インフルエンザa型ほど大きな流行はしないものの、限られた地域で流行することがあるインフルエンザb型。症状もa型とは異なります。
インフルエンザb型の症状や、治癒までの経過について調べました。
インフルエンザb型 症状の特徴は?
インフルエンザb型のウイルスは、a型ほど頻繁に変異をしないことが分かっています。その分、1度かかると免疫力がつき新しい型のウイルスに感染しない限り繰り返してかかることはありません。
ですが、症状が普通の風邪と区別がつきにくいという点があるため、インフルエンザb型に感染していることが分かるまでに他の人にうつしてしまう可能性が高いと言われています。
・微熱、または平熱
(人によってはa型と同じような高熱)
・消化器系の不調
(胃炎・吐き気・嘔吐・下痢など)
・上気道炎、気管支炎
・寒気、悪寒
・ふるえ
・咳、痰がからむ
・頭痛
・全身のだるさ、倦怠感
・関節痛、筋肉痛
・腰痛
・体重の減少
胃腸に不調を訴えることが多いインフルエンザb型は、適切な処置をしないと脱水症状も引き起こしてしまいます。子供の場合は、特に気を付けたいですね。子供の症状についてはこちらの記事をご覧ください。
【参考記事】
子供のインフルエンザに特徴的な症状や発熱の変化は?
病気の経過や治癒するまでの期間は?
インフルエンザb型はa型に比べると潜伏期間が少し長めです。高い熱が出ないことがある分、普通の風邪との見極めが難しいと言われています。
感染(飛沫感染、接触感染)
↓ 2~5日間の潜伏期間
発症
(通常の風邪と間違えやすい)
↓ 気づかないうちに他の人に
感染している可能性・大
色々な症状が出る
(3~4日間ほど)
↓
治癒
検査を受けるタイミング・方法などについてはこちらの記事をご覧ください。
【参考記事】
インフルエンザの検査を受けるべき症状とタイミング
通常の風邪と勘違いして自己判断で市販の「解熱鎮痛剤」を服用して、症状が悪化してしまうこともあるインフルエンザb型。通常の風邪かと思っても、念のため医療機関で検査を受けておくのが安心です。
処方される薬にはどんなものがある?
インフルエンザa型にも処方される、
・リレンザ
・タミフル
がインフルエンザb型にも処方されます。
やはり症状が軽いうちに薬を服用すると、症状を悪化させることが少なくなります。ですが、a型に感染して服用する時に比べるとb型は薬が効きにくいという意見もあります。
医療機関に行って薬をもらって服用しても、症状が改善しないようであれば再受診をして医師の診断を仰ぐようにしましょう。
こちらの動画ではリレンザを使用する方法が確認できます。
「インフルエンザB型でした。リレンザの使い方。 How to use Relenza」
とってもつらそうですが、正しい使用法で早く回復できれば良いですね。インフルエンザでよく聞くのがa型・b型ですが、実は他にも型があります。
型によって流行する時期や症状の特徴が分かれています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【参考記事】
インフルエンザの症状まとめ~型・時期・年齢別の特徴と注意点
インフルエンザa型ほど大きな流行はないものの、2年に1度程度のペースで地域的な流行がみられるインフルエンザb型。普通の風邪と勘違いしやすいという点で、注意が必要ですから正しい判断をしたいものです。
もしかして?と思ったら、検査を受けるように心がけましょう。