関東

金沢百万石まつり混雑・駐車場・交通規制情報、穴場も紹介

ライターのMichelleです。20年ほど前は大阪に住んでいた私。大阪からJR「雷鳥」に乗って、金沢まで友人に会いに行ったことがあります。

金沢といえば美味しい海の幸と温泉、上質な和菓子などが有名ですね。

今は東京に住んでいるのですが、2015年に北陸新幹線が延伸され、東京と金沢が本当に近くなりました。

テレビなどで見る金沢駅はすっかり様変わりし、私の記憶とは全く違ったものになっています。

さらに伝統のお祭り「金沢百万石まつり」があると今になって知り、金沢への興味が大きくなっています。

金沢百万石まつりは、毎年6月初めの金曜日から日曜日にかけて行われています。

6月は祝日がないので毎年遠出をすることはありませんが、思い切って行ってみようかと思い、金沢百万石まつりの混雑状況や駐車場情報、見物の穴場スポットなどを調べてみました。
 


 

金沢百万石まつりで混雑するのはいつ?

金沢百万石まつりは毎年6月初めの金曜日から日曜日にかけて行われます。この3日間でたくさんのイベントが行われるため、見どころも盛りだくさんです。3日間で行われる全イベントのスケジュールを紹介します。
 

日程 イベント 開催時間 開催場所
金曜日 お水とりの儀式・茶筅供養 9:00~10:00 金澤神社・成巽閣
祈願祭 10:00~10:40 尾山神社
献茶式 13:00~14:00 尾山神社
子ども提灯太鼓行列 18:40~21:00 しいのき迎賓館~3つのルートで各校区へ
加賀友禅燈ろう流し 19:00~21:00 浅野川 天神橋上流~浅野川大橋
土曜日 百万石茶会 8:30~16:00 兼六園及びその周辺
加賀百万石「盆正月」 10:00~18:00 金沢城公園三の丸広場・北園地ほか
百万石行列 14:00~18:00
出発式 14:00~14:20 金沢駅東広場前出発
行列 14:20~17:30 金沢駅東広場前~金沢城公園
入城祝祭 16:00~18:00 金沢城公園
百万石踊り流し 18:00~20:00 国道157線 南町~片町
広坂通り 香林坊~しいのき迎賓館
百万石薪能 19:00~21:00 金沢城公園
日曜日 百万石茶会 8:30~16:00 兼六園及びその周辺
加賀百万石「盆正月」 10:00~16:00 金沢城公園三の丸広場・北園地ほか
民謡華絵巻 10:30~16:00 金沢歌劇座

*赤字のイベントは交通規制の対象です。(詳しくは交通規制・駐車場情報に記載しています)

上記スケジュールの中でも、土曜日に行われる「百万石行列」は、金沢駅東広場前から金沢城公園の約2.5kmを4時間かけて行列が練り歩く一大イベントとなっています。そのため、混雑も金沢百万石まつりの中でNo.1と言えます。

特に行列の出発地点となる金沢駅前付近の混雑ぶりがひどく、見物客で埋め尽くされます。(後ほど、百万石行列のおすすめ観覧スポット・穴場を紹介します!)「百万石行列」には歴史情緒あふれる武者行列からお祭りを盛り上げる鼓笛隊など、見どころがたくさんありますが、一番の盛り上がりを見せるのは有名人ゲストの登場です。

利家公は1986年以降俳優さんが、お松の方は一般公募で選ばれている時期がありましたが、2008年以降は女優さんが扮しています。毎年、多くの観光客がそれらを楽しみに沿道を埋め尽くします。主催者発表では40万人もの見物客がいるとのことです!毎年、まつりが開催される半年前(12月頃)に翌年の利家公役・お松の方役が公表されています。

お出かけ前に公式サイトをチェックしてみてくださいね。
 


 

交通規制・駐車場情報

金沢百万石まつりの開催期間中は、多くの道路で行列や踊りなどのイベントが開催されます。そのため、多くの場所で長時間の交通規制が行われます。

◎交通規制情報
例年、さきほどの表内で赤字になっているイベントが開催されるルートが交通規制の対象になります。詳しい時間・場所については以下の通りです。

日程 イベント 規制時間 場所
金曜日 子ども提灯太鼓行列 18:30~21:00 香林坊交差点
しいのき迎賓館前通り
広坂交差点
市役所前通り
加賀友禅燈ろう流し 19:00~21:00 天神橋詰め
浅野川大橋詰め
浅野川左岸・右岸一部
土曜日 百万石行列 13:00~16:30 堀川町~本町2丁目
13:00~17:00 金沢駅前中央~むさし西
14:00~18:00 武蔵~南町
14:00~18:00 南町~片町
広坂~香林坊
14:30~18:00 兼六園下~広坂北
百万石踊り流し 18:00~21:00 南町~片町
広坂~香林坊

