寒いうえに雪が積もっているとなると、誰もがあまり外に出たくなくなるものです。
しかし、雪が降り積もる冬の北海道では、その雪を利用して多くの人を集めるお祭りが開催されています。
毎年、札幌雪祭り開催期間中には240万人もの人が訪れ、その年話題になった雪像などが人気を集めています。
また、最近では、ライトアップやプロジェクションマッピングなどが夜の雪祭りを彩っています。
こちらの記事では、「札幌雪祭り」の開催日程など基本情報と、寒い北海道を乗り切るための服装について紹介しています。
「札幌雪祭り」ってどんなお祭り?
冬は各地で雪まつりが盛んになりますよね。
中でも有名なのが、北海道の「札幌雪祭り」です。
正式名称は「さっぽろ雪まつり」で1950年に地元の中・高校生が大通公園に6体の雪像を設置したことから始まりました。
その後、雪像製作に力を入れたことで、テレビや新聞などで紹介され、全国各地から観光客が訪れるようになりました。
また、1972年に開催された札幌冬季オリンピックでは、世界にもこのお祭りが知られるようになりました。
観光客が増えたことで、当初2日間の開催期間を7日に延ばしたり、第2会場を設置したりなど、より多くのイベントを開催し、現在では全国から多くの観光客が訪れる札幌の冬の一大イベントとなっています。
第67回「さっぽろ雪まつり」は2016年2月1日より開催が決定しています。
各会場の詳細・どんなイベントがある?
◆大通会場
●開催期間
2016年2月5日~11日
●ライトアップ
日没から22時まで
●場所
大通公園西1丁目~西12丁目まで
●アクセス
新千歳空港からのアクセス
空港からJR千歳線 札幌駅
→札幌市営南北線・札幌市営東豊線(地下鉄)で大通駅まで。
*札幌駅~大通駅(~すすきの駅)は地下道でつながっているので、徒歩での移動も可能です。
札幌雪祭り(さっぽろ雪まつり)のメイン会場である大通会場。
1~3丁目は地下街や地下駐車場があるため大規模な雪像は設置されず、スケート場・氷像・スノーボードジャンプ台がメインとなります。
大規模な雪像は4~10丁目に設置されます。
日没と同時に雪像がライトアップされ、昼とは違う美しさを楽しむことができます。
雪像に様々な映像を映し出すプロジェクションマッピングも開催期間に合わせて行われます。
このことから、日没後はどうしても込み合うので、人混みが苦手な方は日中、特に午前中に見学することをおすすめします。
また、国際コンクールがされる11丁目では世界各国から参加者が集まり、コンクールだけあって素晴らしい雪像を見ることができます。
12丁目は市民の手による小規模な雪像がありいろいろな雪像を楽しむことができます。
6丁目では、屋台で様々な食事を楽しめます。
去年の人気メニューはこちらのメニューでした。
・浜の母ちゃんが炊き込むウニごはん
・元祖・本ずわい蟹の甲羅盛りの炭火焼き
・今が旬の噴火湾の帆立
・阿寒ポークのやわらか豚丼に、揚げたての天ぷらを載せた田舎そば
・ザンギ
さすが北海道!魚介類の屋台が豊富です。
メニューを見ただけで美味しそうですね。
11丁目の国際コンクールでは、「食の国際交流」コーナーがあり、イラン・ロシアなど、様々な国の屋台を楽しめます。
◆すすきの会場
●開催期間
2016年2月5日~11日
●ライトアップ
日没から23時まで
(最終日は22時)
●場所
南4条通りから南7条通りまでの西4丁目線(駅前通り)市道
●アクセス
札幌駅から地下鉄南北線ですすきの駅まで。
地下道がつながっているので、札幌駅から徒歩でも行けます。
すすきの会場では薄野大通りに沿って美しい細工の氷像が並んでいます。
すすきのといえば北海道でも有名な歓楽街ですが、そのネオンが氷像に映るさまは美しく、雪像とはまた違った魅力を感じることができます。
繊細な氷像を見たい方は、ぜひ足を運んでくださいね。
◆つどーむ会場
●開催期間
2016年2月5日~18日
●開催時間
