自由研究

夏休みの自由研究・小学3年生向け「自分で考える」テーマ厳選!

テーマは「自由」

だからこそ何をすれば良いのか悩んでしまう、夏休みの自由研究。小学3年生ともなると親がどこまで手伝うのかも難しいところです。

ですから、子どもはもちろん、親も楽しめる自由研究があれば嬉しいと思いませんか?

今回は大人でもなぜ?どうして?と子どもと一緒に楽しめる、さらに子どもが自分でやってみたい!と思える自由研究をご紹介します。

 

 

途中経過の写真を撮って変化が分かる様なレポートを作ると、見る人も楽しめる自由研究に仕上がります。

また、実験を通して、なぜ?どうしてなの?と思ったことを、さらに深く掘り下げられるといいですね。

 

スライムを作ってみよう!

薬局やドラッグストアで購入することが出来る、ホウ砂と洗濯のりで簡単に手作りできてしまうスライム。どうして、液体がドロッとした固体に変化するのでしょうか?

※注意!!
この実験に使用する「ホウ砂」は薬品です。口や目に入ると危険ですので、取り扱いには十分気をつけてください。
<用意するもの>
・洗面器
・水 400cc
・ホウ砂 20g
・お湯 50cc
・洗濯のり
(PVA=ポリビニルアルコールの入っているもの) 50cc
・紙コップ 2個(A・B)
・水彩絵の具(または食紅)
・割り箸
・ティスプーン

<完成までの時間>
1時間程度

<準備>
・紙コップ2個に50ccの水を入れて、水の入った高さに印をつけておく。
・印をつけたら、水は捨てて中を乾かしておく。

 

 

<作り方>
1)洗面器に水を入れ、ホウ砂を少しずつ入れてよくかき混ぜる
(ホウ砂が溶け残った場合は底に沈むまで待つ)

2)紙コップAの印まで、洗濯のりを入れる

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3)紙コップBの印まで、お湯を入れる

4)3のお湯に好きな色の水彩絵の具(または食紅)を入れてよく混ぜ、色をつける

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5)4で作った色のついたお湯を2の洗濯のりに入れて、割り箸でよく混ぜる

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6)5に1で作ったホウ砂を溶かした水をティスプーン2杯弱(8cc程度)を少しずつ入れて、割り箸でよく混ぜる

→だんだんまとまってくる

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まとまりが悪い時はホウ砂の水を少しずつ足しながら調節する

7)全体がまとまったら、混ぜるのを中止してしばらく置いておく

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8)紙コップからスライムを出して、全体をもむ

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・固い場合:手に水をつけて、もむ
・柔らかい場合:ホウ砂の水を少し(2・3滴)足して、もむ

→スライムの完成!!

コチラの動画では、上記の手順を動画で見ることが出来ます。

途中経過など不安な部分があれば確認しながら作ってみてくださいね。

【【夏休み自由研究】08:スライムをつくってみよう!】

 
完成したスライムは密閉できる袋や容器に入れて、空気に触れないように保存すると長く遊ぶことができます。

スライムは洗濯のりに入っている液体状の「PVA=ポリビニルアルコール」がホウ砂によって集まり、塊になる現象を利用して作っています。PVAに水がたくさん含まれているので、あのような感触になるという仕組みです。

ちなみに、完成したスライムに塩を混ぜると、スライムの水分が抜けてボロボロの状態になってしまいます。とっても不思議ですね。

ホウ砂・完成したスライムは、目や口には絶対入れないように気をつけてください。また、遊び終わったら、必ず手を洗いましょう!

 


 

水風船のようなプニプニの玉子を作ってみよう

普段、必ずといっていいほど冷蔵庫に入っている玉子。殻は固いですよね?

でも、家にあるものを使えば固い殻を溶かして、プニプニの玉子に変身させることができるんです。どうして、あの固い殻が溶けてしまうのでしょうか?

 

<用意するもの>
・ガラスのコップ
・玉子
・酢

<完成までの時間>
1週間ほど

<作り方>
1)ガラスのコップに玉子を入れるれる

2)コップの中の玉子が完全に浸かるくらいまで酢を入れる

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3)毎日様子を見て観察する(4日目頃から、玉子の感触が柔らかくなってきます)

4)1週間が経ったら、コップから玉子を出して水道水で優しく洗う

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→プニプニ玉子の完成!!

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コチラの動画では、「酢」「酢+水」「水だけ」の3種類の液体に玉子を入れて、違いを比べています。

 

【夏休み自由研究】

 
完成した玉子に光を当てると「金の玉子」みたいに見えて、きれいですね。

卵の殻の「カルシウム」が酢の酸によって溶けてしまうため、このようなプニプニの玉子が完成します。(=薄皮だけの状態になっているので、激しく遊ぶと割れます)

また、完成した玉子は作る前よりも一回り程度大きくなっています。これは固い殻が溶けていく段階で薄皮を通して酢の水分が玉子に吸収されるためです。

 

小学3年生ともなると、大人の手伝いを求めるよりも「自分でやりたい」という気持ちが大きくなります。ですが、今回ご紹介した実験では薬品(ホウ砂)を扱いますので、その部分だけは大人が手伝うかしっかりと見守ってあげてください。

親としても「子どもが自分でやってくれれば楽」と思いがちですが、今回の実験はどちらも親の方が「一緒にやらせて」と言いたくなるのでは?と思います。「自由研究を手伝う」という気持ちではなく「一緒に楽しむ」という気持ちで、コミュニケーションが取れれば良いのではないでしょうか。

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