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ハーバリウムに生花や造花は使っていいの?花以外の物は入れていい?

こんにちは。ライターのReilaiです。

天気のいい日には外出先で色とりどりの花を見つけると心も軽く明るくなりますね。

花を写真に撮ったり種や鉢植えを買って家で育てたりと、身近に自然を感じられる生活をされている方も多いのではないでしょうか。

最近では手入れ不要で長い期間きれいな花を楽しめるハーバリウムも人気が高く、インテリア雑貨として定着してきましたよね。

インスタグラムSNSなどでは様々なハーバリウムの写真が載せられており、とても魅力的な作品が多くあります。そんな個性豊かなハーバリウムを見ているうちと、自分でも作ってみたいと思うようになりました。

もしも、自分の好きな花や色合いで、オリジナルハーバリウムを作って飾ることができたら素敵ですよね。

ここでふと思ったのですが、ハーバリウムにはドライフラワー以外の物を入れても大丈夫なのでしょうか。写真などで見る限り、ほとんどのハーバリウムにはドライフラワーしか入っていないように見えます。

もしドライフラワー以外の物が入れられるのならば、作品としての幅が大きく広がりますし世界でたった一つのハーバリウムが作れそうです。

今回はハーバリウムにドライフラワー以外の物が入れられるのか、入れられない物もあるのかについて詳しくご紹介していきます。

ハーバリウムに生花や造花は使っていいの?

ドライフラワーもきれいで美しいのですが、より色鮮やかな生花や造花をハーバリウムの花材として使えたらいっそうきれいなハーバリウムになると思いませんか?

今、目の前で咲いているお気に入りの花をそのままボトルに入れて飾ることができたら・・・素敵ですよね。

しかし、残念ながらハーバリウムに生花を使うことはできません。

なぜなら生花をハーバリウムオイルに入れてしまうとカビが繁殖してしまい、美しい状態を維持することができないからです。それだけでなく、生花はオイルに入れると色落ちしてしまう可能性が高くなります。

ハーバリウムはオイルの透明感も魅力のひとつですから、オイルに花の色がうつってしまうとその魅力も半減してしまいます。

もともと「植物標本」としての目的があるハーバリウムは、長期保存が可能なことが重要なポイントになります。

ですからすぐに腐敗したり色落ちしてしまっては意味がありませんし、衛生的にも良くありません。生花を花材として使用するのは避けた方が良いでしょう。

造花の場合は生花と違い、花に水分が無いのでオイルに入れる前にしっかり殺菌乾燥しておけば腐敗することはほとんどないでしょう。

また、ドライフラワーなどを使用したハーバリウムと造花を使用したハーバリウムでは、きれいに保存鑑賞できる期間が異なります。

ドライフラワーを使用したハーバリウムは保存期間が約3か月から1年程とされています。これはドライフラワーの寿命のためです。

一方、造花には寿命がありませんからハーバリウムに使用した場合より長く鑑賞できるというわけです。

そしてハーバリウムの花材に造花を選ぶとよい理由は、季節を問わず様々な種類の花を用意することが出来るからです。

元々生花だったドライフラワーも、季節によっては揃えられる種類が異なります。

その点造花の場合は季節を選ばないので、自分の好きな花を使うことが出来ます。

更に造花はドライフラワーなどよりも量販店や100均などでも手軽に手に入りますから、コストも抑えられ初心者でも簡単にハーバリウムが作れる花材のひとつとして重宝します。

そして、より完成度の高いハーバリウムを目指すなら、プリザーブドフラワーが一番おすすめです。

ドライフラワーは自然乾燥やシリカゲルなどの乾燥剤を使用して乾燥加工するのに対し、プリザーブドフラワーは特殊な液体で脱水・脱色をし、その後着色と乾燥を行うという加工がされています。

プリザーブドフラワーは生花により近い質感や色合いで保存ができるのでハーバリウムに入れるには最適な花材でしょう。

ただし、ドライフラワーのローズ10輪入りが1,080円程に対して、プリザーブドフラワーのローズ9輪入りが4,500円程と価格は高めです。加工の手間を考えるとその分コストがかかるのは仕方ありませんね。初めは安価な造花で試してみて、うまく作れるようになったら材料にもこだわってみると良いかもしれません。

 

花以外の物は入れていい?

