そろそろお子さんの入園準備を始めるお母さん、持ち物には全部名前を書くように園からお願いがありませんでしたか?
直接名前を書くとこすれて消えてしまうこともあるし、お下がりの時に困ってしまいます。名前シールを貼るなら、コップなど濡れるものにも貼れる防水のものがベストです。
お子さんが喜ぶ可愛い名前シールを貼ってあげたいですね。しかし、既製品では数をそろえるのにお金も結構かかりますし、欲しいサイズがないこともあります。そこでオススメなのが「マスキングテープ」です。
あのマスキングテープが名前シールにも大活躍すること、ご存知でしたか?マスキングテープが名前シールに使える理由とのその活用法をご紹介します!
目次
既製品の名前シールのメリット・デメリット
まず、既製の名前シールを購入した場合のメリット・デメリットはどういうものが挙げられるでしょうか?既製品の名前シールは濡れても安心な防水タイプが主流で、大きく分けて2タイプあります。
☆自分で記名する名前シール
【商品紹介:ミッフィー お名前シール】
・内容
4種類・32枚
・価格
税込95円
☆web注文できる名前入りのシール
・内容
12種類・178枚
・価格
税込1,260円
アイロン転写シールとのセットは、アイロン転写名前シール115枚+防水名前シールは178枚の合計293枚入りで約3,000円です。また、文房具など防水でなくても大丈夫なものは、もう少し安い名前シールがあります。
☆防水ではない記名する名前シール
【商品紹介:お名前シール】
・内容
604片(算数セットなど細かいもの用)+81片(持ち物用)計685片
・価格
税込980円
既製品の名前シールのメリットは有名なキャラクターの商品もあって、買ったらすぐに使えることです。また、名前入りのシールは手間も省けて忙しいママには大助かりです。デメリットは相応に値が張ることです。それにサイズや枚数が決まっているので、シールによっては余ったり足りなかったり…。
どんどん増えていくお子さんの持ち物に貼るには数が圧倒的に足りないのも難点です。ご兄弟がいれば尚更たくさん必要ですよね。
マスキングテープを名前シールに使えるって本当?
マスキングテープはお部屋や雑貨をイメチェンするアイテムとして大人気ですよね。本来は塗装などの際にほかの場所を汚さないよう保護するテープです。あのマスキングテープを名前シールに?意外な使い道ですが、お子さんの持ち物に貼る名前シールにピッタリなんです。
マスキングテープを名前シールに使うメリット・デメリット
メリット1
マスキングテープは防水!
防水だから濡れるものだけでなく、衣類にも名前シールが活躍します。洋服の洗濯タグに名前を書いて洗濯で滲んだりすると、お下がりするのに困ってしまいますね。ですが、油性ペンで書いたマスキングテープの名前シールなら防水なのでタグに貼って洗っても平気なんです。
メリット2
既製品に比べてとにかく安い!
注文の名前シールは200枚なくても1,000円以上はするものばかりですが、100円ショップでも買えるマスキングテープなら、名前シールがなんと約200枚も作れるんです。(15mm×12mのテープで6cmの名前シールを作った場合)たくさん必要な名前シールにはもってこいだと思いませんか?
メリット3
簡単にきれいにはがせる!
既製品の名前シールは1度貼ってしまうと、はがす時に苦労したり、粘着面が残ったりします。お下がりしたいものには、サッとはがせて跡の残らないマスキングテープはうってつけです。
メリット4
サイズや長さが自由自在に変えられる!
幼稚園は名前をひらがなで書きますよね。そのため、文字数が多くなって既製品では文字を小さくしないと収まらないお子さんもいます。また、お箸やクレヨンなど細いもの用の名前シールは種類が限られています。その点、マスキングテープは自分が欲しいサイズで切り取ることが出来るのでとても助かります。
メリット5
必要なくなったら名前シール以外の用途で使える!
