健康・美容

熱の風邪にはこの薬!薬局で買える薬、熱を下げるのにおすすめは?

風邪くらいでは、仕事は休めない!」

仕事はそうそう休めるもんじゃない。

特に、責任のあるポジションにつくと余計にそうなっちゃいますよね。(うー、熱まで出てきたよー。帰りたいけど、帰れない・・・)

そこで今回は、そんなつらい気持ちに少しでもお役に立つような、熱に効く市販の風邪薬を調査してみました。

 

 

熱がある時に効く市販薬とは?

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総合感冒薬と呼ばれる「かぜ症候群」に効く薬。

現在の総合感冒薬は、基本的に〔解熱鎮痛剤・鎮咳去痰薬・抗アレルギー剤〕を含んだ製品が一般的で、さらに漢方・薬草を加えてあるものもあります。

熱を下げるのに効くのは、読んで字のごとし、解熱鎮痛の作用です。

その解熱鎮痛の成分として、市販の総合感冒薬に一般的に使われているのは、次の3種類です。

・イブプロフェン

・アセトアミノフェン

・エテンザミノ

それでは、実際の商品をご紹介しますね。

 

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【商品紹介:ルルアタックEX

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「ルルアタックEX」、CMでもおなじみです。

イブプロフェンが業界トップクラスで配合されています。

 

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【商品紹介:ぺラック コールドTD錠

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アセトアミノフェンとエテンザミドが含まれています。

アセトアミノフェンは様々な処方の仕方があります。

アセトアミノフェン自体では、効き目が弱い為、エテンザミドとカフェインという異なった成分を足すことで、効果が高まるように調合されることが多いようです。

これを頭文字をとって「ACE(エーシーイー)処方」と言いますが、ペラックコールドもまさにそれですね。

 

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【商品紹介:エスタック総合感冒薬

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こちらは、アセトアミノフェンのみですが、900mgも含まれており、更に、ショウキョウ末(ショウガの粉末)という解熱作用のある漢方も一緒に配合されていますね。

様々な種類の風邪薬のうちの、今回は解熱作用の強い3銘柄をご紹介しました。

ただ、ここで注意して頂きたいのは、必ずしも風邪薬を飲んで熱を下げることが良いわけではないという事です。

どうして、熱がでるのか?

それは、熱を上げることで病原菌を死滅させているんですね。

言えば、体温を上げることで免疫力を高めているのです。

こういった人体の力を自然治癒力と言うのですが、解熱・鎮痛作用を含む総合感冒薬は、不自然に熱を下げるという全く逆の効果をもたらします。

ですので、飲むとかえって風邪が長引いてしまう可能性もあるわけです。

総合感冒薬を服用するのは、あくまで対処療法となりますので、それを踏まえたうえで、ご自身できちんと判断されることをおススメします。

 

 

ロキソニンは熱に効く?どんな効果のある薬?

熱をピンポイントで下げるだけであれば、解熱鎮痛剤も効果的です。

「解熱と鎮痛って何で同じ薬が効くの?」と思ったことありませんか?

これは、「炎症の4徴候」のうちの2つなんです。

「炎症の4徴候」とは、発赤・熱感・腫脹・疼痛のことで、外傷や熱傷等の物理的要因や、感染、アレルギー反応が引き起こすと言われています。

結果、解熱鎮痛剤は解熱・鎮痛に効果的なのです。

解熱鎮痛剤として代表的なものにロキソニンがあります。

ロキソニンの代表成分はロキソプロフェンナトリウムです。

ロキソプロフェンは安全性が高く効き目が良いため、病院でもよく処方されます。

炎症物質が発生することで発熱するのですが、その炎症物質を生み出す合成酵素(COX)の働きを抑制します。

頭痛、歯痛、生理痛などの幅広い痛みに効きますし、急性上気道炎の解熱にも効果的です。

最近では、医療用から一般用に成分をスイッチしたロキソニンが市販薬として発売されていますが、病院の薬に比べて胃への負担が軽くなるプロドラッグ製剤加工が施されています。

 

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【商品紹介:ロキソニンS(第一三共ヘルスケア)

 

葛根湯は効果がある?

