インフルエンザは身近な病気ですが、その詳しい情報は意外と知らないことが多いです。
ひとに移ってしまうかもしれないし、なによりかかると本当につらいので早く治したいですよね。
インフルエンザには専用の薬があるので、早めに検査を受けてインフルエンザかどうか知りたいものです。
今回はインフルエンザの検査を受けるべき症状とタイミングについて調べてみました。
どんな症状が出たら検査を受ければいいの?
インフルエンザの症状は風邪の症状ともよく似ています。
では、どんな症状が出たら検査を受ければいいのでしょうか?
ポイントは三つあります。
①38度を超える高熱
②熱からくる寒気・悪寒
③頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身の痛みの症状
症状が急激に起こるのがインフルエンザの特徴です。
とくに熱は、発熱してから一気に38度以上になります。
以上の症状が急激に起こったら、インフルエンザの検査を受けるようにしましょう。
また、インフルエンザの予防接種を受けていると、熱が38度を超えないこともあります。
そういったときは、ポイントの②と③の全身症状がいつもの風邪と違う場合、検査を受けてください。
インフルエンザについて、症状や治療・予防法などを紹介している動画です。
ぜひチェックしてみてください。
「やさしく学ぶ-耳・鼻・のどの病気 インフルエンザ」
症状が出たらいつ検査すればいいの?
前述した症状が出たから検査を受けたら陰性だった。
なのに熱が下がらない……心配になってもう一度検査してみたら陽性だった!
そんなことも多く起こるのがインフルエンザです。
発症からすぐに検査をしても反応は出にくいのでしょうか?
結論から言えばイエスです。
インフルエンザの検査は、発熱などの症状が出てから12時間以上経たないと陽性反応が出ません。
しかし、抗インフルエンザウイルス薬は発症から48時間以内に飲まないと効果がないと言われています。
薬を効果的に服用するため、発症から12時間~48時間以内に検査を受けるようにしましょう。
発症から1日後に検査を受けることを目安にしてください。
インフルエンザを治すには早めの受診が重要であると説明されている動画です。
予防接種や予防法についても詳しく説明されています。
「東静岡耳鼻科 インタビュー インフルエンザについて」
早めの治療が効果的なら、潜伏期間の間に検査してインフルエンザか知ることができたら……と考えますね。
発症する前の検査については以下の記事を参考にしてみてください。
【参考記事】
インフルエンザ潜伏期間は何日ぐらいか、潜伏期間に検査はできるの?
インフルエンザの検査ってどんなもの?
病院で検査といえば子供が嫌がるものです。
子供に余計な恐怖心を与えないためにも、インフルエンザの検査がいったいどんなものか、事前に知っておきたいですね。
インフルエンザの検査はとても簡単です。
細い綿棒で、鼻の奥や喉の奥をこするだけなのです。
こうすることでインフルエンザウイルスに感染しているかどうか調べられます。
鼻や喉の奥にぐっと綿棒を入れられるので少し痛みを感じることもあります。
診察室でこの検査を受けたら、あとは結果が出るまで15分ほど待つだけです。
負担がとても少なく、簡単にできる検査と言えます。
インフルエンザにはA型、B型、C型などの種類がありますが、A型とB型はこの方法で検査することができます。
C型には現在検査キットがなく、特殊な検査でしか診断ができません。
しかしC型は流行することも稀であり、重症化することもほとんどないので、今回紹介した検査を受ければ十分です。
後は医師の判断に従いましょう。
インフルエンザはその型や年齢によってさまざまな症状を引き起こします。
それぞれどんな症状が出るのか?
なにに注意したらよいのか?
以下の記事で詳しく紹介しています。
【参考記事】
インフルエンザの症状まとめ~型・時期・年齢別の特徴と注意点
インフルエンザは、必ず一定の療養期間を必要とします。
早めに症状を緩和するためにも、検査を受け、48時間以内に抗ウイルス薬を摂取するようにしましょう。