ハーバリウムに入れる物として適しているのはドライフラワー、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)とされていますが、せっかく自分で作るなら他では見たことのないハーバリウムを作ってみたいと思いますよね。

ハーバリウムの中に入れる物は花材だけとは限りません。「水分を含まない」という条件にさえ合えば、色々な物を入れることができるんです。こちらでは、その一部をご紹介します。

プリザーブドリーフ

ハーバリウムには、花だけではなく葉っぱを使用している物もあります。
プリザーブドリーフは形も様々でハート形の物もあり、作品に可愛いイメージを加えることができます。葉を使うことで鮮やかな緑色が映えて作品の幅が広がるでしょう。
中にはスケルトンリーフというものもあります。きれいな緑の葉っぱとは違い、スケルトンになっているので冬をイメージした作品に加えると良さそうです。。

ビーチシェル(貝殻)

をイメージした作品にはぴったりの材料です。
人工的な貝だと色落ちやコーティングが剥がれてしまうので気を付けた方が良いでしょう。

様々な色のカラーサンドがあるので作品の幅が広がります。
低コストで手に入りやすいので気軽に使える素材のひとつですね。
使用する際は埃などが混ざらないように気をつけましょう。

木の実

木の実も立派な花材です。
小さな松ぼっくりなどもあるのでクリスマスやお正月などをイメージした作品におすすめです。

フルーツ

フルーツといってもフレッシュなものは水分があるため使用できません。
ハーバリウムに使用するのは花材専用のドライフルーツです。
食用のドライフルーツでもいいのでは?と思うかもしれませんが、防腐剤などが入っているので好ましくありません。必ず花材専用の物を使用しましょう。

リボン

比較的低コストで購入でき、様々な種類があるリボンは飾り方も多くあります。
結んで可愛くリボンにしたり、クルクルとカーブをつけてそのまま入れたりすることができます。

ハーバリウムの中にはこちらの動画のように和紙をいれたりすることもできます。
作り方も紹介していますので一度チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

ニュー和紙の花ハーバリウム

 

このように花以外にもハーバリウムに使用できる物は多くあるので、作品の幅が広がりますよね。

ただし必ず水分がない物色落ちしない物を使用し、作る際にはボトルの中に埃が入らないように気をつけましょう。きちんとできなければオイルが濁りカビが生えてしまう原因となるので注意が必要です。

使ってはいけない材料

ハーバリウムに使用できる花材であっても、選ぶ際に注意すべきポイントがあります。

まずドライフラワーの場合ですが、バラなど元々の水分量が多い花だとオイルにカビが生えてしまったりします。使用する際は乾燥剤を使ってしっかりと乾燥させておくのがポイントです。

造花を使用する場合は、茎や葉っぱなどに針金が入ったものはやめましょう。
金属やゴム製品などは油分に強くないため、オイルに入れると酸化したり臭いを発生させたりします。
そのためオイルが濁り、きれいな状態を維持できないため花材には適しません。

プリザーブドフラワーを入れる場合でも、使われている色素によって適さない物があります。それは顔料で色付けされているものです。
顔料は素材に浸透するわけでは無く表面を覆うだけになるので、オイルに浸したときに色落ちしやすいという特徴があります。
色付けには染料で染める物もあり、こちらは顔料と違って素材に浸透するので素材そのものに色が付きます。
ただ染料の中でもアルコールやオイルを使用したものだと色落ちしてしまうので適していません。

プリザーブドフラワーだけでなくリボンなどの材料をハーバリウムに使用する場合にも、色落ちを防ぐために水溶性染料を使用したものを利用しましょう。

まとめ

もともと「植物標本」としての目的もあるハーバリウムをきれいに長期間保つためには、入れる花材には注意を払わなければなりません。ハーバリウムの花材として適している物は、ドライフラワーなどの乾燥した物です。

生花などのように水分の多い物をオイルに入れると、カビや雑菌が繁殖してしまうので衛生的にもよくありません。

造花であれば、ハーバリウムに入れる前にしっかり殺菌しておくことで長期間保存可能なハーバリウムを作ることができます。

また、少しコストはかかりますがプリザーブドフラワーもハーバリウムにはおすすめの花材の一つです。

他にハーバリウム作りでよく使われる材料として「プリザーブドリーフ」や「ビーチシェル」、「木の実」や「ドライフルーツ」など様々なものがあります。

花材以外の物を入れることで、よりオリジナリティのあるハーバリウムが作れますよ。
ただし、金属やアルミ製の物、ゴム製品を入れるとオイルが変色したり劣化を早めてしまう原因になるので注意が必要です。また、染料の種類にも気をつけて選びましょう。

今回ハーバリウムについて調べることで、入れられる花材や花以外でも入れられる物がたくさんあることが分かりました。作る工程だけでなく、花材とそれ以外に入れる材料を集めるところから楽しめそうですよね。ハーバリウム初心者の私ですが、さっそくオリジナルのハーバリウム作りにチャレンジしてみようと思います。

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