名前シールは必要でなくなった分を別の用途に使うのはなかなか難しいです。でも、マスキングテープは元々使い道が多いものなので、最後まで無駄なく使うことができます。でも、残念ながらマスキングテープにもいくつか欠点があります。
デメリット1
基本的には名前を手書きしないといけない
幼稚園などで使うものはこまごまとしたものが多くあり、想像以上の持ちものに記名が必要です。マスキングテープの名前シールはたくさん作るとなると手書きが大変です。
デメリット2
既製品と比べるとデザインがシンプル・・・だけど
マスキングテープは既製品の名前シールに比べるとデザインがシンプル過ぎてお子さんにはさみしいかもしれません。しかし、そんな時はちょっと一工夫!油性インクで好きな柄のスタンプを押してあげるなどのアレンジを加えて喜んでもらいましょう。
マスキングテープで名前シールを作る方法
名前シール用にマスキングテープを選ぶポイントは、以下の通りです。
・名前がはっきりと読めるよう無地のもの、柄のものであれば薄い色のもの。
・イラスト付きのものは名前が書き込めるようなイラストの間隔があいているデザインのもの。
しっかりした濃い柄物のマスキングテープを使いたい時は、こんな風に上から白いマスキングテープを重ねて名前を書き込めるようにします。
2枚並べて名前を書き込む白い方をサイズを考えてカット。
カッター+マットを使うときれいに切れます。
不要な部分を剥がして、
白いマスキングテープを上に重ねます。
できあがったマスキングテープはクッキングシートに貼り付けると保管できますよ。
このアイディアを使うと濃い柄のものでも名前シールが作れます。
手書きの手間を省く!マスキングテープに印刷する方法
たくさん名前を手書きするのは大変ですよね。応用編として「マスキングテープに名前を印刷する」方法を考えてみました。パソコンとプリンターがあれば簡単に名前入りのシールが作れます。
<エクセルを使う場合>
①セルに名前を入力してセルの大きさを調節します。
作成例は180×75ピクセルにしました。
これでA4用紙に名前が39個並びます。
②できたシートを印刷して大きさや位置を確認します。
③新しい用紙を重ねて透けた文字の印刷位置にマスキングテープを貼り付けます。
この時重ねた二枚の用紙がズレないように注意してください。
④できた用紙をマスキングテープを貼った面が印字面になるようにして、プリンタの用紙入れにセットします。
マスキングテープに名前が印刷されました!
⑤ハサミやカッターでカットしてください。
マスキングテープの上から、印字面を保護するための透明ビニールテープを貼って出来上がりです!
ただし、印刷したらインクに触れないこと。インクが乾くまで時間を置くなど注意が必要です。また、黒インク以外は水性なのでインクが滲んでしまいます。透明テープで保護していてもよく水に触れるものには使わない方が無難です。
さらに簡単な方法としては、印刷した紙の文字をマスキングテープに転写するというものがあります。黒インクの部分にマスキングテープを貼ると文字がテープに転写されます。他のものに貼ってもインクが色移りすることはありません。再印刷が面倒なら転写してそのまま名前シールに使ってもいいですね。
<注意する点>
・印刷後、絶対に印刷面に触らない。
・乾くまで20分以上置くこと。
・さらに透明ビニールテープを上から貼ってインク面を保護すること。
・よく濡れるものには使わない。
<ワードを使う場合>
ワードでも手順は同じです。入力した名前を拡大してコピペで増やして基本の名前シール台紙を作ります。一度印刷して、マスキングテープの幅やバランスをみて調整。新しい用紙を重ねてマスキングテープを透けた文字位置に貼って再プリント。
<無料の名前シールテンプレートを使う場合>
「名前シール」で検索すると無料で使える名前シールのテンプレートがヒットするので、好きなものをダウンロードして使います。
こちらも手順は同じです。
