としまえんは2020年8月31日で閉園いたしました。
こんにちは、ライターの川口です。
皆さんは「としまえん」と聞くと何を思い浮かべますか?
「水と緑の遊園地」とうたわれる、首都圏有数の大きさの遊園地、としまえん。
アトラクションや冬のイルミネーション、最近ではコスプレ会場としても使われているようですが、夏限定の楽しみといえば…。
そう!なんといってもプールですよね。
レジャーに関心がない私の母でさえ、としまえんといえば夏のプールを思い浮かべると言っていました。
毎年としまえんのプール開きを楽しみにしている方も多いとは思いますが、実は私、今まで一度も行ったことがありませんでした。
都心からのアクセスも良く毎年人気のプールであるにもかかわらず、なぜ今まで夏のとしまえんに行かなかったのか?
それはズバリ「絶対混雑しているに違いない」からです。
遊びに行っても十分プールが楽しめるものか、混み合っていても休憩するスペースが確保できるのかどうか、考えれば考えるほど足が遠のいてしまっていました。
でも小さな子供から大人まで楽しめるプールや絶叫マシンのような迫力満点のスライダーはぜひ体験してみたいですし、昼は水かけパレード、夜はウォーターショーなどイベントも目白押しでとても魅力的なんですよね。
そこで「今年こそはとしまえんのプールに行ってみたい!」と思い立ち、どれくらい混雑するのか、休憩場所はどのように確保するのか、今まで気になっていたことを調べてみることにしました。
出かける前にわかっていれば、当日も園内でスムーズに行動できますよね。
こちらでは日陰の休憩所を確保するコツや、有料席についてもまとめています。
ぜひ夏のレジャーの計画に役立ててくださいね!
目次
営業時間と混雑予想、空いている時間帯
いざ「としまえんのプールに行ってみよう!」となれば、日程の調整が必要ですよね。
まずはとしまえんプールの混雑状況を知る前に、営業時間を確認しておきましょう。
営業時間
としまえんのプールは毎年6月下旬にオープンし、9月下旬にクローズします。
営業期間中であっても月によっては休業している週もありますので、遊びに行く前に必ず営業時間を確認しましょう。
以下では2019年の実際の営業時間をご紹介します。
6月
日にち | 営業時間 |
---|---|
29日(土)、30日(日) | 10:00~17:00 |
7月
日にち | 営業時間 |
---|---|
1日(月)~5日(金) | 休業 |
6日(土)、7日(日) | 10:00~17:00 |
8日(月)~12日(金) | 休業 |
13日(土)~15日(月・祝) | 9:00~17:00 |
16日(火)~19日(金) | 10:00~17:00 |
20日(土)、21日(日) | 9:00~21:00 |
22日(月)~31日(水) | 9:00~17:00 |
8月
日にち | 営業時間 |
---|---|
1日(木) | 9:00~17:00 |
2日(金)~4日(日) | 9:00~21:00 |
5日(月)~8日(木) | 9:00~17:00 |
9日(金)~18日(日) | 9:00~21:00 |
19日(月)~22日(木) | 9:00~17:00 |
23日(金)~25日(日) | 9:00~21:00 |
26日(月)~29日(木) | 9:00~17:00 |
30日(金)、31日(土) | 9:00~21:00 |
9月
日にち | 営業時間 |
---|---|
1日(日) | 9:00~21:00 |
2日(月)~6日(金) | 休業 |
7日(土)、8日(日) | 10:00~17:00 |
上の表を見ていただくとわかるように、7月20日以降の週末やお盆期間はプールの営業時間が21時までになっています。
なぜなら、これらの日はナイトプールの営業日があるからです。
17時~21時のナイトプール営業時間では、波のプールとナイアガラプールのエリアだけを利用することができます。
(ただし、ナイアガラプールは二人乗りのかまくら型ペアフロート専用エリアになるため、泳ぐことはできなくなります。)
泳いで疲れるのは嫌だけどプールの涼しさを楽しみたいという方にはこちらもおすすめです。
若者に人気のナイトプールですが、帰りが遅くなっても大丈夫な夏休みなら、日中の日差しを防ぐことができるのでファミリーでも満喫できるかもしれませんね。
夜のナイアガラプールでは子供も楽しめる華やかなプロジェクションマッピングが上演されますよ!
