ライターのMichelleです。
毎年、5月下旬頃になると「沖縄地方は梅雨入りしました」というニュースが報道され、6月にはいよいよ全国的にジメッとする季節がやってきます。
体のまわりの空気が腕にまとわりつくようなあの感覚、とても不快ですよね。
そんな時にどこの家庭でも大活躍してくれるのが、エアコンではないでしょうか。
スイッチ一つで快適な空気を出してくれるエアコンですが・・・使用前のお掃除、済んでいますか?
「分かってはいるものの、なかなかやらないのよねー」というお気持ち、よく分かります!
ですが、エアコンは部屋全体の空気を左右するアイテムです。
エアコンが汚れているとカビの胞子が部屋中に撒き散らされる恐れがありますから、フル稼働させる前にしっかりとお掃除するのがおすすめです。
そこで今回は、エアコンの「吹き出し口の掃除」について詳しくご紹介します。
目次
エアコン吹き出し口 掃除の必要性
エアコンを使用する前に、しっかりとした台や椅子に乗ってエアコンの吹き出し口を見てみると分かりますが・・・
驚くほどの汚れ・ホコリが付いています。
そんな汚れ・ホコリがついたままエアコンを稼動すると・・・どうなるかは想像できますよね?
汚れがついたままのエアコンを稼働すると、エアコンの表面についた汚れ・ホコリだけでなく、内部で発生したカビまでもが室内に拡散されてしまいます。
健康な方はもとより、小さなお子さんや喘息に気をつけたい方がいらっしゃるご家庭では、吹き出し口は特にキレイにしておきたい部分なのです。
汚れた空気がエアコンから出てくるところを想像すると、もう、今すぐにでも掃除してしまいたい!と思わずにはいられません。
この後、自分でできるエアコン吹き出し口の掃除方法を紹介していきます。
さらにエアコンの吹き出し口だけでなく、エアコンをできるだけ自分で分解して洗浄したい!と思われた方はこちらの記事を参考にしてください。
エアコンも、意外と自分でしっかりと洗浄できるものだということがわかります。
エアコンの吹き出し口 掃除に使う道具
では、エアコンの掃除をする前に必要な道具を準備します。
エアコンの吹き出し口は外から見える風向きを変更する「ルーバー」と、内部で風を送り出している「シロッコファン」で構成されています。
シロッコファンを掃除することで、エアコン独特の嫌なニオイを軽減させることもできますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
用意する道具は以下の通りです。
・エアコンの取扱説明書
・ビニール袋(エアコンから出てくる汚水をキャッチできる大きさのもの)
・養生テープ(ビニール袋を壁やエアコンに貼り付けるので、剥がした時に跡が残らないものがおすすめ)
・スプレー式洗浄剤
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・ブラシ
【商品紹介:Amazon】みぞすっきりサッシブラシ
・空のペットボトル+フタ
・タオル
・掃除機
・バケツ(汚水をためる容器)
上記のもの以外に目や皮膚を保護するためのメガネやゴム手袋があると、さらに安心して作業ができます。
エアコンの吹き出し口 掃除の手順
準備ができたら、実際にエアコンの吹き出し口を掃除してみましょう。
1)電源プラグを抜く
エアコンの掃除には洗剤や水を使います。
感電事故を起こさないためにも、作業の前には必ず電源プラグを抜いておきます。
2)ビニール袋をエアコンに貼り付ける
洗剤やすすぎの水をキャッチするために、送風口の部分にビニール袋を貼り付けます。
ある程度の重みにも耐えられるようにしっかりと貼るのがポイントです。
※掃除中にエアコンの周りや下の部分に水が漏れてしまうこともあります。念のため、周りには濡れると困るものは置かないようにしましょう。
3)ルーバーを外す
取扱説明書に従って、エアコンの風向きを変えるルーバーを外します。
すると、奥にあるシロッコファンが見えるようになります。
この時点でシロッコファンにブラシが届かないような場合は自分で掃除することはあきらめましょう。
※外したルーバーは重曹を入れた水などをスプレーして、拭くことでキレイになります。
重曹スプレーの作り方やエアコン以外の掃除への応用方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
4)ブラシと掃除機で掃除をする
シロッコファンの見えている部分をブラシで軽くこすり、掃除機で大きなホコリなどを吸い取ります。
5)スプレー式洗浄剤をかける
シロッコファン全体にスプレーしておきます。
6)ブラッシング
ブラシでシロッコファンを掃除します。
可能であれば、シロッコファンを少しずつ手で回して全体が掃除できるとなおよし!です。
7)すすぎ
ペットボトルに水を入れ、フタを閉めます。
フタの中心に小さな穴を開け、そこから水を出してシロッコファンにかけた洗浄剤を洗い流します。
※この時、エアコンの下につけたビニール袋が重くなり、養生テープが外れてしまうことがあります。水が貯まり過ぎないように気をつけつつ、作業をおこないましょう。
こちらの動画では、業者が高圧洗浄機を使ってシロッコファンをすすいでいる様子がご覧になれます。
【youtube動画】【エアコン掃除】吹出口部分の高圧洗浄 の様子
エアコンから流れ出た水の色で、内部がどれだけ汚れているのかよく分かります。
8)乾燥
すすぎが終わったら、エアコン内部がある程度乾くまで待ちます。
乾燥を待っている間に、取り外したルーバーを取り付けておきましょう。
9)送風運転をする
エアコンの中がある程度乾いたら、電源プラグを入れて「送風」で運転をします。
運転開始直後は、送風口からエアコン内部に残った水が飛んで出てくることがあります。
送風口にタオルをあてて受け止めましょう。
送風口から水が飛ばなくなったらタオルを外し、そのまま送風運転を数時間続ければ掃除は終了!です。
その他の部分について掃除の仕方
エアコンの吹き出し口だけでこんなにも汚れているなら、他の部分は大丈夫?と不安になりますよね。
エアコンの吹き出し口以外の部分もなるべく自分でキレイにしたい!と思われた方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
エアコンの掃除、業者に頼むとどうなる?
エアコンを動かす前に掃除をする必要性は理解できても、やはり自分で細かくやるには時間も労力もかかってしまいます。
エアコンの台数が多かったり、小さなお子さんがいたりすると、自分でやるのは大変ですよね。
そこで、利用したいのが、業者によるエアコンクリーニングです。
専門家にお掃除してもらうことで、エアコンの汚れを徹底的に落とすことができます。
なんと、数年に一度のペースでもしっかりとエアコンの汚れを落とせば、エアコン自体の寿命を延ばすことができるんです。
有名なエアコンクリーニング業者のお値段や、各社の作業内容などについてはこちらの記事で紹介しています。
養生から片付けまでしっかりとしてもらえるので、安心ですね。
また、他の家事をしている間にエアコンをピカピカにしてもらうことができますので、時間の短縮にもなります。
まとめ
エアコンを本格的に稼働させる前の吹き出し口の掃除方法について用意するものや手順を紹介しました。
エアコンの電源を抜いて見える範囲をキレイにするだけでもエアコンから出る空気をキレイな状態にすることができます。
さらに吹き出し口以外の掃除方法や、業者によるエアコン掃除についても紹介しました。
シーズン前や数年に1度、業者にお願いして徹底的にエアコンの掃除をしてもらうと、空気がキレイになるだけでなくエアコンの寿命が延びることもわかりました。
普段から家族の健康を守るためにと部屋の掃除はマメにしていても、エアコンから出てくる空気が汚れていては意味がありません。
ぜひ、この機会にご家庭のエアコンをキレイにしましょう!