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レジンアレルギーに要注意☆どんな症状?予防&対策方法は?

私達の生活の中にも、意外に身近にあるレジン

透明感や加工のしやすさ、工夫次第でどんなものでもオリジナルのハンドメイドになってしまう事で人気の素材です。

「聞いたことないな」という方のそばにも、実はレジンはひっそり存在しているのではないでしょうか?

さあ、すでにレジンを使ってハンドメイドされている方も、これからレジンを扱う方も、全くレジンを知らない方も、レジンがどういったものかを知って安全に取り扱えるように、体に影響する情報を中心に『アレルギー』の症状に的を絞ってお伝えしていきましょう。

また、予防や対策方法についても紹介しています。

レジンの材質って何?

レジンとは、『樹脂』の事を指します。プラスチックももともと合成樹脂でレジンという事になります。

レジンには用途によりたくさんの種類がありますが、ハンドメイド(アクセサリー製作)に使用するレジンは 以下がメインになっており、それぞれに特徴が異なります。

□エポキシ樹脂
・ハンドメイドの【主流】となる樹脂である
・透明
・品質は価格に比例する事が多い(品質は樹脂の鮮度に比例)
・硬化剤と併用をする。
・混合量は商品により異なる(精密な比率での混合が必須)
・硬化時間は1~3日(量・形状・気温などにより変化あり)
□UV(紫外線硬化型)樹脂
・透明
・UVライト照射で硬化する
・紫外線で硬化するので、厚手の作品には使用不可
・硬化時間が短い(約5分)
※安価なものの品質例
1. 硬化後の手触りがべたつく
2. 硬化途中での気泡発生
3. 硬化不良

 

レジンで発症するアレルギーの症状は?

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レジンを扱う時に注意が必要なのが、アレルギー症状です。

これは、プラスチックアレルギーといっても良いでしょう。

主に硬化前のレジンへの接触により、発症すると言われています。アレルギー症状が一度出たら完治することは難しく、その後『触れない』『作業しない』『近づかない』などの規制をすることになります。

発症しないように十分注意を払って、作業しなければなりません。症状として次のようなものが挙げられます。

・皮膚の湿疹
・蕁麻疹
・水ぶくれ
・かゆみ
・赤み
・痛み

発症する箇所は主に上半身で、レジンが直接触れた場所、またはレジンが揮発して接した場所に症状が出ます。

特にレジンを直接扱う指の中腹から発症し、指全体にその範囲を広げて上記の症状が発生してきます。指先の皮膚の硬化による亀裂、皮膚剥がれなども起こります。

症状はレジンを使用した数日後に現れるのが一般的です。また、上記症状の他、揮発したレジンによる喘息や鼻炎などを発症することもあります。

アレルギー症状が出た場合の対処法は?

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アレルギー症状が見られたら、まずは病院へかかりましょう。

皮膚科でも、同じ症状の方を診た事がある先生であれば問題ありません。

しかし、あまり『レジンアレルギー』自体が浸透していないのが現状のようで、何も説明なしに受診すると、効果のないお薬で対応されてしまう場合も少なくありません。

こうなった経緯をしっかり伝えて、診察を受けましょう。不安が残る場合には、大きな病院でパッチテストなどを行ない、レジンアレルギーの判定をしっかり行った方が良いでしょう。

※中には、レジンではなく、硬化剤による『かぶれ』が原因でかゆみなどの症状が発生している場合もあります。レジンアレルギーを疑って病院へ行くのであれば、使用した商品と成分表記がある部分を持って病院へ行くのがおすすめです。

治療について

治療は、主にステロイド塗布や抗ヒスタミン薬塗布によるものになります。

ステロイドの長期使用は良くないとされているので、処方されるステロイドが合わない・効果がみられないなどがある場合には病院へ相談しましょう。

また、飲み薬も併用すると効果は上がることが期待できます。

しかしながら、アレルギーのお薬はどれも副作用があるものも多いのが現状です。

処方された飲み方や注意点を守って、飲むようにして下さい。

薬の効果が現れるまでの間、かゆみや痛みに耐えなければいけない期間もあるかもしれません。かゆみを抑えられるように、以下の点に注意して過ごしましょう。

・皮膚に付着したものを落とそうとして、こすり過ぎないようにする。
・肌の乾燥に注意する(熱いお風呂などはダメ)
・保湿する(刺激の少ないものを選ぶ)
・肌に刺激のない衣類を着用する
・水ぶくれなどは、つぶさない(つぶれたら保護すること)※かゆみ対策おすすめ
・冷やす(かゆみ物質の分泌量を抑える・一時的にマヒさせてくれる)

こちらの動画では、皮膚のかゆみについて、日常生活の注意点などを含めた解説がご覧になれます。

【皮膚のかゆみ西新宿皮膚科新宿駅前クリニック】

治まらない、ひどいかゆみなどの軽減に、一度基本に戻って向き合ってみて下さいね!

