期の京都の混雑状況

11月の土日祝日の道路やそれに関する交通機関の混雑状況をまとめました。

◎京都周辺の混雑区間のマップ

京都市内紅葉時期の混雑ルートマップ

◎高速道路混雑区間

【行き】
名神高速道路上り
吹田IC~茨木IC
・大山崎JCT付近
名神高速道路下り
瀬田東IC~京都南IC付近
【帰り】
名神高速道路上り
京都南IC付近~瀬田東IC
名神高速道路下り
高槻バスストップ付近

 

◎京都方面、市内の道路混雑区間

【京都東ICから】
三条通(府道)
五条通(国道1号線)
【京都南ICから】
国道1号線、油小路通京都駅周辺道路-四条-御池
【京都市の各方面から嵐山に向かう】
道路全般
【東山方面】
東山七条-五条坂-清水道-祇園-知恩院前-東山三条道路

※平成27年から市中心部の四条通の車線が片側2車線から片側1車線に変更されており、混雑が避けづらくなっています。

 

◎普段なら便利なバス利用が紅葉時期には…

バスは、多くの観光地を回り本数も充実していて、第一の交通手段でもあります。

市内均一区間が230円(一日乗車券600円)で、市バス、京都バス路線の区間で使用でき、かなりお得な切符があります。(均一区間外の高雄、横大路、桂・洛西方面は追加料金が必要)

しかし、11月の土日祝日は、市内の道路が渋滞するのでバスも動かなくなり、時間のロスが増えてしまいます。

普段なら20分程度で着くところを30分~1時間以上もかけて乗ることもあります。また、乗車率も高いため立ったまま乗車することも多く、とてもつらい時間となってしまいます。

さらにバス停の状況も深刻で、長蛇の列に並んだにもかかわらずやっと来たバスが満員で乗れず、見送らなければならないということも出てくるのです。

特に夕方の京都駅に近いバス停から京都駅方面へ向かう場合などは、そのようなことが多発しています。

 

◎駐車場の混雑状況

観光地が多い京都ですが、慢性的な駐車場不足も問題になっています

駐車場が足りないため空きを待つ車が路上で待機し、渋滞を招くのです。

また、別の駐車場を探して、周辺を回るも多いです。

以上のように、京都は、観光地としてとても人気のある街ゆえの混雑、渋滞問題は山済みのようです。

でも、混雑は毎日、毎時間起こっているのではありません。

ですから混雑をうまく回避してスムーズ観光する方法があるのです。

 

 混雑を避けるには?

混雑を避けて、スムーズな観光をすることは、疲れも少なく、紅葉を堪能できる方法でもあります。

時期や時間帯など項目ごとにご紹介します。

<時期>

11月の連休やその前後の土日を避けて、平日がおすすめです。

こちらの記事で紅葉の見頃を知ることが出来ます。

秋の京都、清水寺の紅葉見頃はいつ?ライトアップも楽しむには?京都の東山にある清水寺は、京都の紅葉の名所としてその人気はトップレベルです。 清水の舞台の下にある渓谷には約1,000本のカエデが...
きれいな紅葉が見られる時期は、混雑も予想されますので、特に平日がおすすめです。

<時間帯>

お寺などの早朝拝観や午前中、閉館に近い時間帯がおすすめです。

京都でディナーまで楽しんで帰宅時間をずらしてみましょう。

<天候>

事前の雨予報や小雨の日、雨のち曇りの日などは、人出が減る可能性があります。

<交通手段>

電車や徒歩がおすすめです。

バスは、電車や徒歩と組み合わせることで有効活用できます。

京都を走る電車は、繁忙期でも時間通りに運行し、時間効率もよく、お得な乗車券もありとても優れた交通手段です。

・市営地下鉄一日券 600円
 ※地下鉄が1日乗り放題
・地下鉄・バス一日(二日)券 900円(1,700円)
 ※京都市営バス、・京都市営地下鉄・京都バス(一部路線を除く)・京阪バス(一部路線を除く)が一日、または連続二日間乗り放題(京都市内のほぼ全域を回ることができます)
・京都地下鉄・嵐電1dayチケット 1,000円
 ※京都市営地下鉄と嵐電(京福電車)が1日乗り放題
※ケーブル・ロープウェイは除く

