長崎ランタンフェスティバルは、新地中華街で行われていた春節(旧正月)のお祝いが発展してできたお祭りです。
中国の旧正月のお祝いさながらに、中国雑技や龍踊り、中国獅子舞などのイベントときらびやかなランタンが広がります。
期間中はおよそ100万人の観光客が訪れますので、混雑は必至。
こちらでは、2016年の混雑予想と周辺の駐車場情報をまとめました。
異国情緒あふれる長崎がさらに様変わりする「長崎ランタンフェスティバル」にぜひ遊びに行ってください!
長崎ランタンフェスティバル・混雑予想とオススメルート
「長崎ランタンフェスティバル2015 初日!!」
長崎ランタンフェスティバルは、7つの会場を中心にランタンが飾られ様々なイベントが開催されます。
その中でもショーなどのイベントが多い「新地中華街(湊公園)」と「中央公園」は毎年混雑しています。
こちらでは、去年までの混雑状況を元に混雑を回避するポイントをまとめました。
①お土産は昼間のうちに!
ランタンがきらびやかになる日暮れ以降は多くの観光客で混雑します。
歩くだけでも一苦労の場所もありますので、お土産は早めに購入してロッカーなどに預けると良いでしょう。
また、ランタンも個々のものをゆっくり楽しみたい方は昼間のうちに回りましょう。
点灯後は全体の雰囲気を楽しむだけになると考えてください。
②食事の場所は予約しておくと安心!
せっかく長崎に来たのだから、名物やB級グルメを楽しみたい!と考えている方も多いでしょう。
しかし、人気のお店はどこも混雑が予想されます。
観光する時間を出来るだけ減らさないためにも、事前に予約しておくと安心です。
③各会場のイベントは早めの場所確保が必要!
期間中は、各会場で多くのイベントが開催されます。
どれも本場中国の春節に劣らない迫力あるものばかりです。
多くの観光客がイベント目当てで会場を訪れるため、ステージ周辺は常に混雑します。
自分が見たいと思っているイベントがあるなら、早めに会場へ行くことをお勧めします。
④パレードは会場と会場の間が穴場!
土曜日に行われる「皇帝パレード」と日曜日に行われる「媽祖行列(まそぎょうれつ)」はランタンフェスティバルの目玉の1つです。
各会場のステージでは「出発式」や「到着式」などの儀式を見ることが出来ますが、当然混雑します。
全体の雰囲気を楽しみたい方は、会場と会場の間のルート上で行列を待ち構えるのがオススメです。
各イベントの開催時間や、開催場所、パレードのルートなどはこちらのパンフレットをご確認ください。
また、各会場の見どころなどはこちらで詳しく紹介しています。
【参考記事】
2016長崎ランタンフェスティバル☆各会場のイベント、見どころ紹介
会場によっては夜でも比較的人の少ない場所もあります。
気になる会場を事前にチェックしておきましょう。
また、比較的混雑が回避できるルートは以下の通りです。
<午前>
孔子廟→唐人屋敷→新地中華街(→出島)
新地中華街は一番混雑しますので、できれば午前中か午後の早い時間に訪れることをお勧めします。
<新地中華街周辺で昼食>
新地中華街の屋台で食べ歩きをしたり、周辺に多くある名物やB級グルメを楽しむことが出来ます。
お店は事前予約をすることを忘れずに!
<午後>
浜んまち(浜町アーケード)→鍛冶市→崇福寺→興福寺→中之島公園(眼鏡橋)→中央公園(→出島)
午後は比較的空いている可能性の高い会場を回ります。
その中でも眼鏡橋は日が暮れた後の方が見ごたえがあります。
イベントは、混雑する新地中華街(湊公園)よりも比較的空いている中央公園で楽しむと良いでしょう。
また、時間に余裕がある方は是非足を延ばして「出島」へも訪れてみてください。
ランタンフェスティバル期間中の19時~21時は無料で楽しむことが出来ます。
駐車場情報を知りたい!
