1枚につき1日中、JR全線を自由に乗り降りできる魔法の切符「青春18きっぷ」。
この切符は5枚綴りで、3月・7月~8月・12月の学校が長期休みの期間に使うことができます。
また、使用するにあたっていくつかの注意点はありますが、とにかく安く、また電車の旅を楽しみたい方には便利な切符です。
今回は青春18きっぷを利用した場合の大阪発の旅を、各方面別にご紹介します。
大阪発関東方面へのおすすめルート
(1)日帰り
日帰りでおすすめするのは、名古屋を巡る旅です。
大阪駅から名古屋駅に向かうには、JR東海道本線に乗って行きます。
時間は約2時間40分かかります。
名古屋でおすすめの場所はこちらです。
①名古屋城
徳川家康が天下統一のために最後に築いた城です。
城内部では火縄銃などを見ることができるほか、実物大の金のしゃちほこに乗って写真を撮ることもできます。
開園時間
9時~16時30分
休園日
12月29日~1月1日
観覧料
大人500円
中学生以下無料
鉄道・新幹線の歴史やジオラマ、本物の車両を見ることができます。
開館時間
10時~17時30分
休館日
毎週火曜日
(春休み、ゴールデンウィーク、夏休みは除く)
12月28日~1月1日
入館料
大人1,000円
小中高生500円
源氏物語絵巻などの国宝、大名道具などを見ることができます。
開館時間
10時~17時
休館日
月曜日
入館料
大人1,200円
高大学生700円
小中学生500円
紡績工業について紹介するエリアと自動車を紹介するエリアに分かれており、自動車エリアでは歴代のトヨタ車を見ることができます。
開館時間
9時30分~17時
休館日
月曜日・年末年始
入館料
大人500円
中高生300円
小学生200円
⑤熱田神社
アツタノオオカミが祀られている神社です。
宝物庫には日本書紀・織田信長朱印状・国宝級の刀剣などが収められています。
・宝物庫
拝観時間
9時~16時30分
休館日
毎月最終水曜日とその翌日
12月25日~31日
拝観料
大人300円
小中学生150円
また、名古屋には味噌カツ・手羽先・小倉トースト・味噌煮込みうどん・ひつまぶし等など…
とにかく美味しいものがたくさんあります。
これら美味しいものを食べ歩きするのもおすすめです。
(2)1泊2日
1泊2日でおすすめするのは、神奈川県の湯河原温泉で疲れを癒す旅です。
湯河原駅に行くには、大阪駅からJR東海道本線を使います。
時間は約8時間かかります。
湯河原温泉は、約1200年前万葉集の歌に詠まれるほど昔から親しまれてきた温泉です。
夏目漱石・与謝野晶子など数々の文人が愛し、万病にも効くとされています。
また、近隣には以下のような記念館・美術館も立ち並んでいます。
①木村美術館
木村一喜工学博士夫妻によって集められた炎の芸術作品・陶磁器・刀剣などを見ることができます。
開館時間
10時~17時
休館日
火曜日
入館料
一般700円
高・大学生500円
小中学生300円
第2次世界大戦の際、米艦ミズーリ号で全面降伏文章調印を行った重光葵の別邸を改装した記念館です。
開館時間
金曜日12時~17時
土曜日10時~17時
日曜日10時~13時
入館料
大人600円
学生300円
③西村京太郎記念館
ミステリー作家西村京太郎が出版した本・原稿・ビデオが展示されています。
休館日
水曜日
12月29日~1月3日
入館料
大人500円
高・大学生300円
小中学生100円
「人間国宝」に選ばれた職人の作品を見ることができます。
また、見学後「人間国宝」の方が作ったお茶椀でお抹茶もいただけます。
開館時間
9時30分~17時
入館料
一般1,000円
(抹茶・菓子付き)
小中高生200円
なお一般の場合のみこちらのHPで、900円で入館できる割引券を印刷できます。
ヴェネチアン・グラス、現代ガラスを見ることができます。
開館時間
9時~17時30分
入館料金
大人1,500円
高・大学生1,100円
小中学生600円
また、こちらのHPで100円割引券を印刷することができます。
(3)2泊3日
2泊3日でおすすめするのは、横浜を巡る旅です。
横浜駅に行くには、大阪駅からJR東海道本線で横浜駅まで行きます。
時間は約9時間かかります。
そのため、途中熱海駅や小田原駅で休憩をとることをおすすめします。
横浜駅はずっと工事の終わらない、日本の「サグラダ・ファミリア」と呼ばれる場所です。
そのため、駅構内で迷わないようにご注意ください。
また、横浜でのおすすめの場所はこちらになります。
そごう横浜店6階にある美術館です。
毎回様々な作品を展示しています。
なお、入館料は企画展によって異なります。
歴代の日産車や外国向けに販売している車など、様々な車を見ることができます。
また時期によっては試乗もできます。
開館時間
10時~20時
ここから先は、JR横浜線で関内駅まで移動します。
中華料理・衣服・占いなど…まるで中国に行った気分を楽しめる場所です。
ここにはおいしいものがたくさんあります!
