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あじさい祭りはやっぱり鎌倉!お出かけ前のチェック情報

ライターの奏良です。

「古き良き」という言葉がぴったりの鎌倉。

一年を通して多くの観光客で賑わいますが、お出かけが億劫になる梅雨の時期ならでは名所がたくさんあるのも、ここ鎌倉です。

この時期は、数々の有名なお寺で数種類のあじさいが咲き乱れ、梅雨の鬱陶しささえもあじさいを更に美しく見せてくれます。

私も年を重ねるごとに自然の美しさに気づくようになり、季節ごとに花や植物を愉しむことができるようになりました。

大学で歴史を学ぶ私にとっては、趣ある建造物とこの時期開催されるあじさい祭りを一緒に楽しめる鎌倉で、その地に残る人のやさしさにも触れる旅を存分に楽しみたい!と思い、今回はお出かけ前のチェック情報を調べてみました。

あじさいの見ごろや交通手段の情報、ぜひ訪れてみたいあじさいのおすすめスポットなどについて紹介していますので、魅力たっぷりの鎌倉へあじさいを愛でる旅に出かけてみてください!
 


 

鎌倉あじさい祭りの最盛期はいつ?

鎌倉のあじさいの見ごろは、毎年6月の中旬から下旬だと言われています。5月~7月にかけて美しい花を咲かせることから、“梅雨の代名詞”とも言われているそうですよ。天候や湿気に大きく左右されるあじさいは、実は湿度が高いほど色が濃く鮮やかになるのだとか。

育つ土の状態によって形や色が違うのも特徴で、見る人の目をたのしませてくれます。あじさいの持つ「アントシアニン」という色素が、土のアルミニウムと反応して、酸性だと青色が、アルカリ性だと赤色が強くなるという特徴を持っています。

日本の土は酸性のものが多いため、青色のあじさいが多く見られるんですね。梅雨の時期は外出が億劫になりますが、「雨のほうが綺麗に咲く」というあじさいを見に、ぜひ出かけたいですね!
 


 

交通手段・アクセス方法

6月は鎌倉のあじさいを一目見ようと、遠方からも観光客が訪れます。特に週末ともなると、そのにぎわいは更にヒートアップします。観光場所だけでなく、行き帰りの道も混雑が予想されているので、車は渋滞や駐車場が混雑する恐れがあります。なので、交通手段は電車がオススメです。

車窓から風情ある街並みを見ながら移動するのも趣があっていいですよね。鎌倉は観光名所がたくさんあるので、JRや江ノ島電鉄などの電車をはじめ、人力車やサイクリングなどの交通手段を工夫すると時間も有効に使うことができますよ!

東京駅からはJR横須賀線で約60分、新宿駅からは小田急線特急で「藤沢駅」まで行き、そこから江ノ島電鉄で鎌倉方面へ向かう方法が便利です。各鉄道会社では、1日鎌倉を楽しめるお得な乗車券が発売されています。

JR東日本HPから「おトクなきっぷ」→「鎌倉・江の島パス」、小田急電鉄HP「江ノ島・鎌倉フリーパス」からそれぞれお得な情報が検索できます。ぜひ活用してみてくださいね。
 

 

駅から徒歩で移動できる範囲はどこまで?

電車を利用した場合、駅から近い場所であれば行きやすいですよね。鎌倉にはそんな場所が多いのも魅力の一つです。その中でも特に便利なJR北鎌倉駅と江ノ電極楽寺駅について、それぞれ徒歩で観光できるあじさいの名所をご紹介したいと思います。

・JR北鎌倉駅周辺
「あじさい寺」と呼ばれ親しまれている明月院、江戸時代の駆け込み寺として有名な東慶寺、中国風の鐘桜門が珍しい浄智寺、そして鎌倉五山第2位の円覚寺などがあり、徒歩15分以内にたどり着くことができます。

・江ノ電極楽寺駅周辺
縁結びとしても有名な成就院や「花の寺」と言われ多くの花がお寺を彩る長谷寺。山紫陽花が楽しめる光則寺や度々ドラマや映画のロケにも使われる御霊神社などが並びます。徒歩で5分ほどと、好アクセスです。混雑状況や日にち、天候にもよりますが、少ない時間で色んなあじさいの名所を回ることが出来そうです。

 
ただし、成就院は2019年に創建800年を迎えるにあたって、改修工事による参道のあじさいは植え替えが行われ、しばらくは見ることができません。由比ヶ浜を望むあじさい参道の絶景が見られないのは少し残念ですね。
 

どんな服装がいいの?

