ライターのMichelleです。
長いと思っている夏休みも、油断をしていると宿題が後回しになり、最後に大慌てしてしまうことがありませんか?そんな時、困るのが「工作」の宿題です。
できるだけ早いうちに、済ませておきたいですよね。
今回はあまり時間をかけることなく手軽な材料で作ることができる、中学生くらいのお子さんを対象とした工作のアイディアと作り方をご紹介します。
アフリカ原産の楽器「レインスティック」を作ってみよう!
本来は、乾燥させてくり抜いたサボテンの内側に無数のトゲを差し込んで、小石を入れて作られる「レインスティック」。
現在は、レインスティックから出る音を楽器としても利用しています。
アフリカの先住民たちはこのレインスティックが奏でる雨のような音を利用して、雨乞いをしていました。
時代を経た現在でも、南米チリの砂漠では雨乞いの儀式に使われているレインスティックを、身近なもので作ってみましょう
・ラップの芯など紙製の筒
(長い方がオススメ)1本
・爪楊枝(100本程度)
・ビニール袋 1枚
・輪ゴムやビニールテープ
・ビーズ、小石、木の実、小豆など楽器の中に入れるもの
・押しピンやコンパスの針・目打ちなど紙筒に穴が開けられるもの<準備>
ビニール袋を切って、ラップの芯の端を覆える程度の大きさにしておく(2枚用意)
<作り方>
1) 紙製の筒に斜めに入っているつなぎ目に沿って、5mm~8mm程度の間隔で押しピンで穴を開ける→紙筒の両端2cm程度は穴を開けなくてもOK
2)押しピンで開けた穴に爪楊枝を差し込む
→先端が穴の反対側に着く程度まで、しっかりと
3)紙筒の片方の端にビニール袋でふたをし、輪ゴムかビニールテープでしっかりと閉じる
この写真では、筒の外にはみ出した爪楊枝がカットされています。
※爪楊枝はカットしていなくても問題ありませんが、先端でけがをする恐れがありますので取り扱いには注意しましょう。
4)3の工程で閉じた方を下にし、上から筒の中にビーズや小石を入れる
5)ビーズや小石を入れたら、筒の口をビニール袋でふたをし、輪ゴムかビニールテープでしっかりと閉じる
→筒を逆さにすることで雨のような音がする「レインスティック」の完成!
筒の長さを変えたり、中に入れる物や量を変えることで音が変化します。
また、爪楊枝の変わりにプラスチック製のピックを使うと、音の響きが変わります。
どんな素材を使うと、より本物の雨の音に近づけることができるでしょうか。色々と工夫をしてみましょう。
また、完成後に色を塗ったり余分な爪楊枝を切って包装紙などを貼り、デコレーションをするとオリジナル感が出ます。
上記の作業の流れを動画で確認したい方はコチラをご覧ください。
【【アメンボー】レインスティックの作り方 How to make a rainstick.】
長いレインスティックも、作ってみると楽しそうです。
コチラの動画では、本物のレインスティックがどのような音を奏でるのかを確認することができます。
【レインスティック】
本物のレインスティックを手にした、おじさんたちの嬉しそうな顔が印象的です。
光の不思議「ピンホールカメラ」を作ってみよう!
・黒くつやのない紙 1枚
(30cmx20cm位の大きさ)
・薄くて白い紙 1枚
(トレーシングペーパーなど、6cm四方位の大きさ)
・ハサミ
・のり
・針
・黒いテープ<準備>
黒い紙を
小:15cmx14cm
大:16cmx15cm
ミニ:6cmx6cm
に切っておく
<完成までにかかる時間>
約1時間
<作り方>
1)大きく切った方の黒い紙を縦長に置き、下の方から丸めて、長さ15cm・直径4cmほどの筒を作る
2)小さく切った方の黒い紙を縦長に置き、1で作った筒に巻きつけるようにして、長さ14cmの筒を作る
→1の筒が2の筒の中でスルスルと動かせる程度がGOOD
3)1で作った筒の片方の端にのりをつけ、薄い紙を貼り付ける
→のりが乾いたら、余分な部分に切込みを入れて、
筒に貼り付けてしっかりと固定する
4)2で作った筒の片方の端にのりをつけ、ミニサイズの黒い紙に貼り付ける
→のりが乾いたら、余分な部分を切り落とす
5)4で貼り付けたミニサイズの紙と筒に隙間が出来ないように、黒いテープでつなぎ目をふさぐ
→筒の端からはみ出るように黒いテープを貼り
はみ出した部分に切込みを入れて
折ると良い
→明るいところに向かって筒を覗いてみて、隙間がなければOK!
6)ミニサイズの黒い紙の中心に針で穴を開ける
7)3の筒に4の筒を重ねるように入れる
→ピンホールカメラの完成!
明るい場所で覗いてみよう!2つの筒を動かすと景色がズームするよ
ピンホールカメラでは、見たものが逆さまに映ります。穴から入ってくる光の入り方が関係しているようですが・・・
なぜそのように見えるのか?詳しくは自分で調べてみましょう。
また、景色を見るだけではなく、フィルムや印画紙を使って実際に写真を撮ることができるピンホールカメラも作ることができます。インターネットを使って、作り方を調べてみましょう。
ピンホールカメラの仕組みを解明したり、実際に写真をプリントしたりすれば自由研究としても成り立つ作品となります。
夏休みの自由研究については、コチラの記事でチェックしてみてください。

まとめ
中学生におすすめの夏休みの工作について、2つを紹介しました。
・レインスティック
・ピンホールカメラ
先のとがったものを使ったり、細かな作業が必要だったりするので、気をつけて取り組んでください。
暑い中、宿題に取り組むのは大変ですが完成した作品を楽しんでいると、暑さも忘れてしまいそうになります。ですが、あまり夢中になりすぎて、水分補給を忘れないように気をつけてください。
そして、宿題が終わったら、部活や遊びなどやりたいことを思いっきり楽しみましょう。