季節の変わり目や、ちょっとした気温の変化に体が対応できず、風邪をひきやすくなっていませんか?
風邪はウイルスによる感染症と雑菌によるものとに分けられ、ウイルスによる感染症にかかると、頭痛・鼻水・咳・のどの痛みなどいろんな症状に悩まされ、気分もブルーになってしまいがち。
ここでは、そんな症状の中から「咳」と「痰」についてお話しします。
目次
咳と痰がでると風邪は治りかけって本当?
風邪をひいた時、痰が出だしたらもうすぐ直るサインと聞いたことがありませんか?確かに、もうすぐ直る兆候にはありますが、痰の色や状態によって風邪の状態も違うことに注意してください。
① 粘り気の強い黄色
・・・感染の兆候
② 咳をしたら、切れる程度の、ごく軽度な粘り気の白色~淡黄色
・・・風邪の真っ只中
③ 緑色~黄色の濃淡
・・・体が落ち着いてきた証拠
もうすぐ完治するいい兆候
風邪の時は、鼻の粘膜にたまった粘液が熱で乾燥して、鼻づまりになります。
それから、熱が落ち着いてくると、鼻づまりが緩み、洟(はな)となります。
そして、鼻の下の方にある気管の粘膜が固まって、痰となるのです。
体はその痰を異物とみなし咳をして出そうとするので、咳の時に痰が出るのは良いサインなのです。
咳や痰が出ると風邪は治りかけといわれているのは、こういうところからきているのだと思われます。
治りかけに止まらない咳、どうやったらおさまるの?
幼い頃、風邪をひいて咳が出ると母がキンカンのハチミツ煮を作ってくれていました。
大根とはちみつもとても良いらしいです。喉の痛みにも良いと聞いたことがあります。
また、即効性のあるものとして、
- 暖かいお湯を飲む
- 塩水でうがいをする
- のど飴をなめる
という方法があります。
子どもが寝ていて苦しそうに咳き込んでいるときには、湿布を貼ってあげたり、『ベポラップ』を胸に塗ってあげたりしていました。
あの、スーッとするのが、鼻づまりも改善し、咳を落ち着かせるようです。
即効性のある咳止めです。是非、試してみてください。
痰が出る時の対応方法、教えて!
☆咳を緩和するツボ☆
痰が絡むと、とても気持ち悪いですよね。
痰は、のどの粘膜が菌に反応しているところに、飲み込んだ鼻水などが絡んでできます。
痰が絡む原因として、水分不足や免疫の低下が考えられます。
出来るだけ温かい水分を取り、痰を柔らかくしてあげると喉の張り付き感が弱くなり、吐き出しやすくなります。
喉へのダメージを少しでも減らすには、下を向き、息を吐き出すような感じで痰を移動させるとうまく吐き出しやすくなります。また、室内では出来るだけ乾燥しないように心がけましょう。
① 加湿器を使用する
② 濡れたバスタオルを干す
③ やかんをコンロにかける
などで、湿度を保っておくとより効果的に湿度が保たれ、痰の再発を防ぐ環境をつくることが出来ます。
因みに私の対処法は、温かい塩水を飲むです。それから、外へ出る時は喉を冷やさないようにマフラーを巻き、マスクをします。
風邪は治りかけが一番ぶり返しやすい時期でもあります。
咳や痰は甘く考えず、キチンと対処して早めに治まるようにし、体に余分な負担をかけないようにしましょう。
あまり長引くようであれば、病院を受診して早めにお薬をもらった方がよいですよ。
こちらの記事では長引く咳の原因や対処法について詳しく紹介しています。きっと役に立つ情報があるはずですよ。
風邪ではない別の病気の可能性も考えられますので、ひどくなる前に判断してくださいネ。