ライターのMichelleです。
夏休みの自由研究、何にするか決まっていますか?小学6年生ともなれば、お子さんの宿題を手伝うのは遠慮したいものです。
そこで、今回はお子さんが1人で初めから最後まで取り組める色の不思議に関する実験をご紹介します。
カッターや火を使いますが、大人が見守っていれば大丈夫です。お子さんの実験を見ながら、ぜひ一緒に「どうして?」と楽しんでください。
目次
白い花をレインボーカラーに変身させよう
花屋さんには色々な色の花が売られています。でも、白い花を買って家でちょっとした工夫をするだけで、様々な色に変えられることを知っていますか?
どのように花の色が変化するのか、観察してみましょう。
<用意するもの>
・白い花(バラ・カーネーション・チューリップ・ガーベラなど)数本
・食紅(赤・青・黄色・緑など)数色
・小さめの容器 数個(食紅の色の数だけ)
・水 適量
・カッター
・新聞紙(カッティングボードでも可)
<実験にかかる時間>
1時間~1日(気温、花の状態などによって変わります)
<手順>
1)小さめの容器4個に水を入れ、食紅を少量入れて4色の色水を作る
2)新聞紙を折りたたみある程度の厚さにしたものを下敷き代わりにし、花の茎の下の方を4等分する
※カッターを使う際は、ケガをしないように十分気をつけましょう
3)4等分した茎を4色の色水にそれぞれ入れる
4)花を観察する
※実験前・5分後・30分後・1時間後・3時間後などに写真を撮って、後でも花の様子が比較できるようにしましょう
※室温や花などの条件によって、色が変わるまでの時間が変わりますから、こまめに観察しましょう
☆観察のポイント☆
インクを吸わせた花は、花びらのどの部分から色が変わっていくのでしょうか?
・茎に近い部分から?
・花びらの上(端)の部分から?
・全体が均一に染まっていく?
☆こんな時はどうなる?☆
・白い花を1色のインクで染めてみると?
・茎を2つに分けて、2色のインクで染めてみると?
・食紅を2色混ぜて(赤+青=紫など)、染めてみると?
コチラの動画では、「レインボーローズ」と呼ばれる、カラフルに染められたバラの作り方が紹介されています。実験と同じ手順がまとめられているので、実験前に見てみると分かりやすいですよ。
【Rainbow Rose Challenge! レインボーローズを作ってみた!】
完成したレインボーフラワーは家に飾ってみましょう。家族のみんながきっとビックリ&喜んでくれます。
カラフルな3色の焼きそばを作ってみよう!
焼きそばの調理に使うキャベツを紫キャベツにするだけで、青緑色の焼きそばが完成します。それだけでも不思議なのに、レモン汁をかけると今度はピンク色に!
あっという間に色が変化する、不思議な焼きそばを作ってみましょう。ただし、火の取り扱いには十分気をつけてくださいね。
<用意するもの>
・焼きそばの麺(かんすいを使っているもの)
・紫キャベツ
・レモン汁
・水
・味付け用の塩・コショウ
・焼きそば用ソース
・フライパン(ホットプレートでも可)
・皿 3枚
<準備>
・焼きそばの麺がほぐれやすいように、実験前にレンジで1分ほど加熱しておく
・紫キャベツは食べやすい大きさに切っておく
<手順>
1)フライパンに紫キャベツを入れ、水を注ぐ
2)キャベツの色素が水に出たら、焼きそばの麺を加えて、ほぐしながら混ぜる
→麺の色が青緑色に変わる
3)塩・コショウで味付けをする
4)麺・キャベツを3等分に分け、3分の1をフライパンに残して2枚の皿に取り分ける
5)フライパンに残した麺を焼きそば用ソースで味付けする
→見慣れた焼きそばの色に変わる(味はソース)
6)皿に取り分けた麺の1つにレモン汁をかけて混ぜる
→麺の色がピンクに変わる(味は塩レモン)
☆どうして麺の色が変わるの?☆
キャベツの色素の元アントシアニンと、焼きそばの麺に使われているかんすい、レモンの酸が関係しています。さらに研究を深めるなら、それぞれの物質の性質などを本やインターネットで調べてみましょう。
コチラの動画では、カレー粉と紫キャベツを使った焼きそばを作っています。
【台所でカメレオン実験!(日本分析化学専門学校)】
ナポリタンのように見える焼きそばが実はカレー味だなんて、何も知らずに食べるとビックリしちゃいますね。出来上がった焼きそばは自分で食べるもよし、家族に食べてもらうのもよし、です。
食卓で、手品のように焼きそばの色を変えて見せてもいいですね。完成したカラフルな花や焼きそばは、実験後に家族で楽しむことが出来ます。
なぜそうなるのか、などはお子さんに聞いてみましょう。きっと家族の会話が広がります。
まとめ
小学6年生程度のお子さんが一人で取り組むことができる自由研究のテーマを紹介しました。
・白い花をレインボーカラーに変える
・3色の焼きそばを作る
大人でも不思議な実験ですので疑問に思ったことをお子さんに投げかけて、いろいろな謎を追及してみるのも面白いでしょう。
また、この実験をきっかけにお子さんに家庭で育てている植物の世話を任せたり、週末のランチに食事を作ってもらうことを依頼してみるのはいかがでしょうか?自由研究から、より一層色々なところに興味が広がっていくかもしれません。
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ありがとうございます。