こんにちは、ライターの榎本です。
我が家にはFAXがないのですが、榎本家史上一度だけ、どうしてもFAXで書類を受信しなければならないことがありました。
その時はたまたま実家に行く機会があり実家のFAXを借りましたが、そんな幸運がなかったらどうしていたでしょう(汗)
実はそういう時には、コンビニでFAXが受信できるんです!
近頃はインターネットが便利で、資料などもメールに添付したり、アプリで共有したりと、FAXの出番は少ないですよね。
使う頻度は低いのに、いざという時にないととても困るFAX。
そこで、便利なコンビニでの受け取り方法を詳しくご紹介します。
コンビニでFAXが受信できる!?
コンビニでのFAXの受信は、「クロネコFAX」というコンビニエンスストアFAX送受信サービスを通して利用することができます。
いったんクロネコFAXの番号に送信したFAXを、コンビニのマルチコピー機を使って受信して印刷する、という流れになります。
サービスが導入されている全国のコンビニで24時間365日利用可能です。操作方法も簡単なので初めてでも気軽に使うことができますよ。ただし、FAXの送信のみ可能で、受信はできないコンビニもあります。
FAXの送信は各コンビニの番号から送信するため、クロネコFAXが導入されていないコンビニでも送信することはできるのです。クロネコFAXが導入されていないコンビニでは、受信ができませんのでご注意ください。主なコンビニのFAXのサービスを下記にまとめました。
※ファミリーマートとサークルKサンクスは統合し、2016年9月以降店舗は順次ファミリーマートに統一されます。
※スリーエフは2016年11月までにローソン・スリーエフに切り替わります。
コンビニでFAXを受信する方法
どこのコンビニでもクロネコFAXのシステムを通していることは共通なので、マルチコピー機の操作方法の違いが多少あるものの、基本的には方法は同じです。
FAXを受信する前に…送信者にはクロネコFAXの番号(0570-05-1000)にFAXを送信してもらいます。
その際、「ファクシミリ文書受付完了通知」に10桁の文書番号が記載されますので、その番号を知らせてもらいます。文書番号を教えてもらったら、コンビニのマルチコピー機で下記の手順にてFAXを受け取りましょう。
①タッチパネルの「クロネコサービス」から「クロネコFAXから受け取る」を押します。②コイン投入口に料金を入れ、タッチパネルから文書番号を入力します。
③タッチパネルに枚数・料金が表示されます。
※投入金額が不足している場合は、不足金額を追加投入してください。
④FAXの受信が始まります。
☆注意事項☆
クロネコFAXに預けた文書は翌日の24時までしか保存されないので、速やかに受け取る必要があります。文書番号は再発行することができず、一度プリントした文書番号を再度プリントすることができません。文書番号はコンビニ側でも調べることができないので、紛失に注意して下さい。
マルチコピー機が設置されていない店舗ではファクスの利用ができません。クロネコFAXの詳しい情報はこちらをご覧ください。
コンビニでFAXを受け取る料金はどれくらい?
クロネコFAXでは料金を設定しておらず、枚数によって前後しますがどこのコンビニでも利用料金は1回50円程度です。その他カラーの場合や海外向けの送信や受信などの金額はコンビニによって少しずつ違います。受信の料金だけでなく、送信の料金も併せて表にまとめましたので参考にしてください。
・セブンイレブンではカラー・白黒の選択肢はなく、「標準」「高画質」のどちらかを選択します。料金は変わりません。・ミニストップではフリーダイヤルの0120から始まる番号のみ30円で利用可能です。フリーダイヤル以外の国内と海外向けの送信は「ノーマルモード」と「ファインモード」から選ぶことができ、ファインモードにすると料金が2割程上乗せになります。表中()内の料金です。
まとめ
・送受信はマルチコピー機を使い、操作も簡単。
・全国の主なコンビニでFAXの送信が可能ですが、セブンイレブン・ポプラ・コミュニティストアでは受信不可。コンビニでFAXを受信する方法・送信者はクロネコFAX(0570-05-1000)へFAXを送信し、文書番号を受信者に知らせます。受信者はコンビニへ行き、マルチコピー機へ。
・タッチパネルから「クロネコサービス」を選択→「クロネコFAXから受け取る」を選ぶ
・料金を入れる→タッチパネルから文書番号を入力。
・タッチパネルに枚数・料金が表示されます。
※投入金額が不足している場合は、不足金額を追加投入。
・FAXの受信開始。
・クロネコFAXの詳しい情報はこちら
コンビニでFAXを受け取る料金はどれくらい?
・クロネコFAXを利用しての受信は1回50円程度。
コンビニに行かずにFAXを受け取れる、インターネットFAXもあります。これはパソコンやスマホのメールを利用して、添付ファイルにPDFファイルやワード、エクセルなどを指定して送信し、相手側ではFAXのように紙で出力されるというものです。
自宅のパソコンからFAXを送信することや、受信したFAXをメールで転送することができ、コンビニに行かずに自宅や出先でFAXを読むこともできるので大変便利です。iPadやiPhoneではアプリもあります。
インターネットFAXを提供している会社は10数社ありますが、だいたい月額料金が1,250円~1,500円で送受信それぞれ月150枚まで無料で使えます。
コンビニのFAXを使う頻度が月30回以上になる場合、コンビニに出向く時間や手間も含めて考えるとインターネットFAXの方が適しています。余談ですがコンビニのマルチコピー機はコピー、FAXの送受信の他にも、写真プリントやスキャン、POPの作成など、機能が充実しています。
中でも証明書の発行は、土日祝日でも利用できるので、仕事の都合などで平日なかなか役所に行けない方も、都合に合わせて取得できるので便利です。「住民票の写し」「印鑑登録証明書」「所得課税証明書」が発行できます。証明書の発行方法はこちらの動画で確認できます。
【住基カードを使ってコンビニで証明書が取得できます(広報すずか2014年11月20日号くらしの情報)】
コンビニでの証明書発行サービスを行っていない市町村もあります。また、現在、住基カードはマイナンバーカードに随時移行されていますので、ご注意ください。
コンビニのマルチコピー機にこんなに便利な機能が充実しているとは知りませんでした。インターネットが台頭しているこの時代にも、FAXが必要な場面はまだまだありますよね。それに、余計な時間がかかりがちな役所での用事がコンビニで済ませられるとは便利です。
自宅が役所や銀行から遠くて交通手段もない田舎に住んでいた頃、コンビニATMに助けられていましたが、これを知っていれば近所にあった唯一のコンビニをフル活用していたに違いありません…。