日本郵船歴史博物館では、海運の歴史について学ぶことができます。
氷川丸は85年前に作られた船で、当時の客船などを見学することができます。
開館時間
10時~17時
休館日
月曜日
入館料
・日本郵船
一般400円
中高校生250円
・氷川丸
一般300円
中高校生100円
・両施設セット
一般500円
中高校生300円
人間国宝の方が作った人形からフランスなどの外国の人形まで…様々な人形を見ることができる博物館です。
また定期的に人形劇も上演されています。
開館時間
9時30分~17時
休館日
月曜日
入館料
大人400円
小中学生200円
中にはショップやレストランなどがあり、展望台では横浜を一望することができます。
展望フロア営業時間
10時~22時
展望フロア入場料
大人750円
中高生500円
小学生250円
幼児200円
なお、氷川丸入館とセットになった券の場合、大人900円・中高生550円・小学生300円になります。
また、横浜人形の家とセットになった券の場合、大人900円・高校生700円・中学生550円・小学生350円となっております。
シルク(絹)について学び、体験もすることができる博物館です。
開館時間
9時30分~17時
料金
一般500円
高大学生200円
小中学生100円
なお、宿泊は青春18きっぷを使うとお得に泊まることができるホテルニューグランドがおすすめです。
大阪発北陸方面へのおすすめルート
(1)日帰り
日帰りでおすすめするのは、福井県小浜で美味しいお魚をいただく旅です。
小浜駅まで行くには、大阪駅からJR北陸本線で敦賀駅まで行き、そこからJR小浜線に乗り換えていきます。
時間は3時間ほどです。
小浜でおすすめするのはこちらです。
小浜は漆箸の約80%を生産している場所です。
そんな漆箸について学ぶことができるのがこの施設です。
また、ここでは自分だけの箸を作ることもできます。
開館時間
9時~17時
休館日
毎週木曜日
②若狭公房
食文化館2階にある施設で、箸やめのう・和紙など様々な伝統工芸を体験することができます。
開館時間
・3月~11月 9時~18時
・12月~2月 9時~17時
休館日
毎週水曜日
12月28日~1月1日
入館料
無料
③若狭小浜お魚センター
地元の漁港で獲れた新鮮な魚や海産物を低価格で購入することができます。
また、七輪で干物やハタハタなどを自分で焼いて食べることもできます。
営業時間
7時~売り切れ次第終了
休業日
毎週日曜日
祝日の午後
水曜日(不定休)
七輪焼き広場利用料
大人300円・子ども100円
④濵の四季
小浜市が運営しているレストランで、地元で採れた新鮮な食材を利用した地元料理を堪能することができます。
営業時間
平日11時~14時30分
休日11時~20時30分
定休日
水曜日
12月30日~1月1日
(2)1泊2日
1泊2日でおすすめするのは、福井県は越前で歴史と文化に触れる旅です。
1日目
まず大阪駅からJR北陸本線を利用してJR武生駅まで向かいます。
時間は3時間ほどかかります。
JR武生駅周辺でおすすめの場所はこちらです。
越前陶芸村には様々な施設が集まっています。
・福井県陶芸館
様々な越前焼を見ることができるほか、実際に越前焼を体験することもできます。
・茶苑
越前焼の茶碗を実際に使って、お抹茶を堪能することができます。
お抹茶一服300円
・穴窯
・登り窯
・越前陶芸村文化交流館
休館日
月曜日
12月28日~1月4日
②劔神社
ここにはスサノオノオオカミ・ケヒノオオカミ・オシクマノミコが祀られています。
また織田信長が氏神と崇めていた神社でもあります。
ここでは劔神社・越前焼・織田信長について学ぶことができます。
営業時間
10時~18時
休日
月曜日
12月29日~1月3日
料金
一般100円
中学生以下無料
越前ガニに触れることができ、越前ガニ漁の歴史について学ぶことができます。