長崎市内はバスや路面電車などの公共交通機関が充実していますが、小さい子供連れの方にはちょっと大変です。
できれば車で会場周辺まで行きたいと考えている方のために、駐車場の情報をまとめました。
●会場周辺の駐車場
会場周辺には多くのコインパーキングがあり、平日はすべてが満車になるということはほぼありません。
土日はやはり近いところから満車になりますので、少し離れた場所に駐車することも覚悟しておきましょう。
特に、中心の会場である「新地中華街」周辺を避ければ、他の会場周辺で駐車場をいくらでも見つけることができます。
ただし、1点注意が必要なことがあります。
ランタンフェスティバル期間中、周辺の道路が交通規制で通行ができなくなる箇所があります。
知らずに進入してしまうと、渋滞にはまってしまう恐れがありますので、公式パンフレットで事前に確認をしておいてください。
会場周辺のコインパーキングはこちらです。
料金は1日700円~800円前後になります。
最初に向かう会場、もしくは一番最後に立ち寄る予定の会場を決めて駐車場を選ぶと良いでしょう。
●パークアンドライド
長崎ランタンフェスティバル期間中、会場から少し離れた松山地区に車を停めて、会場までバスや電車で行くことが出来ます。
長崎市が会場周辺の混雑回避のために実施している対策ですので、料金が安く設定されいます。
また、長崎の観光名所の1つ「平和公園」や「原爆資料館」が近くにありますので、合わせて観光するのもオススメです。
駐車料金
610円/1日
利用時間
7時~22時
・市営平和公園駐車場
(駐車台数:92台)
・市営松山町駐車場
(駐車台数:288台)
・県営球場駐車場
(駐車台数:149台)
長崎のオススメグルメが知りたい!
長崎は鎖国中も唯一外交ができた港町です。
地元に昔からあるグルメから、海外から入ってきて独自の進化をしたグルメまで種類も豊富です。
ぜひ、長崎ならではのグルメを楽しんでください!
●ちゃんぽん&皿うどん
長崎のグルメと言われて一番に思いつくのがこの2つです。
ちゃんぽんは、豚骨と鶏がらベースのスープで一見こってりしてそうですが、野菜が多いので女性でもぺろりと食べることができます。
皿うどんは、パリパリの揚げ麺の上にこちらも野菜や豚肉、魚介たっぷりのあんかけがかかります。
とろみがあるので、寒い冬でも最後までアツアツを楽しめます。
当然長崎市内にはちゃんぽんと皿うどんの名店が多くあります。
その中でもランタンフェスティバル会場に近く、人気の高いお店を紹介します。
・四海樓
ランタンフェスティバルの会場からは少し離れていますが、ちゃんぽんと言えばココ!
ここは、ちゃんぽん発祥のお店として有名です。
中華料理屋さんなので、皿うどんをはじめちゃんぽん以外のメニューが充実しています。
ちゃんぽんや皿うどんはちょっと…と言う人が1人いても安心のお店です。
値段もとてもリーズナブルですよ。
最寄りの「大浦天主堂下」駅から徒歩1分とアクセスが良いのも特徴です。
ランタンフェスティバルと一緒に、長崎の名所「大浦天主堂」や「グラバー園」も観光予定の方にはオススメのお店です。
・康楽(かんろ)
知らないとちょっと入りづらいお店ですが、毎日食べても飽きないと評判のお店です。
特にちゃんぽんは食事としてはもちろん、飲んだ後の締めの1杯としてもオススメと評判です。
浜んまち会場(浜町アーケード)からすぐのお店なので、ランタンフェスティバルの途中で立ち寄ることが出来ます。
こちらは17時からの営業で昼食には利用できませんが、23時30分まで営業しているのでランタンフェスティバルが終わった後でも楽しめます。
こちらのお店は公式サイトがありません。
営業情報はこちらになります。
定休日
月曜日
営業時間
17時~23時30分
新地中華街にたくさんあるちゃんぽんのお店の中で、特に評判のお店です。
普通のちゃんぽんの他に「上ちゃんぽん」「特上ちゃんぽん」があり、予算に合わせて楽しむことができます。
こちらは「中華街本店」他に長崎駅近くの「アミュプラザ店」と浦上駅近くの「浦上店」があります。
●ハトシ
【商品紹介:長崎ハトシロール詰め合わせ】
長崎以外の方にはあまり聞きなれない名前ですが、こちらは中国広州発祥のグルメです。
食パンにエビのすり身や魚のすり身、もしくは豚肉などを挟んで揚げたものです。
長崎では昔からなじみのあるソウルフードとして人気です。
正方形のパンですり身などをサンドしたキューブ型が一般的ですが、上のようなロール状のものもあります。
こちらは長崎のスーパーの総菜売り場でも見かけるこのグルメですが、観光客の多くは新地中華街で買っています。
他には長崎空港のお土産売り場で見かけたという情報もありました。
他にも浜んまち(浜町アーケード)などの練り物を売っているお店でもよく売られています。
ぜひ、ハトシを片手にランタンフェスティバルを楽しんでみてください。
●トルコライス
「大人のお子様ライス」と言われる長崎のB級グルメです。
ワンプレートにパスタ、ピラフ、とんかつなどの人気の洋食が乗っています。
それぞれのお店で数種類のメニューがあり、バリエーションが豊富なのも特徴です。
こちらは、喫茶店などで多く提供されています。
・ツル茶ん
トルコライスと言ったらココ!と誰もが言う、九州で一番古い大正14年創業の喫茶店です。
ここでは、トルコライスのお供にはぜひ「元祖長崎風ミルクセーキ」を頼んでみてください!
