こんにちは、ライターのなみです。
脂っぽい頭に悩んだことはありませんか?何だか髪がべとつく、変なにおいがする…
かくいう私もかなりの汗っかき体質。気がつくと頭は汗でべっとりし、かゆくなることもあります。
けれどシャンプーで思いっきり洗うと、なぜかさらにかゆくなることが…。
そこでこの記事では、頭皮の脂の過剰分泌を防ぐ方法、頭皮の脂が増える原因、頭皮に優しいシャンプーと正しい髪の洗い方について紹介します。
頭皮の脂を抑える方法
頭皮の脂はたまると酸化し、臭いの原因となります。脂が出すぎないように抑えるには以下の方法が有効です。
(1)食事に気を付ける
皮脂を減らすためにまず大切なことは、体内に脂肪分を増やさないことです。
肉や甘いものはどうしても脂肪になりやすいです。
しかし髪や皮膚もたんぱく質からできているので、できるだけ大豆などの植物性たんぱく質を中心に摂り、脂ものや甘いものは避けるようにしましょう。
(2)生活習慣を見直す
乱れた生活習慣は肌の生まれ変わりを阻害し、皮脂の過剰分泌を招きます。
①良質な睡眠をとる
頭皮の生まれ変わりは夜寝ている間に起こります。寝る前にはテレビや携帯を見ないなど、刺激を避けてから眠るようにしましょう。
②ストレスをため込みすぎない
ストレスをため込むことは体に負荷をかけてしまいます。
自分の好きなことをする・ぐっすりと眠る等適度にストレスを発散し、体に負荷をかけないよう心掛けます。
(3)適度な運動をする
適度な運動はホルモンバランスを整え、皮脂の分泌を正常に戻すことにつながります。また血流も良くなり、脂肪の燃焼にもつながります。
適度な運動はストレスの発散にもつながるので、体の調子を整える為にもぜひ無理のない範囲で運動を行いましょう。
(4)髪の洗い方に気をつける
頭皮を十分に洗えていないと、毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまい、皮膚の生まれ変わりがうまくいかなくなってしまいます。
かといって頭皮を洗いすぎると本来必要な皮脂も落としてしまい、皮脂の過剰な分泌を招いてしまいます。なるべく刺激を与えないよう、丁寧に洗いましょう。
髪の洗い方については、記事の後半部分でしっかりとお伝えします。皮脂がたまる前に除去する方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
シャンプー前の頭皮マッサージが効果的!ということは、知りませんでした。さっそく、実践してみたい方法ですね。
頭皮の脂が過剰に増える原因
(1)体内の脂肪が多い
普段の食生活で揚げ物や肉類といった脂っこいものや、糖質と脂質の高い甘いものをよく食べていると、脂肪が体内に蓄積されていきます。
体はなんとか余分な脂肪を外に出そうとするため、皮脂が多く分泌されるようになります。
(2)肌の生まれ変わり機能の低下
皮脂が毛穴に詰まった状態・運動不足による血行障害・ストレス・偏った食事・睡眠不足など、様々な要因により皮膚の生まれ変わりがうまくいかなくなることがあります。
頭皮を守ろうと皮脂が過剰に分泌されるようになってしまいます。
(3)頭皮の乾燥
暖房や空気の乾燥などにより表皮が乾燥すると、表皮の一番外側である角質層が剥がれ落ち、頭皮を守るバリアが失われてしまいます。
なんとか頭皮を守ろうと毛穴から分泌される皮脂の量が増えます。
(4)洗浄力の強いシャンプーでの洗いすぎ
価格が安く、どこにでも売られている石油・アルコール系シャンプーは洗浄力がとても強く、本来必要な皮脂まで落としてしまいます。
すると必要な皮脂量になんとか戻そうと皮脂が大量に分泌されます。
(5)脂漏性皮膚炎
皮脂が多く分泌される頭皮・顔・わきの下・太ももの裏などで発症する皮膚炎で、生まれて間もない赤ちゃんと思春期以降の成人に多い病です。
症状としてはかゆみ・赤み・皮膚のかさつき・皮膚がはがれるといったことが挙げられ、頭皮で発症した場合はフケ症と似たような感じになります。
赤ちゃんの場合は毛穴が未発達のため起こるのですが、成人の場合は皮脂が多くなるとマラセチアというカビが大量に繁殖、マラセチアが発する代謝物によって炎症を起こすことが原因となっています。
また、ストレス・ビタミンBの不足・生活習慣の乱れなども原因の一つと考えられます。
脂漏性皮膚炎の場合、重症化・慢性化する恐れがあります。皮膚科でしっかりと治療を行いましょう。
頭皮の脂の重要性
べとつくし酸化すると変なにおいを放つ皮脂ですが、実は皮脂は頭皮にとって欠かせないものとなっています。
①保湿効果
皮脂膜が頭皮の細胞内に含まれている水分を蒸発しないよう保護しています。
②殺菌作用
皮脂膜は皮脂と汗が混ざって、弱酸性の状態になっています。弱酸性の状態だと細菌は繁殖しにくくなり、頭皮を守ってくれます。
③頭皮を滑らかにする
