ライターのMichelleです。
結婚式・披露宴の招待状が届いたら、どのような服を着ていきますか?
女性の場合はあれこれとファッションを考える方が多いでしょうが、男性の場合は「スーツでOK!」と思っている方が多いのではないでしょうか。
ですが、「スーツはいつも着ているから、大丈夫」と思っていると、意外に恥ずかしい思いをすることがあるのが結婚式や披露宴での服装です。
明らかに場違いな雰囲気で一人だけ浮いてしまうような格好では、自分が恥ずかしい思いをするだけではなく主役の新郎新婦に対しても失礼になってしまいます。
そこで、この記事では結婚式・披露宴に招かれた時に、慌てないためのコーディネートをご紹介していきたいと思います。
結婚式にふさわしいスーツの色・デザインは?
結婚式に着ていく服といって一番に思いつくのが「黒のスーツ」ではないでしょうか。
その選択はもちろん間違いではありませんが、一般的かつ無難な印象があります。
黒を含めてどのような色のスーツが結婚式にはふさわしいのでしょうか。
★ブラックスーツ
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無難に見えがちな黒のスーツでも、チーフを合わせることで華やかさと個性が発揮できます。また、見た目は無地に見えるもののよく見るとストライプやチェックなどの柄が入っているものもオススメです。
★グレースーツ
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濃い目のグレースーツに少し華やかなネクタイ、それに合わせたポケットチーフをあしらうことでオシャレ&しっかりした印象のコーディネートになります。
★ネイビースーツ
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上品で爽やかな印象の出るネイビースーツ。
中のシャツを白にすると「しっかり系」に、ブルー系にすると「オシャレ系」になります。
ベルトや靴などは明るいものではなくダークブラウンにすると、カジュアル感がなくなり落ち着きが出ます。
ブラックスーツの他に、冠婚葬祭で着用できる「礼服」もあります。
礼服はブラックスーツよりも深い黒をしているのが特徴で、落ち着いたデザインのものが多くなっています。
礼服についての詳細はこちらの記事を参考にしてください。
デザインの多様性・小物とのコーディネートを楽しむなら、ブラックスーツやダークスーツをオススメします。
シャツ、ネクタイ、靴、靴下、小物(チーフ・カフス)はどんなものがオススメ?
結婚式や披露宴に出席する方の多くが、礼服・ブラックスーツ・ダークスーツを着用します。
そんな中でオシャレを楽しんだり個性を発揮したいと思うなら、小物で一工夫をしてみましょう。
☆シャツ
フォーマルスタイル・セミフォーマルスタイルの結婚式への出席の際は、基本的に白シャツで出かけます。
最近はパステルカラー程度のカラーシャツであれば許容範囲とされることもあります。
心配であれば、新郎新婦に確認をしてみましょう。
柄も無地のものを選ぶのが基本です。柄があるものでも、近づかない限り分からないという程度のものがオススメです。
色による柄ではなく、織りで柄を表現したものも良いですね。
シャツ選びの際に気をつけたいのは、「衿(えり)」です。
一見同じように見えるかもしれませんが、実は色々な長さや開きがあります。
一番標準的なものが「レギュラーカラー」と呼ばれるものです。
少し違ったものがいいという場合は「ワイドカラー」の選択もアリです。
こちらの記事では衿の形やネクタイの合わせ方などを詳しく解説しています。
衿の形に合わせたネクタイを選ぶことで、さりげないオシャレがぐっと引き立ちます。
もし、タキシードを着るなら、「ウイングカラー」か「バタフライカラー」のシャツを選びましょう。
☆ネクタイ
結婚式ではシルバーや白のネクタイが定番ですが、「白いネクタイは年配者のもの」という風潮も出てきました。
光沢のある白やシルバーが無難ですが、スーツに合っていればパステルカラー(ピンクやライトブルーなど)のネクタイも素敵です。
あるいは、白やシルバーのネクタイでも通常の結び方をせず、ちょっと変わった結び方をしてみるのはいかがでしょうか?
