スギ・ヒノキ花粉がピークを迎えるといわれるのは3月から5月ですが、春から秋にかけてもブタクサやカラムシなど、何かしら花粉は飛んでいます。
スギ花粉は1月の暖かい日から飛び始めているので、早めの対策が重要です。
花粉対策といえば、マスクをしたり、病院で薬を処方してもらうということが、まず頭に浮かびますが、普段の食事を見直すだけでも花粉症が改善されるのはご存知ですか?
今回は花粉症対策にいい食べ物についてご紹介します。
花粉症に効果のある食べ物とは?
【レンコン】
レンコンには抗アレルギー成分が含まれているので、花粉によるアレルギー症状を抑える効果があります。
その他にもポリフェノールやビタミンCが豊富なので、体の免疫力を高めたり、レンコンに含まれているムチンという成分が気管支や鼻の粘膜を保護する働きがあることがわかっています。
14)花粉症対策、毎日の食生活で取り入れたい食材とは? おしゃれリネン布マスクmaska(マスカ)
(摂取方法)
1日に20~30gを毎日取ることで効果があると言われています。レンコンには食物繊維も豊富で便秘解消やポリフェノールによるアンチエイジングも期待できるので、毎日少しずつ摂取したいですね。
【シソ】
シソにはロズマリン酸という成分が含まれています。これはポリフェノールの一種でアレルギー物質のヒスタミンという成分を抑える働きがあります。
このロズマリン酸は特に赤紫蘇に多く含まれています。ロズマリン酸は血糖値の上昇を抑える働きもあり、βカロチンも豊富に含まれているので老化防止やがんの予防にも効果があります。
(摂取方法)
1日の摂取量は20~30枚といわれていますが、シソをそんなに食べるのは大変です。最近ではシソジュースなどが販売されているので試してみるといいですね。毎日たくさんは食べれなくても薬味などで利用したりして少しずつ摂取したいですね。
【魚介】
イワシやハマチなどの青魚に多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)はアレルギー症状を抑える働きをします。
またアレルギー症状を引き起こすといわれている物質ヒスタミンと同様にロイコトリエンという物質があります。EPAやDHAをたくさん摂取することで、このロイコトリエンをできにくくする効果があるといわれています。
(摂取方法)
EPAやDHAを効率よく摂取するには生のまま食べることがおすすめです。刺身やお寿司などとして食べることで効率よく摂取することができます。
でも継続することが大切ですから、毎日お刺身を食べるのは難しいですよね。ホイル焼きなどにすると栄養分が逃げるのを防いでくれるのでおすすめです。
【ヨーグルト】
花粉症対策において、食べ物の王道と言えばヨーグルト。これについてはより詳しく解説した記事があります。
生活習慣を見直せば花粉症の症状改善にもつながる!
生活習慣と花粉症は深く関係しています。寝不足が続いたり、ストレスがあると自律神経が乱れてしまい体の免疫力が低下してしまいます。それによってアレルギー症状を引き起こす原因になっている場合があります。
花粉症に負けない体を作るには普段の食生活や生活習慣から改善していく必要があります。先述した花粉症に効果のある食べ物は他にもいろいろありますが、反対に花粉症に悪い食べ物としては添加物の多い食べ物です。
スナック菓子やファーストフード、インスタント食品などはなるべく避けて野菜や魚などの栄養バランスのとれた食事を心がけることで免疫力を高めて花粉症に負けない体をつくることが大切です。
それでもつらい症状が出てしまったら、日々の継続と共に、自分に合う対策を見つけましょう。
花粉症対策=健康な体作りと考えれば、無理なく続けられそうです。