風邪を引いて熱が出て、関節まで痛くなってくると家事さえままならなくなります。
あまりの痛さに眠りにつけないなんてことも多々あります。
そんな辛い関節痛に苦しむ人のために、関節の痛みから考えられる病気と対処法をまとめました。
熱がある時の関節痛、どんな病気が考えられる?
風邪による関節痛は、免疫機能の働きによって起こっています。
いわば体がウイルスと戦っている証拠です。
体を治そうと必死に頑張ってくれています。
なので、痛みが出た時は「体を休ませる時」だと割り切ってゆっくりと休養をとってください。
また、関節痛の症状だけでは患った病気を見分けることは困難です。
ここでは熱や関節痛が長引き、「もしかして風邪ではない病気かもしれない」と感じた際、考えられる病気や対処法をまとめました。
◆風疹
ほとんどの人が幼少期に済ます水ぼうそうと同じように、風疹も子供がかかる病気というイメージがあります。
けれど大人になってから水ぼうそうにかかると肺炎や脳炎を発症する危険性があるように、風疹も合併症を引き起こす可能性があるのです。
一般的に4~10歳の小児がかかりやすく、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。
<原因>
風疹ウイルス。水ぼうそうやはしかほどの感染力は持ちません。
<症状>
・発熱
・リンパ腺の腫れ
・関節痛
主症状は発疹ですが、大人の女性が風疹をわずらった場合70%の人が関節炎を引き起こします。
逆に、子どもや成人男性がわずらった場合は関節痛が発生することはほとんどありません。
<家庭での対処法>
風疹は自然治癒で治します。
子どもの場合は3~4日で治りますが、大人は症状が重くなりがちで完治まで時間がかかります。
治るまでに発熱があれば、脱水を防ぐために水分を補給。
関節痛が出た場合は痛み止めで対処しましょう。
<感染の可能性>
発疹が顔面に現れたら感染した可能性があります。
発疹はすぐに全身へと広がっていきます。
また風疹にかかった患者の咳やくしゃみから飛び散るウイルスによって人への感染が拡大します。
注意しなければならないのが、「発疹が出てから初めて感染力を持つわけではない」という点です。
発疹のでる2~3日前から人への感染力を持ちます。
よって感染を疑う場合は、すでに症状が出ている風疹患者との接触だけではなく症状が出るまえの風疹患者にも接触していないかを確かめる必要があります。
潜伏期間は14~21日(平均16~18日)です。
<受診料>
血液検査で診断します。
検査料は約5,000円です。加えて初診料、再診料がかかります。
<予防>
風疹を予防するためにはワクチンを接種するのが一番です。
こちらにお医者様によるワクチンの説明動画があります。
ぜひ参考になさってください。
「風疹ワクチンを打つ前に 0ももたんの風疹教室0」
風疹ウイルスだけではなく、違う風邪のウイルスから関節が痛くなる場合もあります。
f&胃腸風邪
<症状>
・下痢
・頭痛
・関節痛
上記のような症状がある場合、胃腸風邪の疑いがあります。
詳しい症状や対処法はこちらの記事にまとめてありますので参考にして下さい。
【参考記事】
胃腸風邪でも熱は出る!風邪とは違う症状と対処法☆予防はできる?
f&手足口病
<症状>
・筋肉痛
・関節痛
上記のような症状がある場合は手足口病の可能性も考えられます。
詳しい症状や対処法はこちらの記事にまとめてありますので参考にして下さい。
【参考記事】
風邪からくる喉の痛みはいつまで?他の病気の可能性と対処法
関節痛を和らげるお薬は?
風疹や胃腸風邪、手足口病には即効性のある特効薬はありません。
自然治癒を待つことになります。
薬を使わずに完治させるのが理想的ですが、どこか痛むときに無理して我慢するのは良くありません。
かえってストレスがたまってしまいます。
どうしても痛い時は医師と相談して、痛み止めを使うことも考えてみましょう。
ここではタイプの違う3つの鎮痛剤を紹介します。
★いつでも飲める鎮痛剤
【商品紹介:タイレノールA】
空腹時でも飲める安心の鎮痛剤です。
副作用もすくなく、じんわりと痛みに効いてくれます。
★即効性のある痛み止め
【商品紹介:ナロンエース】
市販の薬の中では鎮痛成分が多く含まれています。
眠気の副作用が出るので、就寝前などタイミングを見計らって飲むようにしましょう。
★子どもでも安心して飲める鎮痛剤
【商品紹介: ムヒのこども解熱鎮痛顆粒】
小さいお子さんにも使える鎮痛剤です。
顆粒なので錠剤が苦手なお子さんでも大丈夫です。
発熱時に失われやすいビタミンC配合で、飲みやすいイチゴ味です♪
コチラの記事では薬の使用や成分について詳しくまとめてあります。
【参考記事】
熱の風邪にはこの薬!薬局で買える薬、熱を下げるのにおすすめは?
風疹は発疹がでない場合もあり、症状の見分けがつかないこともあります。
他に疑われる病気はないかコチラを参考にしてみてください。
【参考記事】
風邪による熱の対処法まとめ※つらい症状から抜け出すための対処法
体中に発疹が出ていれば風疹の可能性。
おう吐、下痢があれば胃腸風邪の可能性。
水ほう性の発疹が出ていれば手足口病の可能性、と様々なので記事と照らし合わせて自分の症状を確かめましょう。
判断のつかないときは病院に行って適切な治療を受けてくださいね。
病原菌さえやっつけてしまえば、ダルさも痛みも消え去ります。
いっときの辛抱です。はやく元気になって穏やかな日々を取り戻しましょう♪