※各イベント開始の30~40分前から規制が入り、終了次第解除される予定です。

また、金沢城公園を出入りする際にも注意が必要です。土曜日の百万石行列の際には、行列が公園に入っていく最中~通過後まで「石川門」と「橋爪門」からの出入りができなくなります。
 
◎駐車場情報
多くの道路で交通規制が入り、観光客が多いことから会場周辺の渋滞を避けることは難しくなります。金沢市では、少し遠くの駐車場に車を停めて公共交通機関を利用する「ライド&パーク」をおすすめしています。

・新神田合同庁舎臨時駐車場  70台
・駅西合同庁舎周辺臨時駐車場 200台
・石川県建設総合センター 90台 
・大豆田大橋、渋谷工業周辺臨時駐車場 270台
・JR東金沢駅西口駐車場 80台

 
これらの場所から路線バスが運行され、20分前後の間隔で会場まで往復します。混雑のため迂回運行するので、乗車時間は多めに見積もった方がいいでしょう。小さなお子様連れや高齢の方はできるだけ歩く距離を短くしたいですよね。そこでおすすめとなる駐車場は「金沢駅西口時計駐車場」です。

行列のルートとは金沢駅をはさんで反対側になりますが、収容台数が1,500台ととても多く、駅からの路線バスへのアクセスも良いのがポイントです。その他にも駐車場が多数ありますので、こちらのサイトを参考にされてもいいと思います。

お祭り期間中はものすごい混雑が予想されますので、余裕を持って出かけると安心です。車だと関東圏からは6時間弱、関西圏からも3時間弱かかる金沢。前泊などをしてゆっくり金沢を満喫できるといいですね。こちらの動画では「金沢百万石まつり」の百万石行列の様子や混雑具合がご覧いただけます。
 

【金沢百万石まつり】
 

 

とても賑やかでお祭り感たっぷりですね。特に金沢駅周辺は大変混雑しますので一緒に行った方と、はぐれてしまわないように気をつけたいものです。
 

見どころのイベントどこで見るのがおすすめ?穴場スポット紹介

金沢百万石まつりは3日間でたくさんのイベントが行われます。限られた日程で楽しむなら、事前にある程度見ておきたいものを決めておいた方がいいでしょう。魅力的なイベントばかりですが、特におすすめなのが以下のものです。

・加賀友禅燈ろう流し
お祭りの初日・金曜日に行われる燈ろう流しは、日が暮れて暗くなった浅野川に約1,200個の燈ろうが流されます。ろうそくの炎が和紙で作られた燈ろうの中で揺らめきながら川面を流れていく様子は、「一見の価値あり!」と言われる光景です。

・加賀百万石「盆正月」
前田家に嫡子が誕生したり、官位昇進など慶事があった際に行われた「盆正月」を再現したものです。会場となる金沢城公園内では、ジオラマや加賀友禅のオブジェ・地元の子ども達が製作したものが展示されるブースが並び、広場では加賀とびはしごのぼりや獅子舞・よさこい・太鼓などが披露されます。

・百万石行列
金沢百万石まつりのメインとも言えるイベントとなっているのが、この「百万石行列」です。出発式から約4時間にわたって音楽パレードや獅子舞行列、有名人が扮したお松の方・利家公の行列、馬に乗った赤母衣衆(あかほろしゅう)の行進などが楽しめます。

・百万石踊り流し
金沢市内の企業・団体・グループで結成されたチーム(20名以上)が参加、踊りながら優勝賞金を目指します。なんと、参加人数は12,000名を越えるというから驚きです。百万石行列に引き続いて行われるため沿道の応援や観客も10万人以上になり、盛り上がりをみせます。

 

上記イベントの中でも「百万石行列」はさすがに見物客も多く、残念ながらどの場所も混雑しています。ですが、有料の観覧席や穴場と呼ばれるスポットでは、比較的楽に見物ができます。
 