としまえんのプール、混雑が予想される日時はいつ?
想像通りと思われるかもしれませんが、プールが最も混むのは何と言っても夏休みの時期、加えてお盆期間です。
ちなみに2019年の小学校、中学校、高校の夏休み期間は、多くの地域では7月20日(土)から9月1日(日)までです。
<7月下旬の土日>
夏休みが始まって最初の週末は、としまえんプール最初の混雑期間です。
この時期、日中は家族連れで賑わいます。
また夕方はナイトプールの営業が始まるので、カップルや職場のグループなどの大人たちも遊びに来ます。
<8月上旬>
家族連れだけでなく、中高生や大学生のグループの姿も目立つようになります。
団体で遊びに来る人たちが多くなる時期ですので、小さなお子さまははぐれないようにできるだけ目を離さないようにしましょう。
プールで遊ぶ際は、「迷子になったらここで待っていてね」というように待ち合わせする場所を決めておくといいかもしれません。
<お盆期間>
営業期間中、最も混雑する時期です。
この時期は流れるプールも流れずイモ洗い状態になってしまうので、のびのびと泳いで楽しむのは難しいと思ってください。
人気のウォータースライダー、ハイドロポリスの待ち時間も長くなります。
時には1時間近く並ぶこともありますので覚悟しておきましょう。
比較的に空いている日時ってあるの?
混雑必至のとしまえんのプールですが、遊びに行く時期によっては混雑を避けることができます。
<7月初旬から中旬>
夏休みが始まる前なので、平日は比較的空いています。
混雑を避けたいのであれば、この時期に予定を立てるのがおすすめです。
プールの営業が始まったばかりの時期なので、いち早く夏のレジャーを楽しむことができますね。
<8月の最後の週から9月の営業最終日まで>
8月の最後の週は次第に始業式を迎える学校も多くなってくるので、ファミリー層の混雑が少なくなります。
土日は駆け込みで遊びに来る人もいるので、選べるのなら平日がおすすめです。
<15時以降>
15時頃からは、小さなお子さん連れを中心に朝から来ていた人が帰宅を始めるため人が減ります。
ただしナイトプール営業日は、17時以降また人が増えますのでご注意ください。
<最高気温28℃以下の雨の日>
気温があまり高くなく、天候が悪い日も空いています。
プールの混雑は気温と天候にも左右されます。
猛暑日や真夏日はかなり混みますが、最高気温が28℃以下で猛暑にならない日、なおかつ雨が降っている日であればプールは空いています。
雨の日でも流れるプールやウォータースライダーは楽しめますので、天気予報をチェックしてあえて天候の悪い日に出かけるのもいいですね。
ただし、台風や雷雨の日はプールの営業自体が中止になりますので気をつけてください。
混雑日に遊びに行く時のポイント
混雑する時期に日中から行くのであれば、休憩所の場所取りのために開園前には入園ゲートに並びましょう。
最も混む時間は11時~13時です。
また15時以降は帰宅する人が出始めて多少混雑が少なくなるので、あえて昼過ぎから入園して閉園まで遊ぶというのもいいかもしれません。
混雑している時は人ごみに酔わないよう無理はせず、休憩しながら楽しんでください。
こちらの動画には、2017年の海の日にとしまえんプールへ遊びに行った様子が映っています。
【海の日はとしまえん遊園地byプーケットしまかぜ案内人】
流れるプールの混み具合や、プールサイドの人の多さも参考になります。
のちほど詳しく紹介しますがテントを張って休憩する人の様子も映っていますよ。
駐車場の混雑状況は?
ご家族で遊びに行く方は、車を利用する場合が多いと思います。
としまえんの通常の駐車場は東ゲート側にある立体駐車場ですが、プールの時期にはいつもは使用しない西ゲート側の臨時駐車場が開門されます。
駐車場を利用するなら臨時駐車場を目指すのがおすすめです。
臨時駐車場の開門日はとしまえん公式サイトでご確認ください。
日陰の場所取りのコツ、テントは持ち込めるの?
