毎日の食事を作るキッチン。家族の健康のためにも衛生的なキッチンで料理を作りたいですよね。そこで今回は、キッチンの簡単お掃除方法を場所別にご紹介します。
② レンジフード(換気扇)
③ キャビネット
④ シンク
⑤ 床・壁
合わせて、おすすめの掃除グッズやキレイを保つコツなども紹介しています!さっそく今日から実践してみましょう!
掃除を始める前に
キッチンの掃除を始める前に、窓を開けたり換気扇を使って、換気を行います。換気により湿気やほこりを外に出してから掃除を行うと、より効率的にキレイにすることができます。
コンロ周り
(1)ゴトク
①シンクにポリ袋を敷くか排水フタで栓をし、お湯(35~40℃くらい)をためます。台所用中性洗剤をお湯に溶かし、5~10分つけおきします。
②汚れが浮いてきたら、スポンジか歯ブラシにクレンザーをつけてこすります。
③お湯で洗剤を洗い流し、しっかり水気を拭き取ります。
【商品紹介重曹オレンジペースト 300g】
こちらは研磨作用のある重曹と油汚れに効果の高いオレンジを混ぜたクレンザーとなっており、オレンジのいい香りが特徴です。なおクリームクレンザーは各社発売していますので、自分に合ったクレンザーを探してみましょう。
(2)バーナーキャップ
竹串をバーナーの穴に差し込んで掃除をします。
(3)トッププレート
①台所用中性洗剤をスポンジにつけ、円を描くように磨きます。このとき、タワシなど硬いものでこすると傷をつける恐れがあります。必ず柔らかい布かスポンジで拭くようにしましょう。
②水拭きで洗剤を落とした後、から拭きを行います。なお、トッププレートは重曹と酢でも掃除することができます。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
【重曹でガス台を掃除 2014年11月15日(土)】
家族総出でキッチン掃除をしている様子を見ることができ、掃除の具体的な効果を見ることができます。
(4)魚焼きグリル
①使用後、温かいうちにスポンジに台所用中性洗剤をつけてお湯をかけながら洗います。
②洗剤成分をしっかりと洗い流しますなお、フッ素コーティングされている場合は、クリームクレンザーや固いスポンジを使うとコーティングがはがれてしまうことがあるため、注意が必要です。
レンジフード(換気扇)
レンジフードを掃除する場合、まず初めにブレーカーを落とすか電源プラグを抜いておきます。パーツの外し方は羽の形によって異なります。
(1)ドラムファン
①取っ手を持ちあげて手前に引き、フィルターを取り外します。
②ベルマウス(羽根のカバー)はねじを緩めて下にスライドさせて取ります。
③ツマミを回してファンを外します。
(2)プロペラファン
①取っ手を持ちあげて手前に引き、フィルターを取り外します。
②ファンを手で抑え、ツマミを外してからファンを抜きます。
③換気扇カバーの下部分を手前に引き、上部のツメを抜いて外します。
(3)掃除方法
パーツを外したら掃除をしましょう。こちらは羽根の形状に関わらず掃除方法は同じです。
①中性洗剤を布に含ませ、レンジフードを拭きます。このとき、角に汚れが溜まりやすいため、とくに念入りに行います。なお、本体カバーの掃除の際にはこちらの道具もおすすめです。
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レンジフードについたしつこい油汚れを分解してくれるとともに、手にも優しいので気軽に使えるシートです。
②中性洗剤を入れたぬるま湯にフィルター・ファンを浸します。
③フィルターは目に沿ってスポンジや歯ブラシなどで汚れを落とします。
④ファンは固すぎないタワシ・ブラシで磨きます。
⑤各パーツに水気が残っていない事を確認し、取り付けます。
キャビネット
(1)扉
①お湯で薄めた台所用洗剤を布につけて拭きます。
②お湯で固く絞った雑巾で洗剤成分を拭き取り、乾拭きします。
(2)取っ手
台所用中性洗剤をかけ、ぬるま湯で固く絞った布で拭きます。
(3)キャビネット内部