◎有料観覧席
行列が金沢城公園に入る手前の石川門近くに設けられる有料観覧席です。席を確保できれば混雑に疲れる事もなく、ゆっくりと「百万石行列」を観覧できます。例年の情報をもとに、有料観覧席情報をまとめました。

・席数:大小7ブロック約600席
・場所:百間堀沿い外堀公園内 
・代金:1席2,500円(税込)
・支払方法:クレジット決済(PayPal)または口座振込
・席の指定:観覧席はブロックごとの自由席
※例年、車いす利用の方の席も同一料金で数席あり。
・予約:インターネット及び電話での申し込み
・申込受付:毎年3月初旬~5月中旬まで

 
有料観覧席は大変人気で、売り切れ次第受付終了となります。購入を希望するなら、早めに問い合わせをした方が良さそうです。応募ページはこちら

◎ゆずりあいゾーン
こちらは障がいのある方や高齢の方などが優先で観覧できるスペースです。場所は金沢駅東口前の通りを東方向に少し行ったところにある「金沢福祉用具情報プラザ」前になります。

◎リファーレ前
実際に行かれた多くの方が「ここは穴場だ」と言っている場所です。上で紹介したゆずりあいゾーンの道路をはさんで反対側にある建物になります。穴場と言われる理由は、目の前にコンビニがあり飲食やトイレに困らないという点で、お子さんや高齢者と同行される場合には特におすすめです。

行列をじっくり楽しみたいという方は、場所を確保するために行列が始まる1~2時間前には敷物で場所取りをする必要があります。

◎その他穴場スポット

1.ホテルひので屋~めいてつエムザの間
2.金沢市役所~金沢21世紀美術館の間

 
こちらの2区間では車道の中央に中央分離帯があるため、進行方向の右側を行列が通ります。そのため、進行方向左側は中央分離帯でパレードの全体が見えづらくなりますが、雰囲気だけでも楽しみたいと思っている方には、こちらがおすすめです。

ただし、ホテルひので屋~めいてつエムザの間には上で紹介したゆずりあいゾーンが車道上にありますので、お気をつけください。

◎演技場所になっていない沿道
金沢駅前から出発して金沢城公園へ向かうまでに、5回ほどパレードが足を止めて演技を披露する場所があります。しかし、場所によっては見られる演目が少ない箇所があり、そういった場所は比較的空いていることが多いです。

※演技場所などの詳しい情報は公式サイトで確認できます。

お祭りの中で、ぜひ見ておきたいのが百万石行列の中で披露される「加賀鳶のはしご登り」です。6mものはしごが立ち並び、威勢のいいかけ声とともに決められる技の数々は圧巻です!
 


 

まとめ

毎年6月初めの金曜日から日曜日にかけて行われる金沢百万石まつり。3日間でたくさんのイベントが行われるため、多くの人が見物に訪れています。(各日に行われるイベントの時間や場所については、表で紹介しました)中でも「百万石行列」では、利家公とお松の方に俳優さん・女優さんが扮するため、40万人もの人出があります。

武者行列や鼓笛隊も見ごたえがありますので、ぜひ沿道から見ていただきたいです。また、人出の多いお祭りのためイベントの行われる時間帯に合わせて交通規制が行われます。(詳しい場所・規制の時間については表にてご確認ください)近隣の駐車場も大変混みますので、ライド&パークを上手に利用されることをおすすめします。

余裕を持ってお祭りを楽しむなら、事前に申し込みが必要な有料観覧席を確保するのもいいですね。それ以外にも百万石行列のルートに沿って観覧場所はありますが、どこも混雑は予想されるので、双眼鏡や望遠カメラなどを準備して早めの場所確保をおすすめします。

金沢百万石まつりの会場には、公共交通機関を利用して小松空港や金沢駅に着けば、スムーズに到着できます。自家用車で行かれる場合には混雑や交通規制は避けられませんが、駐車場への早い到着がお祭りを楽しむ一番のポイントとなります。著名人も登場する「金沢百万石まつり」、一度は生で見ておきたいお祭りです。

お祭りを楽しむのはもちろん、金沢ならではのグルメや観光も一緒に満喫できれば最高の思い出になりそうです。私も百万石行列の見物をメインにスケジュールの調整をして、金沢を楽しむ旅の計画を立てたいと思います。

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