梅雨を迎える前に家の中でぜひやっておきたいことがあります。
それが「エアコンの掃除」です。
実は、エアコンを使うシーズンに突入した際、よく出てしまうトラブルが「エアコンからの水漏れ」だということをご存知でしょうか?
エアコンのスイッチを入れたら、送風口から心地よい風が出るはずが、水が漏れてきた!となるのは、フィルターが汚れていたり排水ホース(ドレンホース)が汚れて詰まっていることが原因です。
業者に頼むと修理代・出張代で約2万円の費用がかかってしまうとも言われる、エアコンの水漏れ。そんなトラブルに見舞われないためにも、シーズン前にエアコンのドレンホースを掃除しておきましょう。
業者に頼まなくても済む、ドレンホースのお掃除の手順や道具を紹介します。
目次
エアコンのドレンホースの掃除にどんな道具を用意すればいいの?
まずは道具を準備しましょう。
エアコンのドレンホースを掃除する際に必要な道具は、以下の通りです。
・掃除機・大きめのゴミ袋(送風口が隠せる枚数が必要)
・養生テープ(または幅広のマスキングテープなど、粘着面が残りづらいテープがおすすめ)
・延長コード(掃除機を屋外で使うため、掃除機のコードが届かない場合は必要となります)
エアコンのドレンホースの掃除の手順が知りたい!
ドレンホースの掃除に必要なものがそろったら、ドレンホースを掃除してみましょう!
1)エアコンの電源を抜く
掃除をしている最中にエアコンが動くと困ります。掃除をする前にエアコンは停止し、電源プラグを抜いておきます。
2)ゴミ袋を送風口に貼り付ける
ドレンホースを掃除している間にも、ホースから水が逆流して送風口から漏れ出てしまうことがあります。それを防ぐために、送風口にゴミ袋を貼り付けましょう。
※念のため、エアコンの下に「濡れると困るもの」がある場合は撤去するようにしておきます。
3)掃除機の準備
掃除機は室外のドレンホースの先端部分で使います。コードの長さが充分あるか確認をしておきましょう。また、通常の掃除で使用する幅の広い先端部分は不要です。掃除機の先端はホース状になるように外しておきます。
4)ドレンホースの中を掃除機で吸い出す
ドレンホースの先端を上向きになるように持ったら、掃除機の吸い込み口とドレンホースの先端部分をつなぐように持ちます。
※この時、掃除機とドレンホースのつなぎ目部分に隙間ができないようにするのがポイントです。
掃除機のスイッチを入れ2秒間ドレンホースの中を吸い出し、掃除機を離します。
そして、ドレンホースの先端から汚れた水が排出されるように、ドレンホースの先端を下に向けます。
上記の手順を、こちらの動画で確認することができます。
【エアコン クーラー水漏れ 修理方法(掃除機編)】
本当にこれだけでいいの?というほど、簡単ですね。
5)片付ける
一連の作業が終わったら、送風口に取り付けたゴミ袋を外して電源プラグを入れましょう。
作業自体は簡単ですが、ドレンホースの掃除をする際には注意しなければならない点がいくつかあります。
・ドレンホースの先は必ず上向きにすること
・掃除機を使う時間は「2秒程度」を守ること
ドレンホースの先を下向きにしたり、水平にしていると汚水が勢いよく掃除機に入ってしまうことがあります。また、長く吸い込むことも掃除機内に水が入る原因になります。
掃除機に水が入ってしまうと、掃除機が故障してしまう原因になりますので、十分に気をつけて作業をするようにしましょう。
エアコンのドレンホース 掃除しなくちゃいけないのはなぜ?
エアコンから出ているドレンホース(直径1.5~2cm程度の細いホース)は、配管とともに室外に繋がっています。そのためホコリや水垢はもちろん、虫の死骸などが入り込んでしまうので意外と汚れています。
ホースの詰まりがひどくなると、エアコンから室外に出るはずの水が逆流してしまい、送風口から出てきます。
それが「水漏れ」の原因です。水漏れした水がどれくらい汚れているか、はちょっと想像したくない(ほど)ですね。エアコンの掃除をサボってしまうと、どのような悪影響があるのか、についてこちらの記事で紹介しています。
https://yajibee.com/post-17817/
大切な家族に健康被害が出てしまう前に、きちんとエアコンの掃除をしておきましょう。
エアコンにはドレンホース以外にも、自分で掃除ができるパーツが色々あります。こちらの記事で、パーツごとにどのように掃除をするのがいいのか、を紹介しています。
せっかくの機会なので、ドレンホース以外もキレイにしてスムーズにしっかりとエアコンが動くようにしておきたいものです。
エアコンのクリーニングは難しそう・・・業者に頼むのはどうなの?
今まで、「ドレンホースの掃除なんて考えたこともなかった!」という方も多いと思いますが、意外と簡単なことが分かりましたね。
でも、プロの業者に頼めばエアコンの隅々まできれいにしてもらうことができます。
けれど手間がかからない分、どれくらいの料金が必要になるのか、気になりませんか?
そんなお悩みを解決してくれるのが、こちらの記事です。業者にエアコンクリーニングを頼むとどのような掃除をしてくれるのか、大体の費用の相場がどれくらいなのか、などについて詳しく説明しています。
業者にエアコンのクリーニングを依頼すると、費用をかけた分だけプロの手で徹底的にエアコンの汚れを落としてくれます。
エアコンを少しでも長く快適に使うためにも、数年に一度は業者にクリーニングをお願いするのもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?エアコンについてはフィルターの汚れは気にしていても、ドレンホースは水漏れが起きるまで汚れることを想像もしていなかったというパターンが多くあります。
エアコンをちゃんと稼動させるためにも、この機会にぜひ自分でドレンホースの掃除にトライしてみましょう!