①中のものをすべて出し底を拭きます。
②台所用中性洗剤を含ませて、固く絞った布で汚れを拭き取ります。
③洗剤成分が残らないよう水拭きをしてから、から拭きをします。
シンク
シンクは素材によって掃除方法が変わります。
(1)ステンレス製シンク
①スポンジに台所用中性洗剤を含ませ、筋目に沿って拭きます。
②洗剤成分を洗い流した後、から拭きします。また、重曹と酢を使っても掃除することができます。
①工業用重曹を含ませたスポンジで拭きます。
②酢を振りかけ、炭酸ガスを発生させます。
③30分ほどおいたら、お湯をかけます。
また、酢のにおいが苦手な方にはこのような商品がおすすめです。
【商品紹介:重曹+お酢台所クリーナー 詰替 350ml】
こちらは最初から重曹と酢が混ざっているため、酢のにおいを気にすることなく掃除することができます。なお、塩素系漂白剤を使うとさびの原因となります。また、固いスポンジやたわしで磨くと傷の原因となるため、必ず柔らかいスポンジで拭きましょう。
(2)樹脂製シンク
①スポンジに台所用中性洗剤を含ませて円を描くように磨きます。
②洗剤を洗い流します。なお、塩素系漂白剤や塩素を使うと変色の原因となるため、注意が必要です。また、樹脂製シンクの場合も重曹・酢をつかった掃除が可能です。
(3)ホーロー製シンク
①中性洗剤をウレタンスポンジか柔らかい布につけて拭きます。なお、酸性・塩素系洗剤・粉末クレンザーを使用すると傷の原因となるため、必ず中性洗剤を使用するようにしましょう。
②シンク底面にたまったゴミや鉄粉を洗い流します。水道水などに含まれる鉄粉が赤さびになることがあるため、洗い流します。
(4)排水口
①菊割れゴムを排水口から外し、スポンジを濡らしたら台所用中性洗剤を含ませてこすり洗いをします。
②ゴミ収納バスケットを、スポンジで洗ってから歯ブラシでこすり洗いします。
③排水口の水のたまった部分(排水トラップ)を抜き、歯ブラシでこすり洗いします。
④多くの水で洗剤や汚れを洗い流します。なお、パイプの掃除にはこの道具が使えます。
【商品紹介:加圧式 パイプレスキュー FP-248】
ポンプで加圧、汚れを一気に押し出します。そのため、歯ブラシなどでは届かない部分も掃除することができます。
床・壁
油は床や壁にはね、知らず知らずのうちに汚れているものです。そこで床や壁の掃除には重曹水を使います。普段、床や壁に油が飛んだと思ったら、重曹水で拭いた後、乾拭きを行います。また、汚れを放置してしまった場合は、以下の様に掃除しましょう。
②蒸発しないようラップで保護し、10分ほどおいておく。
③キッチンペーパーをはがして雑巾で拭く
④乾拭きをする
このように、床や壁の汚れは重曹スプレーで簡単に落とすことができます。
重曹スプレーは使える?
コンロ回りや換気扇・魚焼きグリルなど、キッチン回りの汚れの多くは油汚れです。重曹は油を中和する作用があり、きれいに掃除することができます。また、重曹は体に入れても害にはならないため、食品を扱うキッチンでも安心して使うことができます。
重曹を水で溶かした重曹スプレーの作り方、使い方について詳しくはこちらの記事に書かれています。
重曹スプレーは油汚れに強いのですが、重曹が苦手とする汚れもあります。こちらの記事では得意な汚れ、苦手な汚れについても紹介しています。
キッチンをキレイに保つために
キレイに掃除をしたキッチン、できればこのキレイな状態を保ちたいですよね。キッチン周りをキレイに保つコツはこちらになります。
(1)汚れはすぐに拭き取る
コンロやレンジまわりは使用後、余熱が残っているうちにさっと水拭きをします。シンクや水栓金具は、食器を洗った後にから拭きをします。
(2)モノを置きすぎない
モノが多いキッチンは見た目も良くない上に、掃除もしにくくなります。また、湿気がたまりやすく、カビの発生の原因にもなります。そのためキッチンに置くのは必要最小限、収納も7割に抑えるようにします。
いかがだったでしょうか。キッチンは食事を作る大切なところ。常にきれいな状態を保つよう、心掛けましょう。