最近、日本でも「イースターという言葉を耳にするようになりました。
大型テーマパークでもイースターのイベントが大々的に行なわれています。
でも、イースターって一体、何?
なかなか人には聞けないイースターのこと、お教えします。
イースターってどんなお祭り?
イースターを日本語で言うと「復活祭」となります。十字架にかけられたイエス・キリストが死んでから3日目に復活した、そのことを記念したお祭りです。
キリスト教徒にとっては大切なお祭りなので、欧米ではイースターを大々的に祝っています。
イースターの日は「春分の日の後、初めての満月を迎えた次の日曜日」に開催されます。
そのため、毎年日付が変わるのが特徴です。大体、3月21日~4月24日の間に行なわれると考えておくと良いでしょう。
キリスト教徒の多い国では、イースターの翌日(月曜日)が休日になっているところもあるのでどれだけ大切なお祭りかが分かりますね。ちなみに過去の3年間のイースターは、
2015年: 4月 5日
2016年: 3月27日
2017年: 4月16日
となっています。
どうして「イースター」って言うの?
現時点で一番有力な説とされているのは、8世紀に存在した神父による「北方神話の春の女神:Eostreが語源になっている」というものです。
元々はキリスト教と関係のない春のお祭りだったようです。
寒くて暗くなりがちな冬から、一気に草木が芽吹き色鮮やかな春へと移り変わる様子を、十字架で息絶えたイエス・キリストが復活した様子とイメージを重ねて普及していったと言われています。
イースターエッグに意味はあるの?
イースターと言えば、卵というイメージがある方も多いのではないでしょうか?
カラフルにペイントしたゆで卵を隠して、子ども達が探すというイベントを行なっている国もありますね。
イースター エッグハント
元々は、新しい生命の誕生の象徴である卵がキリストの復活と結びついているようです。十字架の上でキリストが流した血の色から、赤い色に染めるのが一般的でした。
ですが、国によっては表面に模様を描いたり、ビーズで装飾したりする国もあります。そのような文化が世界中に広がってカラフルにペイントするように変わったようですね。
海外で作られているような本格的なイースターエッグの作り方については、コチラ。葉っぱを使って玉ねぎの皮で染めたり、蝋を使った本格的な染め方などを紹介しています。
イースターラビットって何?
Happy Easter Funny Bunny Free vector by Vector Open Stock
イースターをイメージしたイラストや写真を見ると、必ずと言っていいほどウサギが登場します。これは「イースターラビット」と呼ばれているウサギです。
常にたくさんの子どもを生むウサギは、繁栄・多産のシンボルとされてきました。そして、イースターの象徴であるイースターエッグを運んできたと言われています。