ライターのMichelleです。
結婚式で友人代表のスピーチをしたことがありますか?私も何度か経験がありますが、人生の中であれほど緊張する場面にはなかなか出くわさないものです。
人生の新しい門出となる結婚式、披露宴では、たくさんの方々がお祝いの言葉をかけ主役の二人を祝福します。
また、結婚する二人にとっては、一生の思い出となります。
そのような場面で、友人代表のスピーチをすることになったら…。光栄なのと同時に、大きな緊張が襲ってきます。
何をどう話せばいいのか?
スピーチを依頼された日から本番まで、グルグルといろいろな思いが頭の中をめぐることでしょう。
でも、大丈夫です。
そんな時は友人との間にたくさんある思い出の中から厳選し、どのようなはなむけの言葉にするか考えてみましょう。
スピーチがプレッシャーになる方は、伝えたいことをお手紙にすると気持ちが伝わります。
この記事では、新郎・新婦別に友人代表スピーチの例文を紹介しています。
スピーチ全体の流れや話の進め方のポイントも紹介していますので、ぜひ役立ててください。
新郎の友人代表スピーチの例文紹介
●●君○○さんご結婚おめでとうございます。ご両家並びにご親族の皆様には、心よりお慶び申し上げます。
ただ今ご紹介にあずかりました新郎の友人▲▲です。
本日は、お招きいただきありがとうございます。
●●君とは、保育園から高校まで、一番多くの時間を共に過ごしてきました。
一緒にいても気を使わず、何でも話せる大切な友人です。
●●君は、小さい頃からしっかり者で、人より先に進んでいく行動力があります。
(※1)
のんびりしている僕は、いつもその後を追って、たくさんの刺激をもらいながら、育ちました。
皆さんもご存じのように、●●君の足の速さは、小・中学校の時から上級生を軽く抜き去るくらいで、高校の陸上部ではもちろん、部活動のない日にも一人で走っている姿をよく見かけました。
それでもなお、「走らずにはいられない」と言うほど、(※3)陸上一筋だったので、僕は、いつも心の中で応援していました。
高校卒業後は、それぞれの道に進み、なかなか会うことができませんでしたが、3年前の夏祭りで初めて○○さんを紹介され、正直、こんなきれいな彼女がいることに、とても驚いたのと少々うらやましくなりました。
そして、○○さんのことをとても嬉しそうに話す●●君を見て、(※4)今度は〇○さんに向かって走り出したんだと思い、僕も嬉しくなりました。
昔から、こうと決めたらまっすぐ目標に向かって進んでいく、堅実で実行力のある●●君。きっと、○○さんもそのようなところに惹かれ、人生のパートナーに選んだのだと思います。
●●君は、○○さんのことを「いつも穏やかに笑顔で見守ってくれて、すごく居心地がいい」と言っていました。
〇○さんと巡り合えた●●君は、幸せ者です。
○○さんと共に、温かい家庭を築いて下さい。そして、(※2) ●●君と○○さんの幸せな家庭を、僕のこれからの目標にしたいと思います。
●●君○○さん、どうぞ、末永くおしあわせに。
本日は、本当におめでとうございます。(ました。)
このスピーチの例文は、実在する人へ向けて作った例文ですが、幼い頃から一緒に過ごしてきた間柄は、つかず離れずの関係で続くことがあります。
こういった場合、一緒にいて落ち着くとか、何でも話せるといったごく普通のエピソードとなることがありますが、長く過ごしてきたからこそ知っている、友達のいいところや性格などを話すのがよいでしょう。
また、普通の文章を少しでも工夫したい場合、全体の流れの中でつながりそうな事柄を文章で掛け合わせてみるのもよいでしょう。
例文では、この部分を掛け合わせています。
(※1)
のんびりしている僕、いつも●●君の後を追ってきた
↓
(※2)
●●君と○○さんの幸せな家庭を僕のこれからの目標にしたいと思います。
(※3)
陸上一筋だった
↓
(※4)
今度は、○○さんに向かって走り出した
このように、文中で関連付けると、さりげなく、きれいにまとまります。
例文にそのままエピソードを当てはめると、どうしても文章が固くなりがちになります。
新郎新婦には伝わってもゲストの心にまで届きにくいものです。
