「鼻水をどうにかしたい。」これは花粉症に悩むビジネスマンにとって、切なる願いです。特に営業職などでは、大切な顧客の前では失礼になるのではないかと、マスクもできません。かといって鼻水をそのままにするわけにも、ティッシュでかみ続けるわけにもいきません。
やっぱり気になっていますよね?レーザー治療!ピタリと止まるなんて聞いたら、ちょっとくらい高くてもいいかなって思うはずです。
というわけで、重度の花粉症患者の私が、ちょっとくらい高くてもいいかなと思ったので、本気で調べて来ました!
花粉症のレーザー治療ってどんな治療?
鼻の粘膜にレーザーを照射することでアレルギー反応を鈍化させ、症状を抑える治療です。
レーザー治療について
治療時期
花粉の飛散前に治療を終了しておくことが理想。
受付が12月末までという病院が多い。
治療直後の状態
鼻粘膜が腫れ、数日間くしゃみ・鼻水などが出るが、
ほとんどの場合一週間以内に治まる。
効果が続く期間
通常1~3年
花粉の他にダニやほこりに強いアレルギーがあれば、短くなる可能性もある。
費用
保険が適用されるため、
レーザー治療そのものは1万円前後という設定の病院が多い。
ただし初診料や検査料などは別途必要。
メリット
副作用がなく、効果を感じている患者が多い。
CO₂レーザーなどでは痛みや出血がなく、患者の負担が軽い。
通常は両側同時に照射が可能で、その後追加照射と数回の通院で治療が完了する。
匂いに関係する神経とは遠い場所に照射するため、匂いに影響することはない。
レーザー治療の問題点

まるで魔法の治療法のようですが、問題点がないわけではありません。
施術者の技術によるところが大きい
熟練した腕を持つ医師でなければ、術中の痛みや術後の出血、涙が止まらなくなるなど施術ミスとも思える症状が出ることも。
治療を受ける病院や医師は慎重に選ぶ必要あり。
永久的に受けられるわけではない
長期に渡って続けられてきた治療ではないため、何度も治療を受けることに関しては安全性が確認されていない。
病院による違いはあるものの、4~8回程度しか治療は受けられないとされている場合がほとんど。
麻酔が不快
病院のサイトでは確認できない実態がこれ!
施術前、麻酔薬に浸したガーゼを20分程度鼻の奥に詰めるため、この麻酔が喉に流れて痺れるなど、不快だったという意見が多い。
病院によっても違う。
ピタリと止まる、は嘘?
治療の効果には個人差があり、花粉の飛散量が多い日には症状が出る可能性もある。
鼻にしか効かない
鼻の症状のみに対する治療のため、目のかゆみには別途点眼薬などを使用する必要がある。
あくまでも対策や治療のひとつとして考える

レーザー治療は一度受ければ体の負担に対して効果が高く、費用も思ったほど高くありません。続けて受けているという人もたくさんいます。ですが問題点でもあげたように、現在のところ、ずっと続けられる治療ではありません。
妊娠を予定していたり、授乳の時期と重なりそうであったり、「どうしてもアレルギー症状を抑えたい時にはレーザー治療がある」という選択肢のひとつとして、その他の様々な対策と併用するのがよさそうです。
長い付き合いになりそうな花粉症、レーザー治療は「いざという時の、アレ」的対策のようです!