残念ながら電車の運行ルートは限られており、目的地によっては、利用できないこともあります。

そこで、ぜひ活用してほしいのが、バスと徒歩です。

目的地まで、できるだけ電車で近づいて、残りの距離をバスや徒歩を使う方法がおすすめです。

バスは、乗る距離が長ければ長いほど渋滞時間も増えてしまうので、電車と併用することで時間を短縮することができます。

バスだけで行けるところに電車も使うと、運賃がその分必要となります。ですが、時間ロス・渋滞や満員によって生じる苦痛を考えると、電車を第一にして、バスと徒歩を併用するのがベストな選択です。

徒歩は、体力がいりますし、時間もかかるように思いますが、11月の土日祝の京都観光においてはかなり重要な手段となります。

なぜなら、道路渋滞の時によく言う、「歩いた方が早い」という状況になるからです。

目的地に近づけば近づくほど、車もバスも動かなくなるので、最後は徒歩!これが決め手になります。

歩くことで、電車やバスでは気がつきにくい、風情ある景観を楽しむことも出来ますし、京都観光では、ぜひ「歩く」という手段を取り入れていただきたいです。

この動画は、京都の街中の紅葉を映しています。

 

【youtube動画】Kyoto Japan Fall Drive 京都 紅葉 ドライブ

徒歩で観光地に行く間にも、こういった景色に出会える可能性が多くなります。

<マイカー利用>

バス同様、渋滞にはまると時間ロスが大きいので、避けた方が良さそうです。

お年寄りや小さな子供連れの場合は、車に乗って渋滞覚悟で行くことも仕方ないのですが、混雑するルートを極力避けることで、少しでも時間ロスを防げます。

たとえば、嵐山から東山(清水寺・祇園)までの東西の移動は、御池通を通るなどです。

京都市内は、大通りを避けて抜け道利用するのも良い方法ですが、一方通行も多いので、注意が必要です。

事前に調べておくとスムーズに移動しやすくなります。

<高速道路>

行き帰りのおすすめルートは以下の通りです。

【京都中心部や東山⇔関西方面】
阪神高速京都線・山科ランプ
【鞍馬・岩倉⇔名古屋方面】
湖西道路・真野IC

 

<駐車場問題>

目的地近くの駐車場はあえて使わないのがポイントです。

京都は慢性的な駐車場不足となっているので、目的地に近い駐車場に入ることは、とても困難です。

そこで、少し離れたコインパーキングに駐車するようにしましょう。すると、比較的空きが出やすいので、待ち時間も少なくなります。 パーキングから目的地までは歩くことになりますが、結果的に時間短縮になります。

また、ある駐車場を拠点にして公共交通機関で移動するのもいいでしょう。

その場合は、早朝に駐車するとスムーズに停めることができます。

長時間分の駐車料金は必要になりますが、目的地ごとに料金を払うより、費用も少なくて済みます。

この方法は「パーク&ライド」と呼ばれ、渋滞緩和策として、京都市は臨時駐車場を設けて実施しています。

ぜひ、マイカー利用で京都観光を楽しみたい方は、この方法をご利用ください。

☆京都のパーク&ライドマイカー利用の方におすすめ

パーク&ライドとは、目的地の手前まで自家用車で行って駐車し、そこから鉄道やバスなどの公共交通機関に乗り継いで目的地まで移動することです。

京都の観光をスムーズに行うため、市のサイト京都市情報館で、パーク&ライドの駐車場を紹介しています。

ぜひ、活用して、混雑の不満を解消しましょう

これまで紹介したように、混雑を避ける方法はたくさんあります。

自分たちの状況に応じて出来る限り実践できれば、よりたくさんの観光地にも足を運ぶことが出来そうです。

11月の土日祝日の紅葉を見に行くことになったのなら、普段の京都観光とは違うということを念頭において、混雑を避ける方法で計画をすすめると良いでしょう。

こちらの記事では、京都の紅葉が楽しめる場所を紹介しています。

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この記事で紹介した混雑を避ける方法を駆使して、行きたかった場所や見てみたい紅葉・ライトアップを楽しんでください。

 

まとめ

紅葉が美しい時期の京都を満喫するための情報をたっぷりとお届けしました。

◎秋の京都の混雑状況

◎秋の京都の混雑を避けて観光を楽しむには?

① 11月の連休や前後の土日を避けて平日に計画する
② 電車を利用する
③ マイカー利用はパーク&ライドで賢く移動

秋の京都は、「電車で近づいて、バスと歩きで補う」です。

ぜひ、実行してみてください。

京都の街を地元の人と同じように歩いてみるのも、素敵な発見・出会いがあるかもしれませんね。

秋の京都観光が素晴らしいものとなりますように。

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