油はもののすべりを滑らかにしてくれます。髪や頭皮にある程度脂があることで、髪や頭皮に艶やかさと滑らかさを与えてくれます。
④ほこりや紫外線から皮膚を守る
頭皮は日中、ほこりや紫外線にさらされます。皮脂膜があることにより頭皮に直接ほこりや紫外線といった刺激が頭皮まで届かないようになっています。
ある程度の皮脂は【頭皮を守るため】に重要なものです。
頭皮の脂に効くシャンプー紹介
(1)頭皮の脂に効くシャンプーの選び方
①洗浄力の弱いものを選ぶ
シャンプーは大きく3つに分けられます。
・石鹸系
・アミノ酸系
このうち安価で比較的店頭でもよく見かけるのは「石油・アルコール系」のシャンプーですが、洗浄力が強く本来必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。
洗浄力はやや劣るものの、人の肌に近い「アミノ酸系」のシャンプーで丁寧に洗うようにしましょう。
②有効成分が含まれているものを選ぶ
石油系合成界面活性剤が含まれているものはできるだけ避け、植物由来の油・エキス・馬油といった有効成分が含まれたものを選びましょう。
ただし、体に合わないものを使うと炎症を起こしてしまうので、かならずパッチテストを行ってから使い始めるようにしましょう。
(2)おすすめのシャンプー紹介
① 無添加シャンプー
着色料・香料・防腐剤・品質安定剤が含まれていない植物性アミノ酸系シャンプーです。
余計なものが入っていないので、頭皮や髪にやさしいつくりとなっています。
② スカルプケアもできるシャンプー
画像がでかい(笑)
皮膚科の先生監修のもと作られたシャンプーで、頭皮ケアに有効な新成分「ピロミジロール」が配合されています。
メンズクラブシャンプー部門5年連続1位:年に一度のコスメ大賞シャンプー部門にて1位獲得(2019年8月号)している商品です。
石油系界面活性剤・合成着色料も使われておらず、ブドウ糖由来のグルコシド系・アミノ酸系のシャンプーなので、安心して使えます。
頭皮の脂を防ぐ、髪の正しい洗い方
正しい洗髪方法を知ることで、頭皮の脂を抑えることができます。
①ブラッシング
髪を洗う前に髪の流れに沿って優しくブラッシングし、髪や頭皮についたホコリを落とします。このとき、ブラシはナイロン製だと静電気が起きやすいため、できるだけ動物の毛を使ったブラシを使用します。
②すすぎ
皮脂や汚れの多くは熱に弱く、高温になればなるほどよく落ちます。
40℃以上のお湯だと洗浄力が強くなりすぎるので、必ず32~35℃程度のぬるま湯ですすぐようにしましょう。
③シャンプーをつける
シャンプーを手に取り、両手でしっかりと泡立ててから頭皮につけます。
頭皮で直接シャンプーを泡立てようとすると刺激になってしまうためです。
頭を洗う際は指の腹を使ってもむように洗います。事前にしっかりすすぎを行っていれば軽くマッサージをするように頭皮を洗うだけで汚れを落とすことができます。
④シャンプーを洗い流す
シャンプーが頭皮に残っていると刺激となってしまいます。必ず32~35℃のぬるま湯で、丁寧にシャンプーを洗い流します。
⑤髪を乾かす
髪は濡れている間が一番ダメージに弱いです。
タオルで優しくおさえて水分を吸収し、ドライヤーをまんべんなく当ててしっかりと乾燥させます。
髪の洗い方について、詳しくはこちらの動画をご覧ください。
【髪のお悩み一挙解決!ポイントをおさえるだけでこんなに変わる、正しい頭の洗い方 【カットスタジオルーズ】】
こちらの動画では主に最初のすすぎ~シャンプーをつけた洗い方について解説しています。
髪は洗いすぎるとその分刺激を与えることになります。
シャンプーを使ってしっかり洗うのは1日1回程度にしましょう。また頭皮は夜寝ている間が一番生まれ変わります。
シャンプーを使って洗うのは夜寝る前、1日の汚れを落とす時にしましょう。
まとめ
今回、この記事では以下のことについてご紹介しました。
① 食事に気を付ける
② 生活習慣を見直す(良質な睡眠・ストレス発散)
③ 適度な運動
④ 髪の洗い方に気をつける・頭皮の脂が過剰に増える原因
① 体内の脂肪が多い
② 肌の生まれ変わり機能の低下
③ 頭皮の乾燥
④ 洗いすぎ
⑤ 脂漏性皮膚炎・頭皮の脂の重要性
(保湿効果・殺菌作用・頭皮を滑らかにする・ほこりや紫外線から皮膚を守る)・頭皮の脂に効くシャンプー紹介
①頭皮の脂に効くシャンプーの選び方
(洗浄力の弱いものを選ぶ・有効成分が含まれたものを選ぶ)
②おすすめのシャンプー紹介
(無添加シャンプー・スカルプケア)・正しい髪の洗い方
(ブラッシング・すすぎ・シャンプー・髪をかわかす)
今まで私は少しでも頭皮の脂を落とそうと力強く洗っていました。しかし、それがかえって頭皮や髪にダメージを与えていたと知りました。まずは生活習慣を見直し、頭皮に優しい髪の洗い方を心掛けたいと思います。