ライターのMichelleです。
東京近郊にお住いの方々、来年の初日の出はどこで見るかもう決められましたか?
まだ決まっていないという方、高尾山はどうですか?
実は高尾山は日本一の富士山よりすごいのです、世界一なのです。
何が世界一かというと、年間の登山者数!
高尾山は国内外から年間約260万人もの人が訪れる、観光スポットとなっているんです。
当然、初日の出を見に行こうという人も大勢います。
それなりの人出はありますが、世界一と認められている山から初日の出を見ることができたら、良い一年の始まりになると思いませんか。
この記事では、去年までの口コミ情報を元に混雑予想と初日の出が見られるオススメスポットを紹介します。
初日の出を見に行くからには見そこねた!なんて後悔は絶対したくありません。
出かける前に混雑状況を把握して、しっかり絶景スポットを確保し初日の出を拝みましょう。
目次
高尾山の初日の出、いつから混雑する?
高尾山の初日の出混雑はいつ頃から始まると思いますか?
「初日の出なんだから、混むのは日の出2時間前くらいからでは?」
そう考えていませんか?
他の初日の出スポットならそうですが、高尾山はそうもいきません。
というのも、高尾山の中腹には「薬王院」というお寺があり、毎年多くの初詣客でにぎわうからです。
12月31日の夜から登って年明け直後に参拝して帰る人もいれば、そのまま初日の出を見るために残る人もいます。
また、薬王院では0時30分頃から正月行事「新年初詣大護摩供」が始まるので、それを見ていく人もいます。
そのため、高尾山は1月1日の未明に混雑のピークを迎えます。
特に登山道は登る人と下る人の両方でとても混雑します。
ですから、初日の出の時間に合わせて登山する人は注意が必要です。
こちらの記事では、高尾山で初日の出を見るために必要な基本情報を紹介しています。
去年までの混雑情報を元に登山口の出発時刻も予想していますので、ぜひ参考にしてください。
高尾山のオススメ初日の出スポット
高尾山の初日の出スポットは数か所あります。
しかし1つ1つがあまり広くないため、毎年争奪戦が繰り広げられています。どこで見るかを先に決めて、計画を立ててから出かけるようにしましょう!
初日の出の方角は?
初日の出は真東より約30°南方向から登ります。
多くの人がその方角に集まって来るので分からなくなることはありませんが、方位磁石やアプリがあると便利です。
オススメスポット1 山頂
高尾山でも一番人気のある初日の出スポットは、なんと言っても高尾山一の絶景が楽しめる山頂です。
初日の出はもちろん、天候に恵まれれば富士山も見えるので新年にふさわしいスポットと言えます。
山頂は当然場所取りの競争が激しくなるため、安全を考慮して人数制限が設けられます。
一定の人数に達すると山頂へと続く登山道が閉鎖されてしまいます。
毎年「山頂で初日の出が見られなかった!」という声が聞かれるのは、このためです。
絶対に山頂で見たいと考えている方は、徹夜覚悟で出かけましょう。
こちらの動画は、新宿から2時半頃に発車する電車に乗って高尾山へ向かった時のものです。
「高尾山初日の出 2010年.mov」
山頂への登山道はすでに閉鎖されている状況がわかります。
初日の出の方向の目印
1号路から来た方は、回れ右して登ってきた道の方角が東になります。
そこからちょっと右寄りが初日の出の方向です。もし分からなくなったらこちらの石柱を探してください。
「高尾山頂」と書かれた面の前に立って右斜め前が初日の出の方向になります。
ちなみに、この面を背にして前へ進んでいくと富士山が見える展望スポットがあります。
残念ながら初日の出と富士山は逆方向になるので、一緒に見ることはできません。
オススメスポット2 薬王院
1号路の中腹にあるお寺の参道が初日の出スポットになっています。
すぐ横に食べ物を売るお店がたくさんあるので暖まりながら待つことができます。
ただし、場所によっては木が邪魔して見えにくいことがあります。また、参道の横から見ることになるのであまりスペースは広くありません。
本堂周辺からも初日の出は見られますが、参拝客も多いのでゆっくり立ち止まって見ることが難しい状況です。
初日の出の方向と目印
薬王院の参道は開けている方(登っている時は左側)がほぼ東になります。
しばらくは木があって麓の景色が見えませんが、薬王院前のお店がある辺りで景色が開けます。
そこが初日の出スポットになります.
