健康・美容

花粉症対策に検査はした方がいいの?方法は?費用は?

これまで見て見ぬフリをしてきた春先のムズムズが本格化いよいよ何とかしなければと調べ始めたあなた。痛いのもお金かかかるのも嫌だなぁというのが本音でしょう。

けれどこのまま放っておくと、仕事もはかどらないし、体もずっとだるい。聞くところによると、花粉症が原因で鬱になることもあるとか。けど何か治療が必要ってほどひどくないし、薬を買って抑えたら病院に行かなくてもいい…かも?

 

 

軽く考えたい気持ちはわかります。けれどどんな治療も予防も、花粉症の原因となっているものが何であるかを知っていれば、少しの工夫で大きな効果を期待することができます。

 

 

ここではそんな「隠れ病院嫌い」のあなたのために、花粉症の検査ってどんなものなのかをまとめました。

 

どんな検査があるの?

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花粉症の検査は、大きく2種類に分けられます。

① 血液検査

② 皮膚テスト

 

 

目や鼻の粘膜を採取する検査方法もありますが、原因物質を特定することが難しいため、あまりメジャーではありません。方法はこちらの動画で詳しく紹介しています。

 

20分でわかる花粉症・アレルギー検査

 

血液検査って何を調べるの?いくらかかるの?

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採取した血液からタンパク質の量や、IgE値を調べます。IgEというのは体に異物(花粉)が入った時、それに対してアレルギーを起こす物質(抗体)のことです。

この値が高いほど、その異物に対するアレルギー反応が起こる率が高くなるとされています。けれど実際に高くてもアレルギーを起こしていない人もいれば、そんなに値は高くないのに重症だという人もいるため、数値はあくまでも原因を特定するための目安になります。

この血液検査で6~10項目前後の主なアレルゲンについて調べる病院が多く、医師が必要と判断した場合は保険が適用され、費用は3000~6000円くらいです。金額に幅があるのは、病院によって検査費用が異なるという理由だけではありません。

検査項目は患者の希望と医師との相談の上で決定されるのですが、基本項目に追加がある場合は一項目につき、1100~1200円程度の追加料金がかかるためです。ここではおおよその金額をお知らせしましたが、細かい料金設定は検査を受けようかと考えている病院にお尋ね下さい。

この検査は多くの耳鼻科や内科、小児科で行われています。皮膚テストと比較すると安全性が高く、一度にたくさんの項目について検査できるというメリットがありますが、結果が出るまでに約1週間と時間がかかることがデメリットです。

 

 

皮膚テストって何をするの?

現在、安全性が高いとして多くの皮膚テストに採用されているものは2種類あります。

① プリックテスト

皮膚に傷をつけてアレルゲンを乗せ、反応があるかを判断します。結果はすぐに判明します。

 

② 皮内テスト

アレルゲンを皮膚に注射し、15分後、反応が出ているかどうかを観察します。皮膚テストも医師が必要だと判断した場合の検査であれば保険が適用されます。検査費用そのものとしては一項目につき450円前後が目安のようですが、こちらも初診料や診察料が加わったり、様々な要因で変わってきますので、検査を受ける病院での確認が必要です。

 
採血や注射には「痛い」イメージがつきまとい、進んで受けたい気持ちにはなりませんね。ですが原因が特定できれば治療や薬にも高い効果を期待できますし、予防方法もずいぶん変わってきます。

 

時間と手間、費用の節約のためにも、ぜひ検査は受けましょう!

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