アレルギー症状を発症しないようにするポイントは?

『触れない』『作業しない』『近づかない』これに尽きます。

ただ、せっかく楽しんできた(楽しみにしていた)レジンを使用するハンドメイドが、アレルギーのせいで出来なくなってしまうのも悲しいですね。

そこで十分な対策をして、発症しないように注意しながらレジンでの創作を楽しんで下さい!

まず、作業する時に予防出来る方法です。一番重要です!

最近は、洗い流せる水溶性レジンも発売しているようなので、アレルギーを最小限に抑える為にも、ぜひチェックしてみて下さい。

□予防ポイント

皮膚の弱い部分に保護クリームを塗る

扱う指先のみならず、レジンの揮発性で扱っている場所より上側に、アレルギー症状は多く見られます。

目の周りや口元など、皮膚の柔かくて薄い場所に保護が必要です。クリームなら、顔全体に塗っておいても害になる訳ではありませんから、しっかり塗ってアレルギーの発症を防ぎましょう。

ゴム手袋をする(化学防護手袋や不透過性手袋が◎)

フィットタイプなら作業しやすくて最適です。

安価なもので透過性のあるものなら、出来る限り何重にも重ねて作業することが望ましいでしょう。また、作業時には皮膚を守るためになるべく長袖の着用をおすすめします。

化学防護手袋などは少々お高いですが、アレルギーになってしまった方などは症状が再発しないように、使用する道具にも細心の注意を必要としますのでぜひ使用してみて下さい。

マスクやメガネを着用する

アレルギー症状で一番つらいのが、内皮に出る症状です。

直接接触しなくても揮発したレジンが悪影響を及ぼします。また、吸い込む事で喘息や鼻炎症状も出ることがあります。しっかり保護しておきましょう。

換気をする

空気の流れが問題なので、おすすめは、自分の背後から風があたるように扇風機を回しておく事です。

自分の正面には空気が流れ出ていく窓があるといいでしょう。

アトリエがある方以外は、作業する部屋にお子様を含むご家族が行き来することもあるかと思います。十分な換気を心がけましょう。
少し厳重すぎない?と思われるような予防方法ですが、アレルギーが発症してからではどうすることも出来ません。

症状が出る事を覚悟しながら作業するようになってしまいます。発症しないように出来る限りの予防対策をして、楽しいハンドメイドをして下さい。

レジン以外でアレルギー症状が出る可能性は?

先にもお伝えしましたが、エポキシ樹脂を使用する際に混合する硬化剤によるかぶれにも注意が必要です。

アレルギーではありませんが、液体が皮膚に接触しないように注意が必要です。その他、アクセサリーをハンドメイドする際にアレルギーが心配なのは、金属アレルギーです。

ピアス・イヤリング・指輪・ネックレスなど、出来るだけ安価に楽しく楽しみたいので、土台になる金属類も種類を選ばずに購入したりすることはないでしょうか?

私は大丈夫!と思っていても、不安が残りますね。アクセサリーを使用する年頃になったら、できるだけ金属アレルギーのパッチテストを皮膚科でしてもらうというのもいいでしょう。

私の母はまさに金属アレルギーで、クロムやニッケル素材に皮膚がすごい反応をします。首回りがみみず腫れになり真っ赤に…。パッチテストでは、以下のような金属項目で検査が受けられます。参考になさってみて下さいね。

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アレルギーの不安への対策が出来たら、さあ!楽しいレジンアクセサリー製作を楽しんで下さい。

たくさんのパーツやデコレーション、アイデア次第で世界に一つのオリジナルが出来ますね。

こちらでは、レジンアクセサリーに使用できる材料をたっぷりお伝えしています☆是非合わせてご覧になってみて下さい。

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いかがだったでしょうか?

アレルギーの可能性がある『レジン』ですが、注意点を心得ておけば、とても楽しいハンドメイドの一つです。安心と安全を考慮して素敵な作品を作りましょう☆

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