「手作りチョコ」というと、どうしても茶色一色になりがちです。
市販のチョコスプレーやナッツ類を乗せてデコレーションする方法もありますが、なんだかありきたりの仕上がりになってしまいます。
せっかく作るなら、もらった人をあっと言わせるチョコを作りたい!
そう考えている方にオススメなのが「チョコ用転写シート」!
扱う際にはいくつかの注意点がありますが、使い方の手順はとっても簡単!
使う道具もはさみ、もしくはカッターだけ。
チョコ用転写シートを使いこなせれば手作りチョコが一気にランクアップしますよ。
こちらでは、チョコ用転写シートについて詳しくご紹介します。
今年のバレンタインは、チョコ用転写シートを使ってブランドチョコ風のオシャレなデコレーションにしてみませんか?
チョコ用転写シートってどんなもの?
上のようなチョコを見たことありませんか?
チョコの上に描かれている模様は、これから紹介する「チョコ用転写シート」が使われています。
チョコ用転写シートは、植物油脂に色をつけてシートに模様を描いたものです。
そのシートをチョコレートが温かく柔らかいうちに上に乗せて一緒に冷やすことでチョコに模様を転写することができます。
製菓材料店などで500円前後から売られていますが、最近では100円ショップで売られていることも!
模様は文字からイラストまで色も種類もたくさんあるので、お気に入りの1品が必ず見つかりますよ。
チョコ用転写シートの使い方と注意点
好きな柄のチョコ用転写シートが手に入ったら、さっそくチョコ作りを始めましょう。
そこで最初の注意点です。
<チョコ用転写シートの取り扱い注意点①>
☆チョコ用転写シートはすべてのチョコレートに使えるわけではありません。
転写シートが使われている商品を見ていただければ分かるように、表面に凹凸がない平らなチョコレートに使用します。
球体のトリュフなどには使えませんので注意してください。
転写シートが使えるチョコで、初心者も簡単にできる方法は以下の2つです。
・アルミカップなどにガナッシュを入れて上から溶かしたチョコ+バターを流し入れたもの。
・ガナッシュにテンパリングしたもの。
それぞれ、冷やし固める前にチョコ用転写シートを乗せます。
今回は、一番簡単なアルミカップを使ったチョコで模様を転写する方法をご紹介します。
●材料
・ガナッシュチョコ
(生チョコのような柔らかいチョコ)
・テンパリング(コーティング)用のチョコ
この2つを使うと真ん中が柔らかいチョコになります。
もっと簡単に作りたい方は、板チョコとバターなどを溶かして固めるだけでもOKです。
その場合は、中心も固いチョコになります。
・チョコ用転写シート
(お好みの柄)
・アルミカップ
中心にガナッシュを入れたチョコは大きいものでも大丈夫ですが、板チョコだけの場合は中まで固くなるので小さめのカップがオススメです。
<チョコ用転写シートの取り扱い注意点②>
☆転写シートは20℃前後の冷暗所で保管する。
チョコ用転写シートの模様は植物油脂で描かれています。
そのため、温かい場所で保管すると溶けて模様がにじんでしまう恐れがあります。
人気の柄は売り切れる可能性もあるので早めに買っておきたいものですが、その際は必ず冷暗所で保管しましょう!
●作り方
1) チョコ用転写シートの表と裏を確認する。
指で触れてざらざらと凹凸がある方がチョコにくっつける方です。
この時も、触りすぎて指の熱で模様を溶かさないように注意しましょう。
2) アルミカップの形に合わせてチョコ用転写シートをカットする。
アルミカップは横から見ると上に行くほど外側に広がっています。
チョコをどの辺りまで入れるか考えてカットする大きさを決めてください。
<チョコ用転写シートの取り扱い注意点③>
☆チョコ用転写シートは水で濡らさないように!
転写シートは水にも弱いので濡れた手で扱わないようにしましょう。
特に、チョコレートと転写シートの間に水があると、模様がきれいに転写されなくなります。
水がついてしまったら、すぐにティッシュなどで水を吸い取るようにしましょう。
こするのもNGです!