風邪薬は、総合感冒薬ではなく、体に負担の少なそうな漢方薬がいいと思われる方も多いのではないでしょうか?

迷っている方は、こちらの動画を参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

「風邪をひいた時の漢方」

 

この章では、漢方薬の代表格、葛根湯について詳しく見ていきます。

 

葛根湯の成分

葛根湯は、7つの生薬から出来ています。

葛根(かっこん)
発汗を促す。熱を下げる。

大棗(たいそう)
痛みを和らげる。咳を鎮める。

芍薬(しゃくやく)
痛みを和らげる。

生姜(しょうきょう)
発汗を促す。

麻黄(まおう)
発汗を促す。咳を鎮める(交感神経刺激薬エフェドリン類るため)。

桂皮(けいひ)
発汗・発散を促す。痛みを和らげる。

甘草(かんぞう)
炎症やアレルギー症状を緩和する。

これらが合わさることで、よりよい効果を発揮します。

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葛根湯はいつ飲む?

葛根湯が効果を発揮するのは、風邪の初期段階です。

「なんだか、ゾクゾクする」「顔が火照ってきたなぁ」 と、いった感じの時に服用します。

ひどくなってきてからは効果がありませんので、体調がおかしいな?と思った時点で飲むように心掛けるといいですね。

服用する際は、食前もしくは食間(空腹時)に飲みましょう。

 

葛根湯の注意点

・虚弱体質の人、胃腸の調子が思わしくない人、発汗の多い人は向いていません。

また、エフェドリン類が含まれていますので、高血圧・心臓病・脳卒中既往・循環器系に病気のある方は、かなり注意が必要です。

・交感神経刺激作用のある薬(エフェドリンやテオフィリン等)との服用は、かなり注意が必要です。

・麻黄の影響で、不眠の症状が現れることもあります。

漢方薬は、その人の体質に合わせたうえで、適切な時期に飲むことが大切という事ですね。

お家にあらかじめ、葛根湯を常備薬として置いておくのも、一つの手ですね。

最後に、市販の葛根湯をご紹介しておきます。

 

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【商品紹介:【第2類医薬品】ツムラ漢方かぜ内服液 葛根湯S 30ml×3本

ご存知、ツムラです。

葛根湯って、ものすごく苦いので苦手な方も多いのではないでしょうか?

苦いのは変わりないですが、顆粒と比べて口に残りにくいように思いますので、ここでは液体バージョンをおススメしておきます。

 


 

抗生物質は何のために処方される?

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以前、熱がひどく高く、あまりにも苦しくて病院に駆け込んだ事があるのですが、その時、医者に「うーん、原因が分からないから、解熱剤だけ出しておくね」と言われたことがあります。

本当に気を失うほど辛かったので、「なんで、薬出さないのーー!!」と病床で唸ってました。

後日、結局、肺炎だと分かったんですが、その時に初めて抗生物質を含め4種類ほど薬を出してもらいました。

「原因が分からないうちに抗生物質を出すのは良くない、意味がない」という医者の見解でした。

では、抗生物質とはなんでしょう?

抗生物質は、微生物が産出し、他の微生物や生細胞の発育を阻害する有機物質のことです。

つまり、細菌なら効きますがウイルスなら効かないということなんですね。

私の高熱が、一般的な風邪ならば(風邪の90%はウイルスが原因)、抗生物質は効かないので、ほかの症状が出るまで待ってみたわけです。

抗生物質を処方する細菌性の風邪の例は、溶連菌による咽頭炎やインフルエンザ菌による風邪などあります。

詳しくは、下記のサイトに載っていますので、ご覧になってみて下さい。

 

【参考記事】
喉に効くおススメの風邪薬は?定番の風邪薬は喉に効果ある?

 

いかがでしたか?

総合感冒薬・解熱鎮痛剤・漢方薬と熱に効く薬もいろいろありますね。

こちらの記事には、熱の原因や対処法が書いてありますので、合わせて読んで頂いて、参考にしてみて下さい。

 

【参考記事】
風邪による熱の対処法まとめ※つらい症状から抜け出すための対処法

 

どれにしても、早期の対処がカギとなるようです。

とりあえず、薬を飲んで、休息をできる限りとることが症状を悪化させない為には大切と思われます。

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