なお、2015年9月1日~2016年6月末までリニューアル工事のため休館しています。
営業時間
9時~17時
休館日
毎週火曜日
利用料
大人610円
子ども300円
他にも露天風呂や、織田信長にゆかりのある場所が多数あります。
なお、宿泊は温泉やカニを楽しむことができる公共の宿「しきぶ温泉湯楽里」がおすすめです。
2日目
2日目はJR敦賀駅まで向かいます。
時間は30分ほどかかります。
敦賀でおすすめの場所はこちらです。
①玄蕃尾城
柴田勝家が最期を迎えた山城です。
②氣比神宮
イザワケノミコト・チュウアイテンノウ・ジングウテンノウなど、漁業に関する神が祀られている神社です。
また、天然記念物ユーカリ・芭蕉の像・長命水などもあります。
敦賀まつりで使われる山車3基を展示しているほか、武者人形・実物の鎧兜・能面などが展示されています。
営業時間
10時~17時
休日
毎週月曜日
年末年始
料金
一般300円
高校生以下無料
なお、博物館共通券は500円になります。
④創作和紙人形紙わらべ資料館
日本の昔の様子を和紙人形で再現した資料館です。
開館時間
4月~10月 10時~17時
11月~3月 10時~16時
休館日
毎週月曜日・火曜日
入館料
中学生以上200円
小学生以下無料
⑤金崎宮
タカナガシンノウ・ツネナガシンノウが祀られている神社です。
ここは桜が有名で、大願成就・恋愛成就に効果があるとされています。
また、ここには「難関突破守り」も販売されています。
これはかつて、織田信長の妹お市が織田勢が浅井・朝倉両軍に挟まれ境地に陥っていることを知らせるために、小豆を入れた袋の両端を紐で結んだものを再現したものとなっています。
かつて新田義貞が足利軍と戦い、敗れた場所です。
また、姉川の戦いの際、豊臣秀吉がしんがりを務めていたのもこちらとなっています。
帰りは敦賀駅からJR北陸本線で大阪駅まで帰ります。
(3)2泊3日
2泊3日でおすすめするのは、石川県の加賀温泉・金沢・輪島を巡る旅です。
1日目
1日目は能登を巡りましょう。
まず大阪駅からJR湖西線・北陸本線に乗って金沢駅まで向かいます。
その後金沢駅から特急バスで「道の駅輪島ふらっと訪夢」に向かいます。
輪島では、朝ドラ「まれ」ゆかりの地を巡りましょう。
詳しいルートは能登輪島観光情報で見ることができます。
宿泊は温泉や旬の食材を楽しめる「輪島温泉 八汐」がおすすめです。
2日目
2日目は金沢駅まで戻り、金沢で石川県の歴史に触れてみましょう。
①兼六園
歴代加賀藩主が作り上げた廻遊式の日本庭園です。
開園時間
・3月1日~10月15日
7時~18時
・10月16日~2月末日
8時~17時
入園料
大人310円
18歳未満100円
かつて陸軍兵器庫として使われていた赤レンガ倉庫を歴史博物館に改装したものです。
開館時間
9時~17時
休館日
12月28日~1月3日
資料の展示替え
整理の期間
観覧料
一般300円
大学生240円
本多政重を初代藩主とする加賀本多家について学ぶことができる博物館となっております。
開館時間
9時~17時
休館日
12月~2月の毎週木曜日
12月29日~1月3日
資料の展示替え
整理の期間
観覧料
一般400円
大学生300円
100円追加すると、特性ファイルももらえます。
なお、②と③の共通券は、一般500円・大学生400円となっています。
加賀友禅・金沢和傘・九谷焼・輪島塗・金沢漆器・金沢箔・仏壇・能登花火など、数々の石川県に伝わる伝統工芸品を見ることができます。
開館時間
9時~17時
休館日
・4月~11月
毎月第3木曜日
・12月~3月
毎週木曜日
・年末年始
入館料
1階 無料
2階 大人200円 17歳以下80円
泉鏡花・徳田秋聲・室生犀星・西田幾多郎など、石川県にゆかりのある文学者の著書・遺品などを集めた文学館です。
また施設内には「石川四高記念館」もあり、旧制高等学校の歴史を知ることもできます。
開館時間
9時~17時
休館日