晴れの席にオススメのネクタイの結び方に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
なお、黒のネクタイは柄が入っていても結婚式ではNGとなりますので、気をつけましょう。
結婚式・披露宴は通常のネクタイで出席し、二次会以降は蝶ネクタイに変えるというのも面白いですね。
普段から蝶ネクタイを使っている方は少ないと思うので、蝶ネクタイの結び方については、こちらの動画を参考にしてください。
【蝶ネクタイの結び方講座】
お馴染みの「蝶結び」をするだけなので、意外と簡単に結べます。
ネクタイ以外の首元のオシャレアイテムとしては、アスコットタイやスカーフもオススメです。
☆靴
靴の色は黒が標準ですが、必ずしも黒でなければいけないということはありません。
スーツの色やデザインに応じてダークブラウンやチョコレートカラーの革靴などでも問題ないということを覚えておきましょう。
ただし、披露宴でスピーチを頼まれたり受付を担当したり、と人前に出る機会があるのであれば黒がオススメです。
靴のデザインとしては、ヒモつきの「ストレートチップ」がフォーマルシューズとなりますが、シンプルな「プレーントゥ」やつま先にデザイン穴が開いていない靴であればOKです。
反対に、結婚式にはふさわしくない靴もあります。
・メダリオン、ウイングチップなど穴飾りのあるもの
・クロコダイルの型押しなど、動物の毛皮で殺生をイメージさせるもの
一見、オシャレで格好良いと思いがちですが、NGなので気をつけましょう。
☆靴下
ファッションの中でも気を抜きがちなのが靴下ではありませんか?
見られていないようで、実は見られているのが足元です。
スーツやネクタイはビシっと決めているのに、靴下がマナー違反…というのでは、ちょっと情けない感じがしてしまいますから、靴下にも気を使いたいですね。
靴下はスーツに合わせて、黒・グレー・ネイビー・ブラウンを選ぶのが正解です。
どうせ見えないだろう、と色柄やワンポイントが入っているものを履くのはNGです。
また、式や披露宴の最中に靴下がずれ落ちてくる…というのも恥ずかしいことです。
丈が長めでゴムのしっかりしているものを履くようにしましょう。
☆その他の小物
出席者の多くが同じような服装になってしまいがちな結婚式。
そんな中でもオシャレを楽しみたい、個性を出したいと思うなら小物使いでアレンジしてみるのがオススメです。
・チーフ
スーツの胸元に華やかさを加えてくれる、チーフ。
素材はシルク・麻・綿などを選びましょう。
色は白やシルバー・シャンパンゴールドなど華やかな色のもの、ネクタイと合わせた色のものが良いでしょう。
たたみ方は、ふんわりとつまみ上げて入れる「パフド」、3つの頂点がバランスよく配置された「スリーピークス」がオススメです。
こちらの動画では、「スリーピークス」のたたみ方を約1分で教えてくれます。
【ポケットチーフのたたみ方-スリーピークス】
簡単にオシャレ度がアップしますね。
・カフス
袖口に華やかさを出してくれるのがカフスです。
カフスにはさほど厳しいルールがあるわけではありませんが、フォーマルとされているのが昼と夜で使用されている素材を使い分けるものです。
昼=白蝶貝
夜=黒蝶貝・オニキス
ですが、よほど堅苦しい式でない限りあまり気にする必要はありません。
どのようなスーツにも合う、シルバーの台座のものを持っておくと安心です。
まとめ
結婚式・披露宴に招かれた際の、スーツの選び方やシャツ・ネクタイ・小物類の合わせ方などを紹介しました。
スーツはブラック・グレー・ネイビーのものを選び、シャツは基本的に白、ネクタイやチーフで華やかさを演出すればどのような場面でも通用します。仕事用とは別に、スーツを用意しておくと良いでしょう。
結婚式や披露宴って、なぜか立て続けに招かれることがあります。
そんな場合でも、定番のスーツと、小物でアレンジできる方法を知っておけば、安心ですね。
マナーを守りつつ、コーディネートを楽しんでください。