オススメスポット3 霞台展望台
高尾山に登った人の多くが立ち止まって景色を眺めるスポットです。
天気が良い日はスカイツリーをはじめとする東京の高層ビル群を見ることができます。
また夜景も人気があり、夏にはすぐ横のレストランがビアガーデンになります。
このスポットのオススメポイントは何と言っても目の前にケーブルカーとリフトの乗り場があることです。
うまくいけば、行きも帰りもほとんど歩かずに初日の出を拝むことができます。
初日の出の方向と目印
霞台展望台付近にはいくつかの初日の出スポットがあります。
①目印はケーブルカーの「高尾山駅」です。
駅から参道を挟んで反対側が展望スペースになっています。
双眼鏡も設置してあるのですぐに分かりますよ。
初日の出は展望スペースのほぼ真正面から登ります。
②展望スペースの斜め後ろには「絶景展望台」と書かれた看板があります。
案内の方へ登っていくと展望台があり、そこからも初日の出を楽しむことができます。
③「高尾山駅」から少し参道を登って「十一丁目茶屋」というお店の手前に展望スペースがあります。
こちらはベンチが設置されているのですが、展望スペースが南向きのため初日の出にはあまり向きません。
初日の出は展望スペースの左方向から登り、木々の間から見え隠れする感じになります。
明るくなれば目の前にある山々の景色を楽しむことができます。
他のスペースが確保できなかった方はこちらを利用してみてはいかがでしょう?
オススメスポット4 金毘羅台
1号路の途中から少し横道にそれたところにある穴場スポットです。
こちらも夜景が人気で、ここから都心の夜景を撮影する人が多くいます。
ただしこちらはとても狭いスペースとなっています。
すぐに満員になってしまいますのでご注意を。
初日の出の方向と目印
登山口から1号路を登るか、エコーリフトかケーブルカーで登った後に1号路を下っていくと金毘羅台へと続く分かれ道があります。
看板が設置されているので迷うことはありませんが、道が細い階段になっていて足場はあまり良くありませんので注意が必要です。
展望スペースの右斜め前から日が昇ります。
混雑を回避するためにはいつも以上の防寒対策を!
混雑を回避して高尾山から初日の出を見るのはとても困難です。日の出前は、薬王院の初詣客と初日の出を見に来る人で混雑します。
また、夜は複数ある登山道のうち1号路以外が通行禁止になるので登山道はさらに混雑します。
しかし帰宅の際は混雑を回避する方法が1つだけあります。
「ひたすら混雑が緩和されるのを待つ」ことです。
初日の出を見に来た多くの人が、日の出を見たら帰宅、もしくは薬王院で初詣して帰宅というコースをたどります。
その人たちが下山してしまうと少しは混雑が緩和します。
しかし、その間にも初詣客が続々登ってきますので、まるっきり人がまばらになることはほとんどありません。
ご注意ください。
混雑が緩和するのを待っている間は、日が昇った後と言ってもとても寒いです。
温かいものを売っているお店も当然混雑しますので、長い時間寒さに耐えられる防寒具が必要になります。
過去に初日の出を見に行った人は「南極に行った気分」と感想を述べている人もいます。
自動販売機も列ができますので水筒に温かい飲み物を用意しておくと安心です。
無事に初日の出を拝むことができたら、薬王院周辺をのんびり楽しんで慌てずに帰りましょう。
その際は、お土産話と一緒にオモシロ土産も買いませんか?
これで初笑いの準備も万端です!
高尾山以外のオススメ初日の出スポット
初日の出登山は魅力的だけど、自分にはちょっと難しい・・・。
そう考えている方のために、東京で楽しめる初日の出スポットを紹介します。
記事の中で初日の出の定番スポットから穴場スポットまで、色々紹介しています。
寒いのが苦手な方も安心な屋内の絶景スポットもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
山頂から絶景の初日の出が見られるスポット・高尾山について、元日の混雑状況やおすすめのビュースポットなどを紹介しました。
元日の天気は例年「おおむね晴れ」となっていますが実際に初日の出が見られるかどうかは、時の運となってしまいます。
あいにく初日の出が見られなくても薬王院で初詣ができますから、ご利益はあります。
初日の出見物・初詣の計画を立てて出かける方は、万全な準備をしていきましょう。
世界一の登山客が訪れるほど登りやすい山、高尾山。
しかし山には変わりありません。
体調も万全にしておきましょう!