年末年始
展示替え期間
入館料
・石川四高記念館
無料
・石川近代文学館
一般360円
大学生290円
高校生以下無料
なお、兼六園と②~⑤のどれか一施設をセットで見学できる兼六園+1利用券を500円で購入できます。
純金プラチナ箔を使用した作品を数多く見ることができます。
また、事前予約すれば箔押体験をすることもできます。
開店時間
9時30分~18時
糀やみそ・冬季限定でかぶら寿司を購入することができます。
営業時間
9時~19時
⑧成巽閣
こちらは加賀藩5代目当主前田綱紀が奥方のために建築したもので、現在はひな人形や奥方の着物などが展示されています。
開館時間
9時~17時
休館日
毎週水曜日
12月29日~1月2日
入館料
・企画展
一般700円
中高生300円
小学生250円
・特別展
一般1,000円
中高生400円
小学生300円
ロクロを一切使わず作られる大槌焼で作られた茶器を見ることができます。
営業時間
9時~17時
入館料
個人700円
小中学生500円
呈茶付
個人1,500円
小中学生1,300円
その後、金沢駅からJR北陸本線で粟津駅まで向かいます。
時間は約1時間かかります。
3日目
3日目は石川県が誇る4つの温泉郷でのんびりしてから帰りましょう。
奈良時代からある歴史ある温泉郷です。
温泉は無色透明・ほのかな塩の香りと酸味が感じられ、血行促進・新陳代謝の促進・ケガの治療・解毒作用に効果があります。
最寄り駅はJR粟津駅になります。
②片山温泉
霊峰白山を望む芝山潟の湖畔にある温泉郷です。
温泉はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、保温効果が高く、冷え性や神経痛によく効きます。
最寄り駅はJR北陸本線加賀温泉駅になります。
③山代温泉
江戸時代につくられた共同浴場であり、江戸時代の街並みが今なお残っています。
「ナトリウム・カルシウム一硫酸炎・塩化物泉」「ナトリウム・カルシウム一硫酸塩泉」「アルカリ単純温泉」の3種類を楽しむことができます。
最寄り駅はJR北陸本線加賀温泉駅になります。
④山中温泉
奈良時代から続き、松尾芭蕉にも愛された温泉郷です。
温泉は無色・カルシウム・ナトリウム一硫酸塩泉で、神経痛・慢性消化器病・疲労回復などに効果があります。
また、山中漆器、日本三大民謡の一つである山中節、九谷焼など、様々な伝統文化も息づいています。
最寄り駅はJR北陸本線加賀温泉駅です。
温泉を巡ったら、加賀温泉駅からJR北陸本線を使って大阪駅まで帰ります。
大阪発西日本方面へのおすすめルート
(1)日帰り
日帰りでおすすめするのは三大藏の町の一つ、倉敷を巡る旅です。
大阪駅からJR山陽本線で倉敷駅に向かいます。
時間は約3時間かかります。
倉敷には歴史的な建物が数多く残されていますが、その中でも特におすすめなのがこちらです。
事業家大原孫三郎が設立した日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。
エル・グレコの「受胎告知」やモネの「水連」など、有名美術作品が数多く展示されています。
開館時間
9時~17時
定休日
毎週月曜日
入館料
一般1,300円
大学生800円
高校生以下500円
発明家磯崎眠亀の住宅兼作業場です。
階段ではなくスロープが取り付けられていたり、外に向けて突き出す雨戸が取り付けられていたり、変わった構造となっています。
開館時間
9時~16時
入館料
無料
目の錯覚を利用したからくりや体感型アトラクションがある施設です。
また、桃太郎の文献・玩具など資料も展示されています。
開館時間
10時~17時
入館料
大人600円
小中高校生400円
幼児100円
1200年の歴史があるお寺で、安産に効果があるとされています。
少女漫画家いがらしゆみこの原画や複製原画を見たり、お姫様の仮装をすることもできます。
開館時間
10時~17時