プールエリア内には屋根付きの休憩所がないため、日陰で休める場所は限られています。
としまえんのプールは規模が大きくスライダーなどのアトラクションも数多くあるので、休憩を取りながら遊ばないと疲れたり具合が悪くなってしまうかもしれません。
そうならないためにもこちらで日陰の場所取りのコツを紹介しますので、しっかり押さえておいてくださいね。

としまえんプールの日陰スポット
としまえんのプールの日陰スポットは、プール入口から見て左斜め方向にある、流れるプールとナイアガラプールの壁際です。
この場所は南側に位置し、背後に背の高い木も生えているため、最も気温が高くなる午後でも日陰が保たれています。
この場所の他にも背の高い木が生えた場所はあるのですが、太陽が移動してしまうと日陰の位置が変わってしまうこともあるので注意が必要です。
また、木の周りで休憩場所の確保する際は、虫刺され対策に虫よけスプレーを持参しましょう。
日陰スポットを確保するコツ
場所取りのために開園の30分前~1時間前には入園ゲートに並んでいたほうがいいでしょう。
としまえんの入門ゲートは東ゲートと西ゲートがありますが、プールの入り口は西ゲートの近くなので開園前から並ぶなら西ゲートを選びます。
開園直後には走り出すお客さんもおられ、小さなお子さんや女性は転倒する危険もあるので気をつけましょう。
グループで並ぶのであれば場所取りをする人を決めておいて、お子さんは後からゆっくりとプールに向かう方がいいかもしれませんね。
確実に日陰の休憩所を確保するには?
日陰スポットを探す以外にも、テントを持ち込んで自分で日陰を作るという方法もあります。
プールによってはテントの持ち込みができないところもありますが、としまえんのプールはテントの持ち込みはOKです。
ただしキャンプ用の大型テントやタープテントを使用することはできませんので、テントを持ち込む際は園内で使える大きさかどうかを確認しましょう。
詳しくは公式サイト「営業案内」の下方にある「プールをご利用のお客さまへ」をご確認ください。
また、強風時はテントの使用ができなくなりますので注意が必要です。
有料席は購入したほうがいい?種類や購入方法は?
ここまで場所取りの方法やコツを紹介しましたが、上で紹介したようにとしまえんには元から屋根が付いている無料休憩所はありません。
前もって予定を立てて行くなら、有料席のチケット購入がおすすめです。
自分が休みたい時に日差しを避けて休憩できる場所が必ずあると考えれば、時間にも気持ちにも余裕を持ってプールに向かうことができますよね。

有料席の種類と購入方法
有料席は「波のプール」とウォータースライダー「ハイドロポリス」の2か所に複数設置されています。
波のプールの有料席
波のプール周辺にある有料席は、おひとり様用から最大10名で利用できる団体用まで複数の種類があります。
こちらは、当日購入と事前購入の2つの方法で買うことができます。
確実に有料席を確保したい方は、遊ぶに行く前に事前購入することをおすすめします。
<購入方法>
・当日購入
有料席入り口の「当日ご利用受付」で申し込みができます。
・事前購入
事前購入のためにはスマートフォンのアプリ「電子チケットアプリ EMTGチケット」の無料ダウンロードが必要です。
決済方法はクレジットカードのみとなり、購入時にもクレジットカードの情報を再度入力するので、購入時は手元にカードを用意しておきましょう。
パソコン、フューチャーフォン(ガラケー)、らくらくスマートフォンなど一部のスマートフォンでアプリの利用ができません。
また電子チケットが購入できるのは、来園当日の8日前の10時から前日の23時59分までです。
チケットキャンセルは来園日2日前の23時59分までなので、事前に予約が埋まっていても、前日にもう一度アプリをチェックすればキャンセルされた有料席チケットを購入できるかも!?
