こんにちは、ライターの長谷川です。
会社勤めや主婦業をしていると、住民票などの公的書類をわざわざ役所へ取りに出向くのはけっこう面倒ですよね?
子育て中の主婦、田舎で役所までの交通機関が少ない、身体が不自由、仕事の休みが取りづらいなど、役所へ出向けない理由は様々です。
しかし、何かと必要になる公的な証明書の1つ「住民票」は、絶対必要とあらば頑張って出向かなければなりません。
私も、わざわざ会社に外出届を出して住民票をもらいに行ったことがあります。
近年は便利な公的サービスが普及しており、その中の1つに「コンビニ証明書交付サービス」があります。
運転免許証関係・車両登録・賃貸契約・年金関係・就職など、住民票が必要になる時は幾度も訪れます。
そんな時、近くのコンビニで手軽に交付されるとあっては利用してみたい!!でも…使い方が…。
そんな不安を一掃する手順をご紹介していきましょう!
住民票を交付している地域とコンビニ
現在、273の市区町村でコンビニにおける証明書関係の自動交付サービスを受けることができます。まずは、自分の住む地域がそれに該当するかどうか確認してみましょう。検索は「○○市コンビニ交付」とするとヒットしやすいです。各地域のサービスの概要が載っていますので、チェックして下さい。
コンビニでの交付に個人情報漏えいの心配をされる方もいるかもしれませんね。しかし、偽変造・改ざん防止を施したデータを使用し、専用ネットワークで安心して利用できるようになっています。
□利用する時に必要なもの
住民票のコンビニ交付には下記のどちらかのカードが必要です。
住民基本台帳カード(事前にコンビニ用暗証番号の登録をしてあるもの)
※マイナンバーカードのICチップに利用者証明用電子証明書・署名用電子証明書情報が記録されています。また、住民基本台帳カードの発行は平成27年12月で終了し、平成28年1月より随時マイナンバーカードへ移行されています。
□取扱店舗
全国にある次のコンビニエンスストアで取得できます。各地域によっては、対応していないコンビニもあるようですので事前に取扱いのあるコンビニを確認して下さい。
ローソン
ファミリーマート
サークルKサンクス
セーブオン
住民票の取り方
各コンビニの操作方法が違う点は、トップ画面のメニュー表示だけです。後の操作は、ほぼ同様ですので画面の表示内容に従って、進んでいきましょう。
1.メニュー選択
「証明書交付サービス」または「行政サービス」を選択します。
2.マイナンバーカードの読み取り
所定の場所にあるカード置場に、マイナンバーカードを置きます。ここでマイナンバーカードが住民票のコンビニ交付で利用可能なものかどうか確認を行います。電子証明書搭載のものでないと利用できません。
3.暗証番号の入力
マイナンバーカードの交付時に設定した暗証番号を入力し、本人確認を行います。暗証番号を3回間違えると、コンビニで使用できなくなる地域がほとんどです。その際は、暗証番号の再登録が必要になります。
役所の窓口の受付時間内に本人がマイナンバーカード(住民基本台帳カードの場合は併せて運転免許証等の身分証明書)を持って行き、暗証番号の再登録をしなければなりません。
4.カードの取り外し
マイナンバーカードを取り外します。この操作の後、マイナンバーカードは使用しませんので、取り忘れのないよう注意して下さい!
5.証明書の種別を選択
各市区町村で取得することが可能な証明書の一覧が表示されます。「住民票」を選択して下さい。
6.交付種別の入力
証明書の交付種別を選択します。「本人のみ」「世帯全体」「世帯の一部」のいずれかを選択します。
7.記載事項選択
証明書に記載する項目の有無を選択します。続柄や本籍地、筆頭者、個人番号の記載などの選択です。
8.部数選択
証明書の必要発行部数を入力します。
9.発行内容の確認
これまでに入力した内容の最終確認を行います。訂正がある場合には、該当項目の入力画面又は選択画面まで戻り訂正します。
10.料金の支払い
必要部数分の証明書の交付手数料を、投入口に入れます。
11.証明書の印刷
証明書が必要部数分印刷されます。
12.取り忘れ確認
証明書を受け取りましょう。印刷が終了すると、取り忘れ防止用の音声案内が流れ続けます。証明書を受け取ったら、「音声停止用ボタン」を押します。
13.領収書の発行
最後に領収書が出ますので、受け取ります。
その他の証明書についても、同様の操作で証明書を取得することができます。コンビニでの証明書発行は、窓口での発行より金額が100円程度安く設定されている地域が多いようです。これは助かりますね♪ とても便利なコンビニでの証明書発行ですが、いくつか注意点もあります。
2.マイナンバーカードに格納してある電子証明書の有効期限を過ぎると、使用できない
3.住民基本台帳カードの有効期限を過ぎると使用できない
4.カードの置き忘れに関しては、完全に自己責任です
こちらの動画では、セブンイレブンの複合機で住民票を取得する手順を、動画で紹介しています。大変わかりやすいので是非ご覧になってみて下さい☆
【コンビニで住民票取ってみた】
動画を見てから行くと簡単&安心ですね~!私の住む所は、役所の窓口がある所まで20~30分かかるので、コンビニでこんなに簡単にできてしまうなら大助かりです。
受け取りできる時間帯
基本的に住民票の交付は、午前6時30分から午後11時まで可能です。しかし、現在は大阪の和泉市は午前8時から午後10時となっています。ご注意ください。他の市区町村でも今後変更がある可能性もありますので、各地域の交付状況の確認をして下さい。
年末年始(12月29日から1月3日)は利用が制限されますので、必要になりそうな時には早め早めに取得される事をおすすめします。また、メンテナンス実施などでも、利用不可になる事もありますのでご承知おき下さいね。
まとめ
2016年10月現在、全国で273の市区町村がコンビニでの証明書関係の自動交付サービスを行っています。
・利用時に必要なもの(どちらか1つ)
マイナンバーカード(利用者証明用電子証明書搭載のものに限る)
住民基本台帳カード(事前にコンビニ用暗証番号の登録をしてあるもの)
・取扱店舗(地域によって取り扱いの有無が変わります。事前に確認をしておきましょう)
セブンイレブン
ローソン
ファミリーマート
サークルKサンクス
セーブオン
1.メニュー選択
2.マイナンバーカードの読み取り
3.暗証番号の入力
4.カードの取り外し
5.証明書の種別の選択
6.交付種別の入力
7.記載事項選択
8.部数選択
9.発行内容の確認
10.料金の支払い
11.証明書の印刷
12.とり忘れ確認
13.領収書の発行
・コンビニでの交付をするにあたっての注意点
暗証番号を3回間違えると、コンビニ交付が出来なくなる
発行制限により証明書が取得できない場合がある
マイナンバーカードに格納してある電子証明書の有効期限を過ぎると、使用できない
住民基本台帳カードの有効期限を過ぎると使用できない
カードの置き忘れに関しては、完全に自己責任
・コンビニでの住民票交付にはこんなメリットがあります。
交付料金が窓口より安い
窓口に出向く交通費がかからない
朝早くから夜遅くまで利用できる
住民票の交付:午前6時30分から午後11時まで
※地域・役所によって変わりますので、事前の確認をしてください。
住民票の他にも、必要になってくる公的証明書はありますよね。印鑑証明書や記載事項証明書、戸籍関係など、各地域によって交付できる証明書も違ってきますが、該当すればコンビニでの交付が可能です。是非、一度この便利な機能を利用してみて下さい!
せっかくのいいサービスを利用しないのは、もったいないですものね。私も次回必要な時には、絶対利用してみようと思います。