入館料
大人600円
中高生350円
3歳~小学生300円
星野仙一さんが母親から初めてもらったグローブに始まり、中日ドラゴン・阪神タイガーズ・北京オリンピック日本代表・東北楽天イーグルス各時代の貴重な品々が飾られています。
開館時間
10時~17時
入館料
大人500円
小学生200円
⑦橘香堂
美味しい和菓子が売っているほか、あんと白玉をクレープのような生地で包んだ「むらすずめ」を手作りできる体験もできます。
体験工房営業時間
10時~16時
料金
普通サイズ×3個 500円
ジャンボむらすずめ 1,000円
このほかにも倉敷にはすてきなお店が数多くあるので、お気に入りのお店をのぞいてみるのもおすすめです。
(2)1泊2日
1泊2日で旅行するなら岡山・広島の旅がおすすめです。
この旅では岡山・広島を走る路面電車に乗っておすすめの場所を巡っていきます。
では具体的にどのような電車に乗ることができるのか、こちらの動画で見ることができます。
【おかやま路面電車の旅】
1日目
1日目は岡山駅まで向かいます。
大阪駅からJR東海道本線・JR山陽本線を利用し岡山駅まで向かいます。
時間は約2時間40分かかります。
岡山駅周辺でおすすめの場所はこちらです。
17世紀末に作られた日本三名園の一つで、タンチョウ鶴や茶畑などを見ることができます。
開園時間
・3月20日~9月30日
7時30分~18時
・10月1日~3月19日
8時~17時
入園料
大人400円
小中学生140円
②岡山城
豊臣秀吉の家臣宇喜多秀家が築城し、小早川秀秋・池田家が城主となった漆黒の城です。
観覧時間
9時~17時30分
入場料金
・常設展期間
大人300円
小中学生120円
・展示入替期間
大人150円
小中学生60円
なお、①と②の共通券は大人520円となっています。
また、岡山駅周辺にはいたるところに桃太郎の像があるため、それらを探すのもおすすめです。
なお、食事は岡山名物「岡山デミカツ丼」がおすすめです。
次に岡山駅からJR山陽本線に乗って広島駅に向かいます。時間は約3時間かかります。
広島駅についたら、「ホテルグランヴィア広島」が青春18きっぷを利用するとお得に泊まれるおすすめホテルです。
2日目は広島駅から広島電鉄を利用し、宮島口駅まで向かいます。
まず宮島ですが、こちらに向かうにはフェリーに乗って行くことになります。
なお、このフェリーに乗る際も青春18きっぷを利用することができます。
フェリーに乗ると、あの有名な大鳥居が見えてきます。
①厳島神社
平安時代の神殿造を取り入れた神社で、世界文化遺産の一つです。
豊臣秀吉が毎月一回千部経を読誦するために建立を命じたものの秀吉が急死、建築も途中で止まった状態で残されています。
宮島から広島市内に戻って歴史的な観光名所も巡りましょう。
第二次世界大戦末期に落とされた原爆の恐ろしさを伝える「負の世界遺産」で、柵の外からいつでも見ることができます。
原爆の被害・救護活動について学ぶことができる記念館です。
開館時間
・3月~7月・9月~11月
8時30分~18時
・8月 8時30分~19時
・12月~2月 8時30分~17時
休館日
12月29日~1月1日
観覧料
大人50円
高校生30円
中学生以下無料
⑤広島城
豊臣秀吉の五大老の一人毛利輝元が築城し、江戸時代福島氏によって治められた城です。
開館時間
9時~18時
休館日
12月29日~31日
入館料
大人370円
高校生180円
中学生以下無料
帰りは広島駅から大阪駅までJR山陽本線、JR東海道本線を乗り継いで帰ります。
時間は約5時間30分かかりますので、途中下車しながらのんびり帰りましょう。
(3)2泊3日
2泊3日でおすすめするのは、鳥取・島根を巡る旅です。
1日目
まず大阪駅から智頭駅まで向かいます。
大阪駅からJR東海道本線・JR山陽本線で上郡まで行きます。
次に智頭急行智頭線に乗り換え、智頭駅まで向かいます。
