出産といえば多くの医療費がかかるものですが、
家族全員の医療費が年間合計で10万円を超えた場合、
確定申告でその一部が戻ってくることはご存知ですか?
医療費控除分を取り戻すためには、出産にかかった費用を医療費として計算し、
書類を提出する必要があります。
ここでは出産の際、確定申告しておくべき医療費について詳しく説明します。
難しそうに思えても、実は簡単。
赤ちゃんのお昼寝タイムを利用してパパッと用意してしまいましょう!
確定申告して還付される医療費って、いくらくらい?
控除額の計算方法は
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2014年現在は健康保険から出産育児一時金が42万円支給されるので、
計算してみると意外に少ないと感じるかもしれません。
確定申告で医療費控除を受けるために、妊娠中から気をつけておきたいこと
確定申告では、医療費控除を含めて自ら税務署に申告することで一部が返還されます。
申告の際には医療費(出産費用)として支払った領収書や、
電車やタクシーを利用した記録を残してある帳簿などを、
必要書類として税務署に提示することが求められます。
妊娠中から出納の記録はこまめに記載し、
領収書などはまとめて保管しておくようにしましょう。
医療費の対象となるものについては
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さらに申告の際には所得金額の合計額を記入する欄や、
源泉徴収票を添付する必要があります。
家族の中で所得の最も多い人の源泉徴収票を取っておくことも忘れないようにしましょう。
☆ 還付金をより多く取り戻すコツ
医療費控除の対象となる期間は1月1日~12月31日まで。
妊娠期間が年をまたぐ場合、
医療費はできるだけ出産の年にまとめることがポイントです。
出費額の高くなる出産の年に合わせて家族の治療を行えば、
申告できる医療費の控除額が多くなり、還付される税金が増えます。
確定申告に必要な書類と書き方
確定申告で医療費控除を受けるために必要な書類と詳しい書き方はこちら
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出産に伴う申請や書類はかなりの数になり、
少額ならいいかとあきらめてしまう人がたくさんいます。
ですが新しく誕生した家族には、それなりに支出もあります。
赤ちゃんの大切な未来を守るためにも、取り戻せる税金は忘れずに申告しましょう!