9時から17時まで
●場所
札幌市スポーツ交流施設コミュニティドーム(通称:つどーむ)
●アクセス
・札幌駅から地下鉄東豊線「栄町駅」2番出口から徒歩15分
・札幌駅からシャトルバス(昨年は200円)
・栄町駅からもシャトルバス(昨年は100円)
・地下鉄南北線 麻生駅からシャトルバス(昨年は200円)
つどーむ会場は大通から離れて札幌郊外にあるので、初めての方には行き方がわかりにくいかもしれません。
一番わかりやすいのは札幌駅からのシャトルバスですが、大通やすすきのを通過するため、混雑します。
混雑を避け、なおかつわかりやすい方法は、地下鉄東豊線「栄町駅」からのシャトルバスです。
料金も格安なので、おすすめです。
栄町駅より徒歩でも可能ですが、雪道を歩くので靴などに注意が必要です。
つどーむ内では飲食ブースやふれあい広場、ステージイベントなどが開催されています。
雪や氷の滑り台、スノーラフトなど、屋外施設があり、特にお子様連れの方は楽しめる会場です。
こちらの動画でつどーむ会場の様子がよくわかります。
雪の滑り台をチューブを使って滑る様子は大人も子供も楽しめそうです。
また、シャトルバス乗り場や屋台の様子なども参考にしてください。
「札幌・さっぽろ雪まつり つどーむ会場 Sapporo Snow Festival Tsudome」
各会場のイベント詳細についてはお出かけ前に公式サイトでご確認ください。
寒い北海道どんな服装で行けばいい?靴は?
北海道の冬は寒く、厳しいものです。
2月の平均気温はマイナス3.2度。
まして屋外で行われる雪まつりなので寒さ対策は万全にしなければいけません。
まずは、基本としてヒートテックの下着と裏起毛の服などを3~4枚ほど着込みましょう。
そのあとジャンパーなどの上着を羽織りますが、これはフード付きが望ましいです。
帽子や耳当てをしていても、札幌の寒さは半端ではありません。
長時間外にいるなら、帽子・耳当て・フード付きコート(風を通さないもの)がおすすめです。
また、ネックウォーマーやマフラー、厚手のズボンに厚手の靴下(トレッキング用のものだとなお良し)、さらに、冬用の靴(滑り止め付きがおすすめ)や、ホッカイロも必須です。
さらに靴用のホッカイロなども役に立ちます。
靴用ホッカイロや起毛付きの靴底を購入して使う場合は、靴はワンサイズ上のものを選んでください。
また、その時の気候にもよりますが、『北海道の寒さで鼻の中が凍り、温かいところに来たら鼻血が出た。』という話も聞きますので、マスクをするのもおすすめです。
ズボンではなくスカートをはきたいという方がいたら、さらに寒さ対策は万全に。
厚手のタイツにレッグウォーマーを着用し、冷えないように対策してください。
つどーむ会場で遊びたい方は、なるべくスキーウェア着用で万全にしてくださいね。
雪像ライトアップについて
日没と同時に美しくライトアップされる雪像は、昼とはまた違った美しさを見せてくれます。
防寒対策を万全にして、一つ一つの雪像を見上げたいところです。
会場ではありませんが、札幌テレビ塔から会場を一望するのもおすすめです。
入場料はかかりますが地上からとはまた違った景色を楽しむことができます。
特に、日没後のイルミネーションは一見の価値ありです。
●料金
・大人:720円
・高校生:600円
・中学生:400円
・小人:300円
また、日没後に3か所で行われるプロジェクションマッピング。
大雪像に浮かび上がる幻想的な光景は、見る人の目を楽しませてくれます。
こちらの記事ではプロジェクションマッピングや、北海道のグルメ情報について詳しく紹介しています。
【参考記事】
2016札幌雪祭り見どころ紹介☆マッピング・北海グルメ雪祭り攻略法
昼も夜も見る人の目を楽しませてくれる雪像。
一日で全部を見るのは難しいですが、それでも一見の価値ありですね。
この時期にしか見られない雪像や氷像を一目見て、冬の北海道を楽しんで下さい。