風邪をひいたときのつらい症状のひとつと言えば熱による寒気。
布団に入れば暑いし、布団から出れば寒いし…と、早くなんとかしたいですよね。
今回はなかなか治らない熱と寒気を軽減する方法を調べてみました。
風邪による寒気を吹き飛ばす!身体をあたためる食べ物は?
身体の外側からあたためても、寒気はなかなかなくならないもの。
内側からあたためるためには、食べ物が必要不可欠です。
食べ物には身体をあたためるものと冷やすものがあり、風邪のときは前者を多く摂りましょう。
では、身体を内側からあたためる食べ物にはどんなものがあるでしょうか。
・根菜類
しょうが、にんじん、じゃがいも、さといも、さつまいも、かぶ、大根、ごぼう、玉ねぎなど
旬が冬であったり、寒い土地で育てられた野菜は身体をあたためる効果があります。
また土の下でできる野菜は大地のパワーを蓄えているという漢方の考え方もあり、古くから身体をあたためると知られている食べ物です。
水分が少ない食べ物は身体をあたためます。
またビタミンCやE、鉄など、たくさんのミネラルが含まれているため栄養バランスが非常によいです。
生で食べると身体を冷やしてしまう食材もあるので、必ず火を通してあるあたたかいものを食べましょう。
根菜類ですので、煮物やスープがおすすめです。
・色が濃い、または黒い野菜
かぼちゃ、ピーマン、グリーンアスパラガス、菜の花、玄米、黒豆、黒砂糖
色が濃いものや黒っぽい食べ物には身体をあたためる効果があります。
白米より玄米、白砂糖よりも黒砂糖というように、色のより黒いもののほうが効果的です。
かぼちゃなどは、水分が少なく、硬めのものは身体をあたためるという古来からの考え方に基づいてよいとされています。
しかし、トマトやきゅうり、レタスなど、色が濃くても夏が旬の食べ物は身体を冷やします。
これらの野菜は、どうしても食べたいとき以外、風邪のときは控えるようにしましょう。
・寒い地方で育った果物
みかん、あんず、さくらんぼ、桃、ぶどう、りんご
果物の多くは身体を冷やす食べ物です。
しかし、寒い地方で育てられる果物には、身体をあたためる効果があります。
風邪のときは食欲も落ちるものです。
食べやすい果物を積極的に食べることで、風邪を治すのに必要なビタミンも摂ることができます。
「体を温める食べ物」
今回は食材に注目しましたが、風邪で熱があるときには料理をするのも億劫ですよね。
外食やコンビニで見つけることができる食べ物もあります。
手軽に買える身体をあたためるための食べ物を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
【参考記事】
風邪で熱がある時におすすめの食べ物~忙しい時の食事は何を選ぶ?
葛根湯は風邪の寒気に効くの?
昔から「風邪のひきはじめには葛根湯」と言われる漢方薬、葛根湯。
これは寒気に効果があるのでしょうか?
結論から言えば、イエスです。
風邪の初期、寒気がするだけのときは、ぜひ葛根湯を飲んでください。
汗をかけずにいる身体の温度をあげ、汗をかけるようにしてくれます。
しかし、熱が出ていて、そこから悪寒がきて汗をかいている場合は、葛根湯はあまりおすすめできません。
違う漢方薬のほうが、より適しているからです。
熱感があり、寒気がし、汗をかいているときは、葛根湯を飲むのは避けましょう。
漢方には細かい効能があり、使い方に個人差があるので、本来専門家でないと判断の難しい薬です。
より手軽に使える市販薬にも、熱を抑えてくれるものはあります。
薬を使おうと考えている場合は、以下の記事を参考にしてください。
【参考記事】
熱の風邪にはこの薬!薬局で買える熱を下げるのにおすすめの薬は?
熱が出ていて寒気がする…家での過ごし方は?
寒気がするときは、とにかくあたたかい格好をしましょう。
厚着をする、首元をカイロやタオルであたためる、部屋の温度を上げるなど、体温を下げないようにしましょう。
そうしていると汗をかくでしょうから、こまめな水分補給が必要です。
喉が渇いたと感じる前にスポーツドリンクなどを飲んで、脱水症状を防ぎましょう。
汗をかくとお風呂に入りたくなりますが、寒気を感じているときにはお風呂は避けたほうがよいです。
熱いお湯で足湯をすると、身体もあたたまっていくのでおすすめです。
「マミの健康ワンポイント足湯」
熱があがるということは、体内でウイルスなどと身体が闘っている証拠です。
熱を無理やり下げようとしないことが、完治への一番の近道です。
39度を超える高熱が続く場合や体力の消耗が激しいときには、医師と相談した上で解熱剤を利用するのが安心です。
こちらの記事では、同じ風邪の熱でもそれぞれの症状に合った対処法をまとめました。
【参考記事】
風邪による熱の対処法まとめ※つらい症状から抜け出すための対処法
風邪というのは誰でもかかりやすい病気ですが、時にはつらくて仕方ないほどの症状に襲われることもあるでしょう。
つらい症状への対処法は、たくさんあります。
自分に合った対処法を見つけ、早く良くなって下さい。