固めの文章になった場合は、一度考えてから、自分の言葉で書き直してみると、良いスピーチになるのではないでしょうか。
こちらの動画は、新郎友人代表スピーチの様子ですが、用意してきた手紙をあえて読まずに、覚えている限りの言葉で話しています。
【新郎友人代表スピーチ】
手紙を読まないがために流調に話せてはないものの、自分の言葉で気持ちをしっかりと伝えらえています。
また、当日の率直な感想をいれてウケたことでメリハリにもなり、良いスピーチになっています。
会場の雰囲気や新郎の様子も参考になりますね。
次は、新婦の友人代表の例文を紹介します。
新婦の友人代表スピーチの例文紹介
ただ今、ご紹介いただきました、新婦○○さんの友人で▲▲と申します。
●●君、○○さん、本日はご結婚おめでとうございます。
ご両家の皆様にも心からお祝い申し上げます。
○○ちゃんは、4人兄妹の長女に生まれ、とてもお世話好きで気が回る人です。
小学生の頃から、お父さんやお母さんが仕事で遅くなるときは、食事を作って待っているような、思いやりのある子でした。
小さいころから家族思いで、気が利く○○ちゃん、誰よりも良いお嫁さんになると思っていました。
中学時代は、○○ちゃんとは毎日学校の行き帰りが一緒で、本当にいろいろな話をしました。
私は、優柔不断なところがあり、「これでいいと思う?」とよく聞いて、○○ちゃんを頼りにしていました。
中学3年の時は、クラスも一緒になり、とても楽しかったです。
○○ちゃんと男子たちのボケつっこみが面白くて、毎日の帰りにも楽しみが増えました。
○○ちゃんが大学で一人暮らしをしている時、何度か遊びに行き、そこで●●さんの話も聞かせてくれました。
●●さんは、心が広くユーモアがあって、一緒にいると楽しい、と言っていました。でも、私と似ているところがあるようで、「これ
でいいと思う?」とよく聞いてくるという話には、とても笑いました。
●●さん、○○ちゃんをよろしくお願いします。
○○ちゃんは、いつも人のために動いてしまうので、新生活でも無理をしてしまうかもしれません。
そんな時、確認しなくていいので、一言「休め!」と言ってあげてください。
きっと、○○ちゃんは、その言葉を待っていると思います。
今日は、一段ときれいな○○ちゃん。
このような晴れ姿を見ることができて、私も幸せです。
明るく笑いの絶えない家庭を作ってください。
つたない話ではございましたが、ご結婚のお祝いの言葉とさせていただきます。
●●さん、○○ちゃん。どうぞ、末永くお幸せに。
こちらの例文も、実在する人へ向けたものです。
エピソードがたくさんあると、どれを話そうかと迷うこともあり、話が長くなってしまうため、聞き手も疲れてしまうことがあります。
エピソードは、厳選して詳しく話すか、この例文のように月日の流れに沿って、短めに入れるとよいでしょう。
他の例文も見て、具体的なスピーチの組み立てに入りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。

結婚式は、一生に一度あるかないかの一大イベント。スピーチも、できるだけ思い出に残るような、感動的なものにしてみたいあなたは、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
例文はあくまでも例文ですので、色んなスピーチ例を参考にしながら、ご結婚される方への素直な祝福の気持ちを伝えれば、かならず喜んでいただけるはずですよね。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
結婚式の友人代表スピーチについて、例文とともにスピーチの組み立て方や話の進め方を紹介しました。
友人代表スピーチのプレッシャーから、少しは解放されましたでしょうか?
ますますプレッシャーになってきたというあなた。
それは、まだ、文章を書き始めていないからです。まずは、友人とのいろいろな思い出を書き出してみて下さい。
自分で満足いくようなものができれば、それで十分です。あなたの気持ちが友達にも伝わり、心に残るスピーチになることでしょう。
新郎新婦にとっても、あなたにとっても素敵な一日になることを願っています。