6月というとジメジメとした梅雨がやってくる時期でもあります。スムーズに観光をするには、いったいどんな格好が適しているのでしょう?この時期の気温はだいたい22℃前後。7月ではもっと高温になります。電車などの公共機関を使用する場合は、歩く機会が減りますが、できるだけ動きやすいほうがいいと思います。

なぜなら、梅雨という事で足場が悪いですし、鎌倉は神社やお寺などに関わらず階段や坂道が多い町です。そのため、パンツに半袖といったスタイルがベストだと思います。せっかくの楽しい旅行も、「足が疲れてもう歩けない…」なんてことになってしまったら勿体ないですよね。

スニーカーや、かかとの高くないものをオススメします。長く歩くことを考えると、普段使っている靴やかばんなどでお出かけするほうが良いと思います。変わりやすい天気や、夕方まで移動することも考えて、羽織るものを1枚持っていくとさらにいいですね。

そして、梅雨に対応するため、晴れていても折り畳み傘は必須です!
 

行っておきたい!各名所のご紹介

鎌倉には多くのあじさいの名所があります。その中でも北鎌倉の「東慶寺」と「明月院」、極楽寺駅からも近い長谷の「長谷寺」と「成就院」。この4つは、ぜひ訪れたい観光名所です。鎌倉であじさいを堪能するには、この4つのお寺を中心にあじさいに沿って歩んでいくと満足する旅になること間違いないでしょう。

週末ともなると混みあうのは間違いないので、できれば午前中から余裕をもってお出かけしたいですね。

☆東慶寺
北鎌倉を代表するあじさいの名所。5月の終わりころから「ヤマアジサイ」が少しずつ色を付け、6月に見頃を迎えます。参道の両脇を埋め尽くすように色とりどりのあじさいが咲き誇ります。そして、特徴的なのが「アナベル」と呼ばれる白いあじさい。シーズンの終わりを迎えた頃に咲き誇ります。

・アクセス:JR横須賀線「北鎌倉駅」より徒歩約3分
・観覧時間:8時~17時(4月~9月)
・拝観料:大人200円・小中学生100円

 
☆明月院
「あじさい寺」と呼ばれるようになった理由が、訪れた人を納得させるでしょう。なんと、2,500株ものあじさいが、観光客を迎えます。入口から山門までの「紫陽花の参道」は有名で、フォトスポットにもなっています。梅雨がとっても似合うお寺です。

こちらの記事では明月院のあじさいの見頃や混雑状況などをご紹介しています。
 

【参考記事】鎌倉・明月院のあじさい2017見頃はいつ?混雑を避ける時間は?

 

☆長谷寺
40種類、2,500株のあじさいが咲き誇る長谷寺。多くの花が見られることから、「花の寺」とも呼ばれています。由比ヶ浜を眺めながらあじさいを鑑賞することができるのも魅力です。こちらの記事では長谷寺のあじさいの見頃や見どころなどをご紹介しています。
 

【参考記事】鎌倉・長谷寺あじさい2017年の見頃はいつ?見どころは?

 

☆成就院
山門前から由比ヶ浜を一望できる参道のあじさいは、般若心経と同じ262株が植えられており絶景です。こちらの記事では成就院のあじさいの見頃や穴場の時間などをご紹介しています。
 

【参考記事】鎌倉・成就院のあじさい2017見頃はいつ?穴場の時間は?

 

※ただし、現在は2019年に創建800年を迎えるにあたって、改修工事による参道のあじさいは植え替えが行われ、しばらくは見ることができません。
 

【鎌倉のアジサイ寺(明月院、長谷寺、成就院)鎌倉観光 Kamakura Hydrangea temple spot 花の名所案内 鎌倉観光】
 

 

動画では、今回紹介したお寺が紹介されています。鎌倉は、お寺や神社が集中している場所なので、お寺を頼りに歩んでいけば沢山のあじさいに出逢えるでしょう。
 


 

まとめ

いかがでしたか?あじさいの最盛期は6月中旬から下旬です。梅雨の時期は外出が億劫になってしまいますが、あじさいは湿度が高いほど美しいと知ったら、雨でも出かけたくなりますよね。交通手段は、渋滞や駐車場探しに時間を取られないように電車がおすすめです。

しかも、鎌倉には駅から徒歩数分で楽しめるあじさいの名所がたくさんあるので、雨の中を歩くのが少しだけで済むのは嬉しいです。晴れていれば人力車やレンタルサイクルを使って、名所を巡るのもいいですよね。

電車を利用する際には、お得なチケットの購入をすることや、気温や天候の変化に合わせて、羽織るものや雨具を持つのをお忘れなく!ぜひ行って欲しいあじさいの名所は「東慶寺」「明月院」「長谷寺」「成就院」の4つです。

交通手段や訪れたい場所をしっかりとチェックすることで、ますます楽しい思い出が出来ればと思います!

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