こんにちは。ライターのなみです。
オリジナルアクセサリーを作ることができるレジン。レジンで作れるアクセサリーには大きく分けてフレームを使うタイプとシリコン型を使うタイプがあります。
シリコン型、使ってみたいけどどうやるの?
そんな疑問をお持ちの方のために、今回はどのようなシリコン型が使えるのか、またシリコン型以外でも作れる作品について紹介します。
レジンにおすすめのシリコン型とは?
(1)シリコン型の色
シリコン型にはレジン用の半透明な型と、製氷器やお菓子用の不透明な型があります。
2つの液を混ぜて作るエポキシレジンの場合は、固まるまで1日~2日かかるものの、基本どんな色の型でも大丈夫です。
しかし、紫外線によって固まるUVレジンの場合は、半透明の型でないといけません。
不透明の型だと紫外線を通さず、固めることが出来ないためです。なお、レジン液の種類・特徴についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
使用するレジン液に合わせて型の色を選ぶようにしましょう。
(2)シリコン型の種類
シリコン型のことを別名、シリコンモールドといいます。
ここからはシリコンモールドの種類について、具体的に説明します。
①シリコンモールド(単体タイプ)
1つの型につき1つの作品が作れる型です。
厚みがある型の場合、UVレジンで一気に固めようとすると中まで十分に紫外線が通らず、固まりきらない場合があります。
UVレジンを使用する場合は何度かに分けて固めるようにしましょう。
②シリコンモールド(複数タイプ)
1つの型につき複数の作品が作れる型です。
つまようじを使う場合は傷がつきやすいため、慎重に行う必要があります。
一度傷がついてしまうと、次に使うときに傷がそのままレジンについてしまいます。レジンに着色する場合は、一度別の容器でレジンと着色料を混ぜてから注ぐと安全です。
③立体
球状・柱型などのレジン型です。
こちらもUVレジンを使用する場合は形によっては十分に固まらない恐れがあるため注意が必要です。
④製氷器・お菓子の型
製氷器やお菓子の型でもレジンの型として使用することができます。
ただし、不透明な型の場合はエポキシレジンでないと使用できません。
(3)シリコン型を使う場合の注意点
①鏡面仕上げがされているか
モールド型…特に製氷器やお菓子の型の場合、鏡面仕上げが施されていない場合があります。
鏡面仕上げとは表面をツルツルにすること。この鏡面仕上げがされていないと、レジンが固まった時に曇ったり少しデコボコに仕上がることがあります。
その場合は表面を磨いたり、もう一度レジンを薄く塗って硬化させ、ツヤ出しを行う必要があります。
②使った後はきれいにする
シリコン型は何度も使うものです。
ラメや着色料などが残っていると次の作品にも影響が出ます。使った後はかならずきれいにしましょう。
レジン作品に使えるシリコン型の紹介
ここからは、具体的にシリコン型を紹介していきます。
(1)シンプルなもの
① ジュエリー型
【商品紹介:PADICO ソフトモールド ジュエリー】
ジュエリー型のシリコン型です。
多くの作品を一度に作ることができ、アレンジ次第でいろんなジュエリーを作ることができます。
② アルファベット型・数字型
【商品紹介:PADICOソフトモールド アルファベット・数字】
アルファベット・数字の形です。
誕生日やイニシャルなど…記念日や大切な人に贈るアクセサリー作りにぴったりです。
(2)動物型のもの
① ウサギ
シリコン型の定番、ウサギの形です。
こちらは単体ですが、大きな作品を作ることができます。
② 肉球
かわいい肉球型のシリコン型です。
型は不透明なため、エポキシレジンを使用しましょう。
(3)立体的なもの
① 球
半球型のレジン型です。
透明なためUVレジンでも使用できますが、UVレジンの場合は少しずつ硬化させましょう。半球が2つできたら、接着剤などで球状にすることもできます。
② クマ型
立体的なクマのモールドです。
筒状になっているため、エポキシレジンで少しずつ硬化させながら作りましょう。こちらで紹介した以外にも、いろいろな種類の型が売られています。
ぜひ手芸店や通販で、自分だけのお気に入りの型を探しましょう。
レジンの型はシリコン製でなくても大丈夫?