テンプレートをダウンロードしたら名前を入力します。一回印刷してマスキングテープの幅やバランスをみる。バランスが悪かった場合はテンプレートの大きさや名前の位置などを微調整して再度印刷してください。新しい用紙を重ねて、透けた名前シール部分にマスキングテープを貼り再プリント。
黒インク以外のカラーの部分はマスキングテープの裏には転写されませんでした。カラーの名前シールを作る時はちゃんと印刷する必要があります。一気にたくさん作れますし、手書きが面倒ならオススメの方法です。
名前シールにオススメのマスキングテープはこちら
通販でもマスキングテープは購入できます。お子さんが喜ぶ柄など、その中からオススメのものをいくつかご紹介します。
無地のタイプだと名前がくっきり
落ち着いた渋系、鮮やかな原色系、明るいパステル系にゴールドやシルバーまで豊かなカラーバリエーションも魅力的です。
同系色のマスキングテープが10本揃ったお得な福袋
持ち物に統一感を持たせながら「お弁当グッズ」や「工作用」などグループ分けした名前シールを作れます。そのままでも細くカットしても余裕のある15mm幅です。
キャラクターのマスキングテープ
お子さんの大好きなキャラクターのマスキングテープを利用すれば、既製品の名前シールよりずっと安く作れるので好きなだけ貼ってあげられます。
マスキングテープを補強できるテープ
マスキングテープは防水ですが、コップなど頻繁に洗うものには透明ビニールテープを上から貼ればより安心です。
印刷用のマスキングテープ&専用プリンター
上でマスキングテープに名前を印刷する方法をご紹介しましたが、ちょっと面倒だと思った方、実はもっと簡単に印刷できる方法があるんです。こちらは通常のマスキングテープより割高になりますが、マスキングテープの特徴を活かした名前シールをたくさん作ることができます。
インクジェット印刷が可能なマスキング用紙
フリーカットタイプは、自由にマスキングテープ素材の名前シールを作ることが出来ます。
好きなカラー・デザインでマスキングテープを作れます。フリーカットは印刷して後からカットします。
また、あると名前シール以外にも使えるマスキングテープ専用プリンターもご紹介します。
マスキングテープに印刷できる専用プリンター「こはる」
マスキングテーププリンター「こはる」は、軽量で手のひらサイズの大きさ。操作も簡単でテンプレートも揃っています。
このプリンターには専用のマスキングテープ(感熱紙)が必要です。
手軽に使えるのがウリの「こはる」。こちらの動画で使い方を説明しています。
「キングジムマスキングテーププリタンーこはるを使ってみました。MP10」
ラベルライター「テプラ」
ラベルライターでお馴染みの「テプラ」にも、マスキングテープのmtとコラボしたテプラ対応マスキングテープがあります。もちろんテプラでは普通の防水名前シールを作ることも出来ますよ。
☆ブラザー「ピータッチ」
ブラザーの「ピータッチ」というラベルライターでも専用ラミネートテープを使って水や摩擦に強い名前シールが作れます。
ピータッチ専用の布テープカートリッジを使うとアイロンで布に貼れる名前シールも作れます。
文字やフレームなど色々使えて自由度が高いラベルライターですが、本体もカートリッジも名前シールとしてはちょっとお金がかかりすぎるという面も。
既に本体をお持ちの方、ご兄弟がいてたくさん作る必要がある方にはいいかもしれません。こちらの記事ではピータッチについて詳しく紹介しています。
また、マスキングテープと同様にオリジナルの名前シールを作りたいという方にはこちらの記事もおすすめです。
これから始まる新生活にはお子さんも子供なりに不安があると思います。お母さんが用意してくれた名前シールは目に見えるママの愛情のかたちです。
愛情を込めてつけられた自分の名前、それが書かれたシールが身の周りにあるとお子さんも安心しますよね。
お気に入りの名前シールが貼ってあれば自分の持ち物を大事にしてくれます。楽しい新生活になるよう素敵な名前シールで応援してあげてくさい。