※ただし、電子チケットにはとしまえん入園券やプール入場券は含まれていないのでご注意ください。
詳しくはとしまえん公式サイト内の「電子チケットのご利用方法」でご確認ください。
<各有料席の設備・料金>
【プレミアムシート(全2棟)】
こちらは最大で10名が利用できる一番広い有料席です。
お友達2~3家族のグループで利用するならお得ですよ。
(設備)
・オーニング(日よけ)
・デッキチェア(1人用):4台
・テーブルチェア(4人掛け):1つ
・クーラーボックス:1つ
・うきわ(2人用):1つ
(料金)
・平日:15,000円
・土日祝日、8/13~8/16:20,000円
・ナイトプール:5,000円
【スペシャルシート(全26棟)】
こちらは最大で6名が利用できる有料席です。
家族連れにはゆったり使えておすすめです。
(設備)
・デッキチェア1人用):2台
・パラソル付きテーブルチェア(4人掛け):1つ
・サイドテーブル:1つ
(料金)
・平日:6,500円
・土日祝、8/13~8/16:9,000円
・ナイトプール:2,000円
【プールサイドシート(全33棟)】
最大で6名が利用できる有料席です。
上に書いたスペシャルシートとの違いは、デッキチェアの間にサイドテーブルが有るか無いかです。
サイドテーブルが不要ならこちらでも十分くつろぐことができます。
(設備)
・デッキチェア(1人用):2台
・パラソル付きテーブルチェア(4人掛け):1つ
(料金)
・平日:5,500円
・土日祝、8/13~8/16:8,000円
・ナイトプール:1,500円
【ファミリーシート(全49棟)】
最大で6名が利用できる有料席です。
大きなテーブルベンチが付いているので、ご飯を食べたり冷たいジュースを飲んだり、テーブルを広く使って休憩できます。
(設備)
・デッキチェア(1人用):2つ
・テーブルベンチ(4人掛け):1つ
(料金)
・平日:4,500円
・土日祝、8/13~8/16:7,000円
・ナイトプール:1,500円
【こどもプールシート(全9棟)】
最大で6名が利用できる有料席です。
テーブルベンチ1つの設備ですが、小さなお子様がいる家族はこちらのシートでも十分快適に使えると思います。
ナイトプール営業時間中は利用できないシートです。
(設備)
・テーブルベンチ(4人掛け):1つ
(料金)
・平日:4,000円
・土日祝、8/13~8/16:6,000円
【ペアシート(全31棟)】
最大で2名が利用できる有料席です。
(設備)
・デッキチェア(1人用):2台
・サイドテーブル:1つ
(料金)
・平日:4,000円
・土日祝、8/13~8/16:6,000円
・ナイトプール:1,000円
【シングルシート(20棟)】
おひとりさまでも気軽に利用できる有料席です。
(設備)
・デッキチェア(1人用):1台
(料金)
・平日:1,500円
・土日祝、8/13~8/16:2,000円
・ナイトプール:500円
ハイドロポリス有料席
としまえんプールでは有名なウォータースライダー「ハイドロポリス」の近くに複数用意された有料席です。
こちらの有料席は事前予約ができませんので、利用したい場合は当日ハイドロポリスチケット&インフォメーションで受付を行ってください。
【ハイドロポリスシート(全10棟)】
最大6名が利用できます。設備は上に書いたファミリーシートと同じです。
(設備)
・デッキチェア(1人用):2台
・テーブルチェア(4人掛け):1つ
(料金)
・平日:3,500円
・土日祝、8/13~8/16:5,500円
詳しい情報は公式サイトの有料席の紹介ページ
でも確認することができます。
こちらでは各有料スペースの写真が載っていますので、一緒に利用する人たちをイメージしながらぴったりの有料席を選ぶことができますよ。
まとめ
毎年大人気のとしまえんプールの営業時間と混雑状況、日陰の場所取りのコツと有料席チケットについてご紹介してきました。
としまえんのプールがもっとも混雑するのは、首都圏の学校が夏休みに入る7月下旬からお盆休みの間です。
時間帯としては、11時~13時が一番混雑します。
混雑を少しでも避けたいのであれば、夏休み前や始業式が始まる8月26日以降に遊びに行く日程を調整したり、雨予報の日を選んだりすると良いでしょう。
日陰の休憩場所を確保するには少なくとも開園1時間前から並ぶ必要がありそうですが、万が一人気の日陰スペースを取れなくても小さめのテントなら持ち込むことができるので、日差しを避けることはできそうです。
当日の待ち時間を少しでも減らしてたっぷりとプールを満喫したいなら、事前に有料席を購入する方法が確実です。
それと同時にとしまえんのプールの入場チケットも準備しておけばさらに安心ですね。
こちらの記事では、としまえんプールの入場料をお得に購入できる情報を紹介しています。
会員特典の割引が適用される場合もあるので、定価で購入する前に一度目を通していただくといいですよ。

プールでの楽しい思い出を作るためにも、下調べは万全にしておきたいですね。
ご家族皆さんのまぶしく輝く夏の思い出を、今年はぜひとしまえんのプールで作ってくださいね!