6年生の3学期が始まれば卒業はすぐそこ。
友達とも「卒業式、どんな服着る?」という話になるかもしれません。すでに年内に卒業式用の服装を購入していたり、兄弟や知り合いからのお下がりで心配なし、というおうちもあるはずです。
早めに準備をしなければとデパートを覗いてみたら、「すでに人気のある商品は売り切れた」なんて衝撃の事実を突きつけられて大慌てかもしれません。
ではここで、女の子の準備に必要なものをまとめましょう。
準備を始めるその前に

「どんな服を買う?」と悩む前に、保護者として必ず確認しておかなければならないことがあります。まずはここをきちんと把握しましょう。

人気のある服装と、悩みポイントまとめ
☆ ジャケット+スカート
最もオーソドックスなスタイルながら、個性も出せる組み合わせです。
多くの卒業生がこの組み合わせでヒラヒラのチェックのミニスカートをなびかせ、「AKBみたい」と、保護者の眉をひそめさせたことが記憶に新しい人もいるでしょう。下級生にも「AKBみたいな格好は嫌だ」とはっきり言う子がいるほどのインパクトがあったことも事実です。
ゆえにここ数年は敬遠されがちになっていましたが、ブームより少し前に卒業したお姉さんたちからは、「AKBより前から人気あったし、かわいいよ」との冷静な声も聞かれます。本来なら年齢にふさわしい、誰もが好むとても清楚なスタイルなのです。
☆ ワンピース
当然ながら文句のつけどころのない服装です。ジャケットやカーディガン、ボレロなどと合わせてもかわいらしくまとまります。ただ近年流行の少ないスタイルではあるので、誰かのおさがりや借り物だった場合、本人が本当にそれで納得しているのかを確認してあげることは大切です。
また、ツーピースのものと比べるとお辞儀をした時に裾が上がりやすいので、下着が見えることのないように気を付けましょう。
実際私は秋に採寸して、母が年末年始に気合いを入れて縫い上げたミニ丈のワンピースが、卒業式では寸足らずとなりました。卒業証書を授与されている写真では、完全にパンツが見えてワカメちゃん状態だったという黒歴史があります。
☆ パンツスーツ
前述の「AKBのような」スタイルが大流行した頃、そういった服装を好まない女の子からの支持が増えました。また、普段からスカートを全くはかないボーイッシュな女の子なら、卒業式だからといって急にスカートをはくことに抵抗を感じることもあるようです。
大人でもフォーマルな場でのパンツスーツは認められていますし、よほどのショート丈でない限り、卒業式にも通用する服装です。注意しなければならないのはロング丈の場合、裾上げを早い時期にしてしまうと、身長が伸びることもあるということ。購入時期や裾の上げ幅には注意しておきましょう。
卒業式当日、通学や式で履く靴に合わせた長さにしておくことも必要です。
☆ カーディガン・セーター
少し前までは、たくさんの子どもたちがカーディガンやセーターで卒業式に出席する光景は一般的でしたが、ジュニア向けのジャケットやスーツが充実したことで、カジュアル過ぎるのではないかと悩む人が増えました。
学校でジャケット着用と指定されていない限りマナー違反とはなりませんが、周りと並んだ時に1人だけラフな雰囲気だと萎縮してしまうかもしれません。できれば一緒に買い物に行ったり、雑誌でジャケットと比べて本人が納得できるものを選びたいですね。
☆ 袴(和装)
昔からあったスタイルですが、雑誌などで特集されたり、ジュニア向けの商品が増えたことで注目されています。
これも学校で禁止されていない限り、伝統のある美しい服装ではあるのですが、洋服と比べて本人や保護者の段取りや慣れが必要になることを忘れてはいけません。
- 服や髪の着付けや予約の時間が、登校時間に余裕を持って間に合うのか
- 着崩れた時に自分で対処できるのか、トイレへは行けるのか
- 長時間着ていても気分が悪くなったりしないか
以上のことは和装の場合、必ずクリアしておくべき問題です。
卒業式 小学生女の子 袴の着付け方
こちらの記事では袴姿で卒業式を迎えるかたのために、購入とレンタルどっちがお得かについて比較して紹介しています。また、最近の小学校卒業式の服装事情についても紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

服が決まれば後は髪型の練習です。
簡単にできるかわいい髪型、集めました。

中学校や高校では制服での卒業式が多く、着たい服で卒業式に出席できることは子どもたちにとっても、保護者にとっても大きな楽しみです。
けれどこれは「卒業証書授与式」であり、先生や祝って下さる来賓の方々に感謝の気持ちを伝える場でもあることを忘れてはいけません。
思い出に残る、良い一日になるといいですね。
他にも準備の多い卒業式、こちらの記事から卒業に必要な準備がわかります。

余裕を持って本番を迎えるために必見の項目です。