ランタンフェスティバル会場の中心近くにあるお店なので、期間中は混雑が予想されます。
普段でも土日のランチタイムは1時間近くの行列ができることがあるので、ぜひ予約をしてから出かけてください。
公式サイトはありません。
予約される際は各グルメサイトでご確認ください。
営業時間
9時~22時
定休日
なし
・ニッキー・アースティン
こちらもランタンフェスティバル会場の1つ「浜町アーケード」近くにあるお店です。
なんと150種類以上のトルコライスがあり、絶対にお気に入りの一品が見つかると評判のお店です。
逆にメニューが多すぎてオーダーまでに数分かかったという方も。
メニューは番号でオーダーするようになっています。
公式サイトはありません。
予約される際は各グルメサイトでご確認ください。
営業時間
11時~21時20分
定休日
なし
●角煮まん
【商品紹介:長崎角煮まんじゅう】
ハトシ同様にワンハンドグルメとして人気のグルメです。
トロトロの角煮がふんわりとしたまんじゅうの皮にサンドされています。
こちらも多くの店で販売しており、ランタンフェスティバルの期間中は屋台でも見かけます。
寒い冬にはもってこいのホカホカグルメです。
浜町アーケードのすぐ近くにあるお店です。
土日などのお客さんが多い日は注文してから数分かかることがありますが、地元の人も美味しいと評判のお店です。
・岩崎本舗
新地中華街の近くにあるお店です。
中華街が近いこともあり、常に出来立てを提供できるようにフル稼働で調理されています。
そのため、注文したらすぐに食べられると人気のお店です。
試食を提供していることもあるので、試しにお店の前を通ってみてはどうでしょうか?
長崎市内各所にお店がありますので、ぜひチェックしてみてください。
●長崎おでん
港町長崎のおでんは、とにかく練り物が豊富です。
その特徴は地元長崎で作られたちくわや色とりどりのはんぺんなどの練り物をアゴ出汁(アゴ=トビウオ)で煮て、柚胡椒で食べるところです。
特に「龍眼」と呼ばれる卵の入った練り物は長崎おでんには欠かせない具です。
こちらも、おでん専門店の他に居酒屋や屋台でも提供されているものですので、見つけたらぜひ食べてみてください。
他の地方にはないアゴ出汁の独特な風味はヤミツキになりますよ!
こちらでは長崎おでんの詳細や、提供しているお店を紹介しています。
長崎は見どころがいっぱい!
長崎には観光名所がたくさんあります。
ランタンフェスティバルだけ楽しんで帰るなんてもったいないですよ!
こちらでは、ランタンフェスティバルと合わせて楽しめる、周辺のオススメ観光地をまとめました。
●出島
上の画像は出島で一番大きな建物「オランダ商館長(カピタン)の事務所兼住居」の内装です。
当時の様子を再現して展示されています。
言わずと知れた、長崎の名所です。
こちらはランタンフェスティバル期間中の19時~21時の間は無料で通り抜けができます。
中国とは違った異国情緒あふれる場所を楽しんでください。
上記の時間以外の入場料
・大人610円
・高校生300円
・小中学生180円
2015年にユネスコ世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に登録された施設の1つです。
西洋風の建築物と庭が見どころですが、小高い場所にありますので開けた場所からは長崎の街並みや夜景を楽しむことが出来ます。
●大浦天主堂
国宝に指定されている教会で、長崎の歴史を知るのに不可欠な場所です。
グラバー園に向かう途中にあるので、合わせて楽しむことが出来ます。
日本人なら一度は見たことある、長崎の平和記念像がある公園です。
すぐ横には原爆資料館もあり、長崎に投下された原爆のことを詳しく知ることが出来ます。
2015年12月に公開された「母と暮らせば」は長崎原爆をテーマにしています。
ぜひ、映画と合わせて資料館も訪れてみて下さい。
浦上天主堂は、長崎の原爆爆心地から500m離れた場所にあることで有名になったキリスト教会です。
こちらにも小さな資料室があり、被爆した聖母像や燭台などが展示されています。
再建された美しい外装、内装と合わせて、ぜひ資料室にも足を運んでみてください。
長崎にはここでは紹介しきれなかったグルメや観光地がまだまだたくさんあります。
ぜひ、観光マップを手に入れて事前チェックをしていってください。
港町長崎の冬は、とても寒いです。
ランタンフェスティバルの熱気でついつい寒さを忘れて、風邪をひかないように気を付けましょう!