時間は約3時間かかります。
ここでのおすすめの場所はこちらになります。
①石谷家住宅
因美線への融資など数々の事業を行ってきた石谷伝四郎の住宅です。
開館時間
10時~17時
休館日
水曜日
入館料
大人500円
高校生400円
小中学生300円
②諏訪酒造
鳥取砂丘へ砂を運ぶ千代川の源流を利用した、美味しいお酒を製造しています。
次にJR因美線で鳥取駅まで向かいます。
時間は約1時間かかります。
鳥取駅でおすすめの場所はこちらです。
世界各国の様々な風景を砂像で再現した美術館です。
定期的に展示内容が変わり、そのたびに作品は一度壊されてしまいます。
②わらべ館
童謡・わらべ歌やからくり・バービー人形・超合金まで、様々な童謡・おもちゃについて知ることができます。
開館時間
9時~17時
休館日
毎月第3水曜日
12月29日~1月1日
入場料
大人500円
高校生以下無料
③白兎神社
因幡の白兎の舞台に建立された神社で、皮膚病ややけどに効くといいます。
また、ここには白兎が傷口を洗い、治療したといわれる「御身洗池」があります。
大伴家持の生涯や万葉集の時代の生活様式などについて学ぶことができます。
また、有料ですが万葉衣装を着て記念撮影を行うこともできます。
開館時間
9時~17時
休館日
月曜日
12月29日~1月3日
入館料
一般300円
高校生以下無料
なお、宿泊は硫酸塩泉が楽しめる鳥取温泉がおすすめです。
2日目
2日目は鳥取駅からJR山陰本線で松江駅まで行きます。
時間は約3時間かかります。
松江でおすすめの場所はこちらです。
①松江城
堀尾家・京極家・松平家によって統治されてきた城で、「正統天守閣」が有名です。
本丸開館時間
・4月1日~9月30日
7時~19時30分
・10月1日~3月31日
8時30分~17時
登閣時間
・4月1日~9月30日
8時30分~18時30分
・10月1日~3月31日
8時30分~17時
登閣料
大人560円
小中学生280円
②由志園
牡丹や高麗ニンジンを見ることができます。
営業時間
9時~17時
入園料
大人800円
高校生400円
中学生300円
小学生200円
ヤマタノオロチを倒したスサノオノミコトとイナダヒメノミコトが新居を構えた場所です。
ここでは恋愛成就の効果があります。
次に松江からJR山陰本線を利用して出雲駅まで向かいます。
出雲でおすすめの場所はこちらです。
①出雲大社
日本を統治したといわれるオオクニノヌシが祀られた神社で、縁結びに効果があるとされています。
神話や古代文化について学ぶことができます。
開館時間
9時~18時
休館日
毎月第3火曜日
観覧料
常設展
一般610円
大学生410円
小中高生200円
企画展の場合は企画によって金額が変わります。
③須佐神社
スサノオノミコトが祀られた神社で、境内には七不思議も存在するといわれています。
宿泊はしじみで有名な宍道湖のほとりにある「しんじ湖温泉」がおすすめです。
3日目は松江駅から大阪駅まで帰ります。
約8時間かかるため、途中下車しながらのんびり帰りましょう。
青春18きっぷとはどのような切符なのか、具体的な情報はこちらの記事で紹介しています。
【参考記事】
青春18きっぷを使って旅してみよう!☆きっぷの特徴や使い方
大阪以外の他の場所から青春18きっぷを使った旅にはどのようなものがあるか、こちらの記事に詳しくまとめてあります。
また、旅の際におすすめするグッズも紹介しています。
【参考記事】
青春18きっぷの旅まとめ☆上手な使い方とオススメルート
いかがでしたか。
青春18きっぷは普通列車しか使えないので、早く目的地に行くことはできません。
しかし、最大のメリットとして、どの駅でも途中下車が可能ということが挙げられます。
途中どこかの駅に立ち寄ってみたら、もしかしたら意外な発見や出会いがあるかもしれません。
さぁ、青春18きっぷを使って、新たな発見と出会いを求めに旅に出てみましょう。