3) アルミカップにチョコを流し込む。
中央にガナッシュを入れる場合は、以下の手順になります。
・テンパリング用のチョコを底に薄く流し入れる。
・冷やし固めて、アルミカップより一回り小さいガナッシュを中央に置く。
・ガナッシュを覆うようにテンパリング用のチョコを流し入れる。
4) 空気を抜きながら、表面を平らにするためにアルミカップを軽く下へ落とす。
アルミカップのふちを両手で持って、1cmくらい浮かせて下に落とします。
これを数回行い、チョコの表面に凹凸と気泡がなくなっていることを確認してください。
<チョコ用転写シートの取り扱い注意点④>
☆転写シートは平らな箇所でないと模様が綺麗に転写できません!
少しでもチョコに凹凸があると全体が綺麗に転写されません。
しっかり平らになっていることを確認しましょう。
<チョコ用転写シートの取り扱い注意点⑤>
☆熱すぎるチョコに転写シートを乗せるのはNG!
チョコの熱でも模様が転写される前に溶けてしまう恐れがあります。
特に、チョコに溶かしたバターを加えたものは人肌くらいまで冷ましてから転写シートを乗せましょう。
6) 冷蔵庫でしっかり冷やす。
使用したチョコによって多少の違いはありますが、最低でも30分冷やすと安心です。
冷やし方があまいと、チョコに模様が転写されない恐れがあります。
7) チョコから転写シートの台紙をはがす。
<チョコ用転写シートの取り扱い注意点⑥>
☆チョコ用転写シートはゆっくりそーっとはがす。
勢いよくはがすと、模様が台紙の方に残ったままになる恐れがあります。
端からゆっくりとはがしましょう。
これで完成です。
細かい使い方などは、こちらの動画で確認できます。
「転写シートで簡単かわいい手作りチョコの作り方」
●チョコ用転写シートの注意点まとめ
・熱と水に弱いので、取扱いに注意する。
・平らな部分でないと綺麗に転写されない。
・転写シートを乗せたチョコはしっかり冷やす。
・台紙はゆっくりはがす。
ポイントさえ押さえておけば、とても簡単にオシャレなチョコが完成しますよ。
迷うほど種類がいっぱい!通販のチョコ用転写シート
最近では100円ショップでも売っているチョコ用転写シートですが、やはり製菓材料店にはたくさんの模様があって好きなものが選べます。
しかし、専門店が近所にある人はごく限られた人だけです。
そこでやっぱり便利なのは通販。
ここで、通販で売られているチョコ転写シートで、人気が高いものを少しご紹介します。
●チョコレート転写シート(ハート)
【商品紹介:チョコレート転写シート(ハート)】
バレンタイン定番の模様、ハート形の転写シートです。
購入した方からも、簡単できれいに模様が転写されたと好評でした。
一緒に転写シートの使い方が書かれた説明書が付いているのがうれしいです。
●チョコレート転写シートマドモワゼル
年上の男性にも喜ばれるシンプルな柄の転写シートです。
【商品紹介:チョコレート転写シートマドモワゼル】
こちらのお店では、数種類の転写シートが売られていますので、色々な柄のまとめ買いができます。
きれいに転写できたので別の柄も購入したという方もいらっしゃいました。
1種類では物足りないという方はぜひこちらをチェックしてください!
●チョコ付!チョコプリントシートキット
これを買えば、すぐにチョコ作りに取り掛かれる商品です。
転写シートを切ったり、チョコや型を別途用意する必要がありません!
【商品紹介:チョコ付!チョコプリントシートキット】
これなら小学生の女の子でも簡単に本格的な模様のチョコレートが作れます。
そのまま箱に入れれば、パズルのようになるのもステキですね。
こちらも複数の柄がありますので、お気に入りの1品が見つけられますよ。
チョコが完成したらラッピングもオリジナルに!
せっかくチョコレートを手作りしたのですから、ラッピングもオリジナルにしましょう!
ラッピングの見た目で驚かせて、中身の本格的模様のチョコでさらに驚かせる。
考えただけでもワクワクします。
【参考記事】
可愛いラッピングまとめ☆バレンタインに使える!ラッピング5選
こちらでは、定番のラッピングにひと手間加えたものから、とても珍しいラッピング方法まで集めて紹介しています。
材料のほとんどが100円ショップや文房具店などで簡単に手に入るものばかりを使用しています。
これで今年のバレンタインは準備万端で迎えられますよ!