(1)代用品
レジンの型はシリコン製でなくても代用できます。
ただし、不透明な型を使用する場合はエポキシレジンを使用しましょう。
①クッキーの型(金属製)
レジンの型がくっつかないように内側にセロハンテープを貼ります。
その後、底面にしわのないビニールを張り付けて型をテープでとめていきます。
このとき、レジンが漏れないように2・3重にしっかりととめる必要があります。
また、硬化したレジンが取り出しやすいように食用油かワセリンも塗っておくと安心です。
②お弁当用ソースボトル
レジンを口まで注ぎ入れます。取り出す時は口からカッターナイフで切れ目を入れ、2つに開くようにします。
③油粘土
油粘土に作りたい形のくぼみを作り、レジンを流し込みます。
表面がすりガラス状になり、形も少しいびつにできあがることがありますので、熱を加えて少し柔らかくしてからカッターナイフなどで削っていきます。
④ビニール袋
ビニール袋を使うと薄い板状のものを作ることができます。
落ち葉や押し花など、レジンに閉じ込めたいものをビニール袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます。力が均一にかかるように段ボールなどにはさみ、輪ゴムでとめます。
ビニールにレジンはくっつかないので、口を開ければ簡単にとり出すことができます。また、薄いため手で温めれば簡単に加工できるのも魅力的です。
(2)手作り
フレームでお気に入りの形はあるけれど、シリコン型が売られていない!という場合には、型を手作りする方法があります。
【材料】
・おゆまる
おゆまるとはプラスチック粘土のこと。熱を加えると柔らかくなり、一度冷えて固まっても熱を加えればまた作りなおせるのが特徴です。
・好きな型
フレーム・人形の靴など…おゆまるで包める大きさならどんなものでも大丈夫です。
【作り方】
①おゆまるを柔らかくする
お皿におゆまるを入れ、お湯を注いで柔らかくします。
②水分を拭き取る
キッチンペーパーなどで水分を拭き取りながら丸くしていきます。表面に亀裂線などがなくなるまで、①と②を何度も繰り返します。
③おゆまるを型に押しつける
平らなところに型を置き、おゆまるを押しつけます。裏返して側面を整え、水平になるように上から押しつけます。
このとき、お湯に一度つけて柔らかくし、キッチンペーパーなどで水分を拭き取りながら押しつけます。その後、平らな部分にさらに押しつけます。
④型を取り外す
おゆまるが固まったら型をとり出し、レジンが流し込みやすくなるようにカッターで内側のふちの部分を削ります。
レジンを流し込むとこのような仕上がりになります。
フレームも透明になり、幻想的な作りになっていますよね。
なお、おゆまるは不透明なものを使用した場合紫外線が通らなくなる恐れがあります。
そのため、レジンを使用する場合はエポキシレジンを使用するのがおすすめです。なお、今回シリコン型の作り方はこちらの動画を参考にしました。
【参考動画】・レジン雑貨・レジン型の作り方#35
お菓子のアクセサリーなどを作る場合にも使えそうですね♪
型どりしたパーツを作品に仕上げる
型どりしたレジン作品。
そのまま置いてもきれいですが、アクセサリーやストラップにもしてみたいですよね。
レジンをアクセサリーに加工する際に使う材料やパーツは、通販を利用すると便利に購入することができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パーツの他、レジンでの作品作りや加工に便利な道具も紹介されています。
いかがだったでしょうか。
私自身、以前からレジンに興味はあったのですが、具体的にどのようなシリコン型がいいのか、そもそもシリコン型以外でも作れるのか分からなかったため、今回この記事を通して知ることができて良かったです。
何度も繰り返し使えるシリコン型で、みなさんもぜひレジン作品を作ってみませんか。